「初心者でもわかるように、ローソク足の見方を解説してほしい…」と今困っていませんか?
お金を貯めて、ついに投資を始めてみた。
せっかく投資するなら、きちんと勉強して利益を狙いに行けるようになりたいですよね。
しかし、チャートに表示されるローソク足の見方がイマイチわからないなら、まだ投資を始めるべきではありません。
今後の値動きを予想できず、大きな損失を抱えてしまう可能性があります。
そんな事態を避けるためにも、基本中の基本である「ローソク足の見方」を初心者でもわかるように徹底解説!
累計受講者数40万人を突破した投資塾「株塾」を運営している私たちが、株の知識がなくてもローソク足の見方を学べるようにお伝えします。
実際の値動きの線を、ローソク足を見るだけでつかめるようになりますよ。
これから投資を始めようと準備している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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ローソク足の色は価格の上げ下げを意味する
ローソク足の色は、価格が上がったか下がったかを意味しています。
つまり色を覚えれば、見ただけで「株価が上昇したのか下落したのか」判断できるようになるわけですね。
上図はYahoo!ファイナンスのNTT株のチャートです。
実際に見てみると、確かに青色は下がっていて、赤色は上がっているのがわかりますね。
使うチャートによっては、色が赤ではなく白だったりするため、事前に確認しておきましょう。
白・赤は上昇を意味する
白・赤色は、株価上昇を意味します。
上図は、みんかぶの三菱UFJフィナンシャル・グループのチャートです。
白い部分で上昇していることがわかりますね。
ローソク足の色は、自分で設定できるツールもあるため、好きな色を選ぶと良いでしょう。
おすすめは他のチャートでも採用率の高い白色か赤色です。
黒・青は下落を意味する
黒・青色は株価下落を意味します。
例えば上図は、カゴメのチャートです。
青色のローソク足が多く、「株価下落の日が多い」と読み取ることができますね。
5月から6月にかけてのチャートですから、1か月以上下落した日が続いているため、「今後も下落しそうだな」といったように分析を始められます。
まずは色と株価の上げ下げを、見てすぐわかるように覚えましょう。
ローソク足の長さ(四角形+棒線)はどれだけ値動きしたか
ローソク足の長さ(四角形+棒線)は、どれだけ値動きしたかを意味しています。
長いローソク足は値動きが大きい、短いローソク足は値動きが小さいということですね。
ローソク足の長さから、「今日はかなり値動きしたな」と読み取れるわけです。
長ければ長いほど値動きしている
ローソク足の長さが長ければ長いほど、値動きの幅は大きいです。
これまでくらべてかなり長いローソク足が出現したときは要注意。
もしかしたらのその企業に関するニュースが出ているかもしれません。
逆に短いローソク足は、ほとんど値動きしなかった証拠ですね。
同じ長さでも値動きの仕方は異なることも
ローソク足の長さが同じだったとしても、どのように価格が動いたかは異なります。
一直線に上昇したのか、それとも上下を繰り返しながら最終的に上昇で終わったのかは、ローソク足を一つ見るだけではわからないのです。
1日1本のローソク足で見る以外にも、1時間1本・1分1本など時間の単位を変えることで、より細かな値動きを見ることができます。
とはいえ、まずは長いローソク足を見たら「色々あったかもしれないけど、最終的には上昇した(下落した)」と捉えておけばOKです。
ローソク足の四角形は何を表している?
ローソク足は、四角形と棒線で構成されています。
四角形の部分は、取引が始まった時の値段と、終わった時の値段の幅で決まります。
始まりと終わりの値段が異なる程、四角形は長くなるわけですね。
取引が始まったときの値段
四角形の片方は、取引が始まった時の値段を示しています。
上昇している赤色のローソク足なら下側、下落している青色のローソク足なら上側ですね。
株式市場は、9時から11時30分までと、12時30分から15時まで開いています。
つまり9時の株価を示しているわけですね。
取引が始まった時の値段のことを「始値(はじめね)」といいます。
ローソク足を見るだけで、その日の株価がいくらから始まったのかもわかるのです。
取引が終了したときの値段
ローソク足の四角形、もう片方は取引が終わった時の値段を示しています。
株式市場が閉まる時間、15時の株価となるわけですね。
取引が終わった時の値段のことを「終値(おわりね)」といいます。
始値と終値が近い値段であればあるほど、ローソク足は短くなるということです。
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ローソク足の棒線は何を表している?
