「株について勉強したいけど、何から始めるべきかわからない」と困っていますか?
いきなり株を始めるのは不安ですから、ある程度勉強してから取り組みたいですよね。
実際、株をするなら絶対に勉強しておくことをオススメします。
では、何から勉強していくべきなのか。
さっぱりわからないあなたのために、目的別に「ここから勉強を始めれば大丈夫」という最速勉強ルートをまとめました。
無駄な内容は一切入れていませんから、最短で株について勉強を進められます。
実は弊社は、累計受講者数40万人を突破した「株塾」を運営している会社です。
「初心者は何から勉強すればいいのか」、数多くの塾生を見てきた弊社だからこそオススメできる内容ですから、ぜひ参考にしてください。
株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ
株は銘柄の選び方から勉強すべき
株について勉強するなら、「銘柄の選び方」から始めましょう。
間違った銘柄選択をしてしまうと、大きな損失を抱えかねないからです。
株の仕組みを理解していたとしても、どの銘柄に投資するかで、結果は大きく変わってきます。
口座の開設方法や注文方法がわかっていても、「銘柄の正しい選び方」がわからずに、100万円損する銘柄を選んでいては意味がないですよね。
自分にとって本当に価値がある銘柄を、自力で見つける必要があるのです。
銘柄の選び方は投資の目的で決まる
投資の目的によって、銘柄の選び方は異なります。
短期でお金を増やすためにデイトレード・スイングトレードをしたい人が、銘柄を選ぶ際にどんな優待を受け取れるかなどを見比べることはないからです。
銘柄を選ぶうえで見るべき情報はさまざまありますが、特に注目すべき要素は、投資の目的によって変わってきます。
投資の目的をハッキリさせて、銘柄の正しい選び方を身につけるために、何から勉強すべきか確認していきましょう。
下記で、実際に自分がどれに当てはまるかチェックしてみてください。
ファンダメンタルズ分析とは、企業の本質的な価値を分析する分析手法のことで、長期投資向きです。
一方、テクニカル分析は、過去の株価からトレンドやパターンを把握し、今後の動きを分析するもので、短期投資向きであるといえます。
ファンダメンタルズは、企業分析にかなり時間を要するため、株初心者であればテクニカル分析がオススメです。
上のチャートでたどり着いたものから、勉強を進めてください。
それぞれ詳しくまとめていますので、当てはまったものを確認しましょう。
優待目的なら利回りから
優待目的で株をやるなら、利回りから勉強しましょう。
利回りを理解していなければ、損をする可能性が高くなるからです。
例えば、A社銘柄を買って100円分の金券を優待品として受け取ったとします。
しかし、A社の株主優待を受け取るためには、100万円の投資が必要だとしたらどうでしょうか。
100円のために100万円を投資しているのでは、お得だとは言えないですよね。
利回りは、そんな「銘柄がお得かどうか」というのがわかるようになる指標です。
優待目的なら、まずは利回りから勉強して、お得な銘柄を選べるようになりましょう。
利回りには、優待の価値を表す「優待利回り」と、配当金の価値を表す「配当利回り」の2種類があります。
利回りの計算式は以下の通り。
優待利回り(%)=優待の価値(円)÷投資金額(円)×100
配当利回り(%)=1株当たりの配当金(円)÷株価(円)×100
利回りの良いかどうかを判断するうえでの目安は、3%以上です。
それでは実際に、SFPホールディングス(3198)の場合で見てみましょう。
株価は2,144円(2024年1月26日時点)、受け取れる優待は8,000円相当(年間)の食事券です。
優待は100株で受け取れるようになるため、必要な投資金額は214,400円。
つまり優待利回りは、8,000÷214,400×100=3.73%となります。
利回り3%以上ですから、上記の優待はお得だと判断できるわけですね。
あくまでも3%は目安ですから、ほかの株主優待目的で投資を行っているブロガーなども参考にして「自分に取って価値を感じる利回りが何%以上なのか」考えていきましょう。
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ファンダメンタルズなら企業情報から
ファンダメンタルズ分析をするのであれば、企業情報から勉強しましょう。
投資でお金を増やすためにも、その企業が健全かどうか、成長が見込めるかどうか、企業情報から読み取る必要があるからです。
例えば、もうすぐ倒産しそうな企業があるとします。
企業の業績や財務状況を確認すればその企業が倒産しそうかどうかわかったにも関わらず、「企業情報の見方」がわからないから気付かずそこに投資してしまった…なんてことになりかねないのです。
逆に企業情報をしっかり分析できれば、「これから伸びていく企業」に投資できます。
そうなれば利益はどんどん大きくなっていきますね。
そのためにも、企業情報を分析できるように勉強してください。
企業情報を勉強するなら、まず四季報を読めるようになりましょう。
四季報とは、すべての上場企業の情報がまとめられた季刊雑誌です。
季節ごとに発行されるため、四季報と呼ぶわけですね。
四季報を読み込めば、どの銘柄に投資すべきかが見えてきます。
そんな四季報に掲載されている企業情報は大きく6つ。
- 基本情報
- 業績
- 株主情報
- 役員・グループ会社情報
- 配当情報
- 株価情報
どんな会社かを基本情報で知り、儲かっているかが業績でわかります。
そして安全性や将来性を加味したうえで、最終的に投資すべき銘柄かどうかを判断していきます。
企業価値を把握するファンダメンタルズ分析において、四季報はまさにバイブルと呼べるもの。
紙版だけでなくオンライン版もありますから、取り組みやすい形式を選びましょう。
株の正しい勉強方法は?優待・ファンダ・テクニカルそれぞれ完全ガイド
テクニカルならチャートから
テクニカル分析で投資をするなら、まずチャートから勉強しましょう。
チャートが理解できなければ、今後の相場が予測できず、買うべき銘柄もタイミングもわからないからです。
チャートを見れば「今後株価が下がるであろう」ことがわかったのに、気付かずその銘柄に投資していてはもったいないですよね。
相場の動きを予測するテクニカル分析を使いこなすために、チャートを読めるようになるのは大前提といえます。
まずはチャートにおける下記2つを理解しましょう。
- ローソク足
- 移動平均線
ローソク足は、株価の動きを表すものです。
ローソク足を見ていくことで、株価が今後上昇するか下落するかの予測ができるようになります。
移動平均線は、一定期間の株価の平均値をグラフにしたものです。
5日間の平均なら5日移動平均線、20日間なら20日移動平均線です。
移動平均線を使えば、その株価のトレンドや売買タイミングがわかります。
チャートについて勉強するなら、初心者向けの入門書を読むのがオススメです。
まとめ
株について勉強するなら、銘柄の選び方から始めましょう。
そのためにも、まず投資の目的を整理してください。
自分が何から勉強すべきかを把握すれば、目的までの最短ルートがわかります。
株主優待目的であれば利回りから、ファンダメンタルズ分析なら四季報から、テクニカル分析ならチャートから勉強しましょう。
ある程度知識が身についたら、実際に投資して経験を積み重ねていってくださいね。
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著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。