外貨預金のデメリットは?リスクやメリットを徹底解説

外貨預金のデメリットは?リスクやメリットを徹底解説

「外貨預金って儲かるの?」

「外貨預金のメリットやデメリットって?」

「リスクはないの?」

メガバンクの普通預金の金利はわずか「0.001%」と、現在の日本は超低金利時代が続いています。

そのような状況下で、資産運用のひとつとして注目されているのが「外貨預金」です。

外国の通貨で預金する外貨預金は、主に金利の高さで人気を集めています。

しかし外貨預金には、日本円での預金にはないリスクもあるので注意しましょう。

今回は「外貨預金」について詳しく解説します。

この機会に、外貨預金の仕組みやリスクをしっかりと理解しておきましょう。

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目次

外貨預金とは

外貨預金とは、日本円ではなく「アメリカドル」や「ユーロ」など外国の通貨で預金をすることです。

外貨預金の金利は国の情勢や経済状況などによって変動し、それぞれの国の通貨によって異なります。

一般的に、外貨預金の金利は日本円で預金するよりも高い傾向があります。

金利が高ければ受け取れる利息も多くなるため、「外貨預金で資産を増やしたい」という人が少なくありません。

外貨預金は、定期で預ける「外貨定期預金」が一般的ですが、普通預金の「外貨普通預金」もあります。

外貨預金を始めるには、金融機関で外貨預金口座を開設し、日本円を外貨に換えて運用します。

一定期間運用した後は、日本円で戻して引き出すのが一般的です。

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外貨預金のメリット

外貨預金のメリットとして、主に以下の3点が挙げられます。

金利が高い

外貨預金が人気を集める最大の理由は、日本円による預金よりも高い金利が期待できることです。

日本円による預金は低金利が続いているため、外貨預金の高い金利は魅力を増しているのです。

2022年4月現在、一般的な日本円による預金の金利は、普通預金でわずか「0.001%」にすぎず、定期預金でも「0.002%」ほどです。

これに対し、外貨普通預金の金利は「アメリカドル(USD)」が「0.010%」、「南アフリカランド(ZAR」)が「0.500%」、「トルコリラ(TRY)」が「0.250%」などとなっているのです。

金融機関のキャンペーンで「外貨定期預金で年利5%!」などとうたう商品もあり、金利の高さに惹かれる人は少なくないでしょう。

為替変動による利益が出る可能性がある

外貨預金では、為替レートの変動によって利益が生じる場合があります。

預け入れを始めたタイミングよりもレートが円安になれば、日本円に換算した場合の外貨預金額が、初めに預け入れた円貨額よりも大きくなるのです。

為替レートの状況によっては、大きく資産を増やせる可能性があります。

通貨を分散できる

為替変動に備えて、通貨を分散して保有しておくことで、資産を守ることができます。

日本は食料品のほか原油などのエネルギー資源を輸入に頼っており、円安が進行し輸入品の価格が上がると、生活費に影響してきます。

日本の経済成長に不安を感じる人は、より経済成長を期待できる国の通過を保有することで、将来の円安に備えることができるでしょう。

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外貨預金のデメリット

外貨預金のデメリットは、主に以下の3点が挙げられます。

為替変動による損失リスクがある

為替レートの変動は、利益をもたらすこともありますが、逆に損失となるリスクもあります。

預金していた外貨を円に交換する際、預金開始時よりも円高になっていると、円に換算した外貨預金額が当初預け入れた円貨額を下回る「元本割れ」の状態になってしまう可能性があるのです。

為替レートの変動は、政治の混乱や災害などさまざまな要因が複雑に絡み合って生じるため、その動きを予測することは極めて困難です。

為替手数料が必要

外貨預金は、日本円で外貨を購入するため、日本円を外貨に交換するための為替手数料が必要となります。

逆に外貨を日本円に交換する時にも、為替手数料が必要です。

その手数料は金融機関によって異なりますが、手数料がかかる分、手元に残るお金は減ってしまいます。

ペイオフの対象にならない

日本円による預金であれば、前回解説した預金保険制度により、金融機関が破綻しても元本1,000万円とその利息分が保護されます。

しかし外貨預金は制度の対象外のため、金融機関が破綻してしまっても保護されることはありません。

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まとめ

外貨預金について解説しました。

外貨預金は、高い金利をはじめ、為替変動による利益の可能性など日本円での預金にはない魅力があります。

その一方で、為替手数料が必要であったり、為替変動による損失のリスクなどがあることには注意する必要があるでしょう。

為替レートは常に変動しているため、利益が出るタイミングで日本円に交換できるタイミングを狙えるよう、長期で保有できる金額の範囲で運用すると良いでしょう。

さらに外貨預金は、金融機関が破綻してしまうと預金保護の対象とならないため、あくまで余裕資金で行うのが鉄則といえます。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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