「持ち株が急落して画面を見るのが怖い……」「これから世界恐慌になるの?」株価の暴落に直面すると、誰しもが強い不安に襲われます。
しかし、結論から言えば、株価の暴落は永遠には続きません。歴史を振り返れば、暴落は常に「富の再分配」が行われる絶好のチャンスでもありました。
本記事では、株価が暴落すると具体的にどのような値動きを辿るのか、そして初心者が大損を避けて利益を掴むための「二番底」の見極め方を詳しく解説します。
暴落のメカニズムを知り、正しいトレード技術を身につければ、暴落は「恐怖の対象」から「利益の源泉」へと変わります。
あなたの資産を守り、育てるための具体的なステップを一緒に学んでいきましょう。
株価の暴落はなぜ起きる?暴落理由と利益に変えるための方法とは
株価が暴落するとどうなる?市場で起きる3つの連鎖

株価が暴落すると、単に数字が下がるだけでなく、市場全体がパニック状態に陥ります。
このとき、具体的にどのような現象が起きているのかを理解することが、冷静な判断を下す第一歩です。
株価暴落の裏側では、主に以下の3つの連鎖が発生しています。
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狼狽売りの連鎖: 恐怖を感じた個人投資家が一斉に成行注文で売りに出し、価格が適正水準を無視して急降下します。
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追証(おいしょう)の発生: 信用取引をしている投資家が、担保不足により強制的に持ち株を決済させられ、さらなる売り圧力を生みます。
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アルゴリズムによる自動売却: 機関投資家のAIが一定の価格を割り込んだ瞬間に一斉売却を開始し、下落スピードを加速させます。
このように、暴落時は「価値があるから買う」という論理的な思考が消え、市場は「とにかく逃げたい」という感情に支配されます。
しかし、このパニックこそが後の大きなリバウンドを生むエネルギーとなります。
まずは「暴落は仕組み上、行き過ぎるものだ」と理解し、冷静に市場を観察する姿勢を持ちましょう。
暴落後の王道パターン「二番底」を理解する