ローソク足の上下に突き出ている棒線、いったい何を表しているのでしょうか。
棒線は、最も高い時と最も安い時の値段を表しています。
上と下の棒線について、それぞれ見ていきましょう。
その日最も高かったときの値段
上に突き出ている棒線は、その日最も高かったときの値段を示しています。
100円でスタートした株価が、お昼ごろに200円にまで上がったが、その後下がって150円で終わったなら、200円が最も高い値段ですね。
その日最も高かった時の値段を、「高値(たかね)」といいます。
その日最も安かったときの値段
下に突き出ている棒線は、その日最も安かったときの値段です。
安ければ安いほど、棒線も下に長く伸びていくわけですね。
その日最も安かったときの値段を「安値(やすね)」といいます。
ローソク足を見るだけで、その日始まったときの値段・終わったときの値段・最高値・最安値がわかるわけですね。
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棒線しかないローソク足は何?
ローソク足を見ていくと、棒線しかないタイプのローソク足があります。
上図は、フュージョンという銘柄のチャートです。
パッと見ただけだと、ローソク足がほとんどないようにも見えますね。
このように棒線しかないタイプのローソク足は、「その日値動きしなかった」「最初と最後が同じ値段だった」ときに出現します。
始まりと終わりの値段が同じ
始まったときの値段と、終わったときの値段が同じだった場合、横棒のようなローソク足となります。
その日ほとんど値動きしなかったことが読み取れるわけですね。
上下に線が伸びている場合は、「値動きはしたけれども、結局最初の値段に戻った」ことを意味します。
この横棒のローソク足が出現しているときは、「買いと売りの勢いが拮抗しているな」ともとらえられますね。
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取引数が少ない銘柄にもよく出現する
横棒のローソク足は、取引数が少ない銘柄にもよく出現します。
取引する人が少ないから、値段も動きづらいわけですね。
にもかかわらず、先ほどのフュージョンのチャートを見てみると、横棒のローソク足ながらも、価格は動いています。
これは、株式市場が閉まっている間に買いや売りの注文が溜まっており、市場が始まった瞬間に価格が動いた状態からスタートするからです。
買い注文がたくさん溜まっていれば、その分価格も一気に上がった状態でスタートするイメージですね。
詳しく知りたい方は、始値についてまとめた記事でチェックしてみてください。
ローソク足の見方をマスターしたらパターンを覚えていこう
ローソク足の見方をマスターしたら、様々なパターンを覚えていきましょう。
ローソク足には、様々な種類やパターンがあります。
そのパターンを覚えることで、今後の値動きを予想できるようになるのです。
「このパターンだから暴落するかもな」「この種類のローソク足ならまだ上がるな」
投資で利益を積み重ねていくためにも、ローソク足の知識をさらに深めてきましょう。
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まとめ
ローソク足の見方は、初心者にとって最初のハードルともいうべき存在です。
そこでつまずいてしまい、投資をあきらめるのは勿体ないですから、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
一度ですべて覚える必要はありません。
毎日少しの時間でもいいですから、まずはチャートを見る癖をつけましょう。
ローソク足を見るだけで、値動きがイメージできるようになったら、次のステップに進んでくださいね。
チャートには窓がある?「窓開け」「窓埋め」について徹底解説します
これまで10以上のメディア運営に従事。現在は自身も株塾で学びつつ、毎日コンテンツ作成をし続ける。
あらゆるジャンルで編集者として活動してきた経験を活かし、初心者から上級者まで役立つ記事を作成。
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