PERやPBRって?株式投資初心者が覚えておきたい銘柄の指標

こんにちは、インテク事務局です。

みなさんは株式投資を行う際、どのような基準で銘柄を選び、そしてトレードしているでしょうか。

初心者の方であれば好きな企業や気になる企業の銘柄を買ってみたり、割安な銘柄を探すために様々な情報を集めているかと思います。

そんな銘柄選びの際にPERやPBRという単語を目にしたことがあるのではないでしょうか。

このPERやPBRは「株価指標」と呼ばれる企業の財務状況などを数値化したものです。

PERやPBRを使えば株価が割安なのか、それとも割高なのかなどを探ることができます。

割安な銘柄を見つけることができれば、企業の業績次第では株価上昇を期待することも可能です。

そこで今回は、銘柄選びで使われるPERやPBRなどの株価指標について紹介をします。

この記事でわかること

  • PERやPBRなどの株価指標について
  • 株価指標はどのように使えばいいのか
  • 株価指標で割安な銘柄を見つける以上にトレードで大切なこと

銘柄選びで使われる株価指標

株式投資を行う際には、まず始めにトレードを行うための銘柄を選ばなければなりません。

銘柄選びの際にPERやPBRといった単語を見かけることがありますが、これらは企業の財務状況などを数値化したものであり、現在の株価が割安割高なのかを探ることができる指標です。

つまり銘柄を選ぶ際に株価指標を使えば、割安な銘柄を見つけて株価上昇を狙うことができるのです。

しかし株価指標にはPERやPBR以外にも、EPSやROAなど様々あります。

そこで、覚えておきたい株価指標と、余裕があれば覚えておきたい株価指標に分けて紹介をしていきます。

覚えておきたいPERとPBRとROE

まずは株式投資初心者が覚えておきたい株価指標を紹介します。

PER「株価収益率」

PERは、株価÷1株当たりの利益(EPS)で計算される株価収益率のことです。

現在の1株当たりの利益に対して何倍の株価があるのかを知ることができ、PERの数値が低いほど株価が割安であると判断し、数値が高いと割高であると判断することができます。

(PERの数値が8倍であった場合に、毎年同じ純利益が得られるとして8年で元が取れると考えられることもあります。)

PBR「株価純資産倍率」

PBRは、株価÷1株当たりの純資産で計算される株価純資産倍率のことです。

企業の純資産に対して株価は何倍買われているのかを知ることができます。

PBRの数値が低いほど株価は割安であると判断し、数値が高いと割高であると判断することができます。

ROE「自己資本利益率」

ROEは、当期純利益÷自己資本×100で計算される自己資本利益率のことです。

投資家から得た資本に対してどれだけの利益を得られたかを知ることができます。

ROEの数値が高ければ経営効率が良く、ROEの数値が低ければ経営効率は悪いと判断することができます。

上記3つの株価指標はPBR=PER×ROEの式が成り立ち、PER=PBR÷ROEも成り立つので、覚えておくと良いでしょう。

そのためROEが上昇しやすい企業はPERが低下しやすく、ROEを追っていくことで株価が上昇しやすい銘柄を見つけることも可能となります。

そして、一般的にはPBRは1倍以下でPERは〇〇倍以下であれば割安と紹介されることもありますが、必ずその通りになるわけではないので注意をしましょう。

またPBRの場合は、1倍は株価と資産が同じ状態であるため1倍以下であれば割安と判断できますが、PERは業種ごとによって利益などが違うためセクターで比較をしていかなければなりません。