株価が暴落した際、最も重要なチャートパターンが「二番底(ダブルボトム)」です。
暴落は一度底を打って終わりではなく、再度の確認作業を経てから本格的な上昇に転じることが多いからです。
暴落後の値動きは、一般的に以下のプロセスを辿ります。
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暴落の発生: 急激な下落が数日から数週間続く。
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一番底(いちばんぞこ): 強烈な売りの後に、自律反発による一時的な上昇が起きる。
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戻り売り: 反発したところで「逃げ遅れた人」や「戻り待ちの人」が売りを出し、再び下落する。
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二番底(ダブルボトム): 前回安値付近で下げ止まり、再び上昇し始める。
ここで注目すべきは、「一番底はパニックで作られ、二番底は安心感で作られる」という点です。
二番底が一番底の安値を割り込まずに切り返した場合、市場参加者は「ここは底堅い」と確信し、本格的な買いが集まりやすくなります。
初心者が「今が底だ!」と一番底で全力買いをするのは非常に危険です。
まずは、この二番底が形成されるのを待つ余裕を持つことが、負けない投資家への近道となります。
相場の「3つの局面」を見極めて勝率を高める
株価の動きには一定のサイクルがあり、暴落もそのサイクルの一部に過ぎません。
投資技術において重要な「A局面・B局面・C局面」の考え方を用いると、現在の状況が手に取るようにわかります。
相場は常に以下の3つの局面を繰り返しています。
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A局面(下落期): 株価が移動平均線の下にあり、勢いよく下がっている状態。暴落はこの局面です。
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B局面(横ばい期): 下落が止まり、一定の範囲で株価が上下する「持ち合い」の状態。二番底形成後によく見られます。
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C局面(上昇期): 移動平均線が上向き、高値を更新し続ける「上昇トレンド」の状態。
暴落が起きた直後は、すぐにC局面(上昇)へ戻ることは稀です。多くの場合、強烈なA局面のあとに、しばらくB局面(横ばい)を挟んでからC局面へと移行します。
投資で失敗する人の多くは、A局面の真っ只中で「安い」と感じて買ってしまい、その後の長いB局面や再下落に耐えられず損切りさせられます。
利益を最大化するには、「A局面で無理をせず、B局面でエネルギーが溜まるのを待ち、C局面の初動で乗る」という戦略が最も安全で効率的です。
暴落後はどのようなトレードをすれば良いのか
さて、株価が暴落するとどうなるのかがわかったところで、次は株価の暴落後にどのようなトレードをすれば良いのかを紹介していきます。
初心者だと暴落時の取引判断が難しいため是非とも参考にしてください。
まずは一番底や二番底の確認
まずは株価の暴落が起きた際に形成される一番底や二番底を確認するようにしましょう。
ここで投資初心者に注意をしてもらいたいのが、株価の暴落の最中には株を持たない(買わない)ようにすることです。
一番底などは、株価の暴落が止まり上昇に転じることではじめて底とわかります。
つまり暴落の最中だと底だと予測することが難しく、まだ半値しか下落していないのに株を買ってしまう恐れがあるためです。
ここで買ってしまうと、間違いなく大きな損失につながる可能性が高いので、まずは底を確認するようにしてください。
そして一番底や二番底を確認できてから、トレードの判断をするようにしましょう。
株を買い始めるのは上昇の傾向が現れてからでも遅くはない
株式投資の基本は、安く買い高く売ることです。
一番底や二番底で株を買うことが理想となりますが、底は下落から上昇に転じることではじめて確認ができるので、底で買うことは非常に難しいのです。
そのため株式投資初心者におすすめなのが、無理に底で買うのではなく、上昇の傾向が現れてから買うことです。
二番底を形成したとしても、その後B局面に入る可能性もありますし、時に二番底から再び下落していく場合もあります。
つまり株価の方向性が分からない時に、無理に株を買うのではなく、きちんと上昇の方向性が確認できてから株を買っても遅くはありません。
底で買えることは投資家として理想の投資になりますが、株初心者の方には判断も難しいため、まずは上昇の傾向が確認できてから株を買い始める方が安全と言えるでしょう。
暴落直後から対応できるように普段からトレード技術を磨くことが大切
ここまで暴落後のトレードについて紹介してきましたが、暴落後の株価の動き方やトレード方法を知っているのと知らないのでは、トレード結果に大きな影響を与えるでしょう。
知っている人は十分な利益を狙うことができ、知らない人は暴落というチャンスに乗り遅れてしまうのです。
では今後暴落が起こった際に、チャンスに乗り遅れないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。
それは普段から株式のトレード技術を磨くことが大切になるのです。
例えば、コロナショックの暴落では数日かけて一番底を形成しました。
つまり適切な知識とスキルがあれば、暴落による下落が始まっていると判断することができ、空売りで利益を狙うことができるのです。
暴落後のB局面などでも、当サイトの監修者である株歴38年以上のプロトレーダー「相場師朗(あいばしろう)」先生の「株技術」を駆使すれば、利益を狙うことも可能です。
B局面の場面では、すぐに株価が反転する可能性もあるので、安全な場面での一本取りなどの技が有効に働くでしょう。
このようなトレードができるのは、普段から技術を学び、実際のトレードで空売りなどを実践しているからこそ、できるトレードになるのです。
もちろん、暴落が始まった際に買い玉を保有していた場合には、すぐに損失を抑えるために損切などを行う事もできるでしょう。
株式のマーケットでいつどのようなことが起こっても対応できるように、トレード技術に関しては正しいものを身に付けておくようにしてくださいね。
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常に利益を狙える投資家になるための「技術」の磨き方
株価の暴落は1年に1〜2回、そして数年に一度は「〇〇ショック」と呼ばれる大暴落が必ずやってきます。
これを「運が悪かった」で済ませるか「待ってました」と喜べるかは、日頃のトレード技術の研鑽にかかっています。
一流の投資家は、以下のような準備を怠りません。
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チャート分析の徹底: 過去の暴落時のチャートを100枚以上分析し、底打ちのサインを脳に叩き込みます。
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複数のシナリオ想定: 「ここを割ったら売る」「ここまで戻ったら半分利益確定する」というルールを事前に決めておきます。
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プロの技術を学ぶ: 我流に頼らず、株歴43年以上の相場師朗先生が提唱する「株技術」のように、再現性のある手法を身につけます。
株の世界では、知識は武器になりますが、技術は防具になります。
暴落が起きても慌てず、淡々と自分の決めたルールに従って行動できるのは、裏付けとなる技術があるからです。
当サイトで紹介しているような移動平均線の見方や局面判断をマスターすれば、どんな荒相場でも迷わずにトレードできるようになります。
次の暴落が来る前に、一生モノの技術を磨き始めてはいかがでしょうか。
【相場流株技術用語】PPP(パンパカパン)・逆PPPとは?移動平均線を使ったトレンド攻略法を徹底解説
株価暴落に関するよくある質問Q&A
Q1. 暴落時に損切りができません。どうすればいいですか?
A1. 損切りができないのは、具体的な「撤退ルール」が決まっていないからです。
購入する前に「買値から5%下がったら売る」や「5日移動平均線を割り込んだら売る」といったルールを数値で決め、機械的に実行する練習をしましょう。
Q2. 積み立てNISAやiDeCoも暴落時に売るべきですか?
A2. 長期積立投資(インデックス投資)の場合は、暴落時も売らずに継続するのが基本です。
暴落は「安く大量に買えるボーナスタイム」と捉え、20年、30年という長期視点を維持しましょう。
売買技術を駆使するのは、あくまで個別株やアクティブなトレードにおいてです。
Q3. 暴落の予兆を見つける方法はありますか?
A3. 完璧な予測は不可能ですが、予兆はあります。
例えば、移動平均線から株価が大きく乖離した時や、高値圏で「靴磨きの少年」の話のように誰もが株の話をし始めた時などは、天井が近いサインです。
チャートに「陰り」が見えたら、利益確定を早めるなどの準備ができます。
まとめ
株価が暴落するとどうなるのか、そのメカニズムと対策について解説してきました。 重要なポイントを改めて整理します。
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株価暴落はパニックによる過剰反応であり、年に数回は必ず発生する。
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暴落後は「一番底」と「二番底」を形成するパターンが多く、焦って初動で買わないことが重要。
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相場の流れ(A局面・B局面・C局面)を理解し、上昇の兆しが見えてからエントリーする。
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初心者が最も避けるべきは、暴落中の飛びつき買いやナンピンである。
株価の暴落は、準備ができていない人にとっては資産を失う悲劇ですが、技術を身につけた人にとっては一生に何度もない「富を築くチャンス」に変わります。
大切なのは、暴落という事象を恐れることではなく、暴落に対して自分がどう動くべきかという「型」を持っているかどうかです。
まずは過去のチャートを開き、大きな下落のあとにどのような動きをして回復していったのかを自分の目で確かめてみてください。
その積み重ねが、次の暴落時にあなたを守る最強の武器になるはずです。

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。