例えば、サービス業の平均PERは50以上あるのに対して、銀行業の平均PERは10程度という場合があります。

その場合は全体での平均した〇〇倍という数値が役に立たないのです。

PERを使う時は必ずセクターやライバル企業と比較をしながら、株価が割安なのかを判断しましょう。

余裕があればEPSとBPSとROAも

基本的に初心者であればPERとPBRとROEを何となく覚えておけば問題ありません。

もし余裕があれば、EPSやBPSなども覚えてみると良いでしょう。

ここでは簡単にEPSとBPSとROAについて紹介をします。

EPS「1株当たりの利益」

EPSは当期純利益÷発行済株式総数で計算される1株当たりの利益です。

投資家が投資をした株で1株あたりどのくらいの利益を上げているか判断することができ、EPSが高ければ企業の収益力が高く株価上昇を期待することができます。

さらにEPSは成長率を見ることも大切であり、前期や前々期と比較をして成長を続けている企業であれば株価上昇も期待できるので比較をしてみましょう。

BPS「1株あたり純資産」

BPSは、純資産÷発行済株式総数で計算される1株あたりの純資産です。

1株あたりの純資産が高ければ純資産が多く負債が少ないということで、投資先企業の安全性を判断することができます。

ROA「純資産利益率」

ROAは、当期純利益÷純資産で計算される純資産利益率です。

企業の純資産をどれだけ活用して利益を得ているかを判断することができます。

ROAが高ければ資金効率よく稼げていると判断でき、ROAが低ければ資金効率が悪いと判断することができるのです。

ちなみにROAはROEと似ていると気づかれた方もいるかもしれませんが、ROEでは企業が持つ負債が含まれておらず、ROAでは負債を含む資産で計算されているといった違いがあります。

PERやPBRを参考に割安銘柄を選んでも必ず株価が上昇するとは限らない

PERやPBRを覚えると、早速銘柄を選ぶ際に活用して割安株を見つけようと思うかもしれません。

しかしこれらの株価指標だけを参考にして銘柄を選んでしまうと、株価が上昇せずに利益を得られない場合が出てきます。

株価指標では現在の企業の業績状況を判断しており、投資家が最も魅力を感じる企業の成長性や魅力を見つけることは難しいのです。

現在の業績が良くても将来的に企業を成長させるだけのサービスを現在展開しているのかや、新商品を打ち出せるのかが重要であり、先行きが分からない企業だと投資が行いづらいためです。

そのためPERやPBRだけを参考にして割安株を見つけて投資をしても、株価上昇が期待できない場合が多いと言えます。

では初心者が銘柄を選ぶ際にはPERなどをどのように活用していけば良いのでしょうか。

ここからは銘柄を選ぶ際にどのような事に気を付ければ良いのかを紹介をしていきます。

株価指標で割安な銘柄を選びつつも、テクニカルでしっかりと分析をしていく

まず銘柄を選ぶ際にはPERなどの株価指標だけで選ぶのではなく、テクニカル分析などを活用して今後の株価上昇もしくは変動を予測できるかを参考にしましょう。

気になった銘柄のチャートでテクニカル分析を行えば、その後の株価の値動きをある程度予想することができます。

そこから株価の上昇もしくは下落を予測して、買いもしくは売りを検討するのがおすすめです。

それと同時にPERやPBRなどを参考にして、割安なのか割高なのかを判断すると良いでしょう。

つまり、株価指標は参考程度にした方が良いです。

基本的に企業が発信する情報や財務状況と、投資家たちがどのような心理で投資を行っているのかはチャートに全て含まれています。

テクニカル分析の結果として買いを判断したのに、株価指標の状況が悪かったため買うのを辞めてしまうと、結果的に株価が上昇してチャンスを逃してしまうという結果になる場合もあります。

あくまでも株価指標は現在の企業の財務状況を示しており、これからの未来を指示しているわけではないということを理解しておきましょう。

ちなみにテクニカル分析を行うにあたり、そもそもどのような銘柄を選べば良いのか基礎がわからないという方もいるもしれません。

そういった場合には初心者におすすめの株の買い方とは? プロも活用する3つの基本ポイントを押さえようで詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

そのため、基本は上記記事を参考に銘柄を選出し、テクニカル分析で価格変動が予測できそうな銘柄を選びつつ、参考程度にPERやPBRを確認すると良いでしょう。

まとめ

  • PERやPBRなどを使えば株価が割安なのかを知れる
  • 株価指標はあくまでも参考程度におさえておく
  • 割安な銘柄を見つける以上にテクニカル分析で株価変動を予測できるかが大切

いかがでしたでしょうか。

株式でトレード行う際にはこれから株価がどのように動くかを知るのが大切であり、株価の割安割高を知れたり企業の業績を分析できる株価指標は補助的な役割で使うのがおすすめです。

だからといって覚えておかなくても良いというわけではなく、最低限PERとPBRとROEは覚えておくようにしましょう。

テクニカル分析で株価を予測できた上で株価が割高なのか割安なのかを知っていれば、さらにワンランク上のトレードを行えるようになるためです。

英語なのでとっつきにくい面もありますが、時間があり時にチャートを見ながら一緒に考えてみてください。

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