米国株の買い方を4つのSTEPで解説!米国株を買うときの注意点も紹介

「米国株を買ってみたいけれど、具体的な手順がわからない」と悩んでいませんか?

米国株を魅力的な投資先として注目をしているものの、投資の仕方がわからず躊躇している方が多いようです。

そこで今回は、米国株の買い方を具体的な4つのSTEPで解説します。

本記事を読むと、メリットや注意点、さらには初心者の方が抱きがちな疑問についても、触れているため、投資初心者の方でも迷うことなく米国株を購入できるようになります。

ぜひ最後までお読みいただき、米国市場への投資による資産形成の第一歩を踏み出してみてください。

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目次

米国株の買い方を4つのSTEPで解説

本章では米国株の買い方を、以下の4つのSTEPで解説します。

  • STEP1. 証券口座の開設
  • STEP2. 入金する
  • STEP3. 銘柄を選ぶ
  • STEP4. 購入する

それぞれのSTEPについて詳しくみていきましょう。

STEP1. 証券口座の開設

米国株投資をはじめるためには、米国株取扱い対応の証券口座が必要です。

日本の主要ネット証券会社でも米国株を扱っているため、海外の証券会社に口座を作る必要はありません。

SBI証券や楽天証券、マネックス証券などが代表的な選択肢となり、どの会社も充実した米国株サービスを提供しています。

口座開設手続きは、オンラインで本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)を提出するだけで完了します。

手数料体系や取扱い銘柄数、投資情報の充実度などを比較して、自分に最適な証券会社を選びましょう。

多くの証券会社では口座開設費用や維持費用は無料となっているため、複数の会社で口座を開設することも可能です。

STEP2. 入金する

証券口座開設後は、投資に必要な資金を証券口座に入金する手続きを行います。

米国株は米ドル建てで取引されるため、外貨または日本円での入金が必要です。

入金方法は銀行振込、インターネットバンキングによるリアルタイム入金など様々な選択肢が用意されています。

入金手数料や為替手数料は証券会社によって異なるため、事前に確認することが重要です。

STEP3. 銘柄を選ぶ

入金が済んだら、投資する米国株銘柄を証券会社の取引画面から選択する作業に移りましょう。

AppleやAmazonなどの世界的に有名な大企業から、将来性豊かな成長株まで数千社の選択肢があります。

各企業はティッカーシンボルと呼ばれる略称で管理されており、Apple株なら「AAPL」といった具合に検索できます。

銘柄選択時は企業の財務情報や業績推移、株価チャートなどを総合的に分析することが重要です。

初心者の場合は、S&P500指数に組み入れられている優良企業や、日常生活でなじみのある企業への投資からはじめて慣れていくのがよいでしょう。

STEP4. 購入する

注文を出す際、一般的に次の項目の指定が求められます。

  • 預り区分
  • 購入したい株数
  • 注文方法

下の注文画面はSBI証券のものですが、他の証券会社でも注文方法に大きな違いはありません。

では、それぞれの項目についてみていきましょう。

預り区分

株式投資をはじめるときは、購入した株式をどの種類の口座で保管するかを決める必要があります。

口座の種類は、大きく分けて次の3つがあります。

  • 特定口座
  • 一般口座
  • NISA口座

特定口座は「源泉徴収あり」にすると税金の手続きが自動で行われるため、確定申告をしなくても問題ありません。

一般口座を選択すると、株式の売買で得た利益や配当金については、ご自身で確定申告をする必要があります。

NISA口座は決められた金額の範囲内であれば、売買益や配当金に税金がかからないため、申告は不要です。

投資初心者の場合は、税金関連の手続きが楽な「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのが よいでしょう。

投資収益を非課税で受け取りたい場合は、NISA口座の利用を検討してみてください。

ただし、NISA口座については申込み手続きが必要になります。

購入したい株数

米国の株式市場では、1株が最小取引単位となっています。

ご自身が購入したい株数を、1株単位で入力しましょう。

注文方法

株式取引における主な注文方法は、成行注文・指値注文・逆指値注文の3つに分類されます。

成行注文は、現在の価格で直ちに売買を実行する注文形式で、指値注文は投資家が設定した希望価格での売買を行う方法となります。

逆指値注文は、あらかじめ設定した価格水準に到達した際に、成行注文もしくは指値注文が自動執行される仕組みです。

注文時には、成行注文の場合は執行タイミング、指値注文・逆指値注文の場合は注文の有効期限についても同時に設定する必要があります。

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米国株を買うときの注意点

本章で紹介する米国株を買うときの注意点は、以下のとおりです。

  • ドル円相場の変動リスク
  • 日本市場の取引時間と違う
  • 値幅制限がない
  • 配当金はアメリカでも課税される

それぞれ解説します。

ドル円相場の変動リスク

米国株は米ドル建てで取引されるため、為替レートの変動が投資収益に影響を与えます。

たとえば、保有株の株価が10%上昇したとしても、同じ期間にドル円レートが150円から127円へと15%程度円高になれば、実質的には約7%の損失となってしまいます。

そのため、米国株投資を行う際は、株価の動向だけでなくドル円の為替相場も併せて分析することが重要です。

為替リスクを軽減したい場合は、為替ヘッジ付きの米国株投資信託やETFを検討することも一つの選択肢となります。

日本市場の取引時間と違う

米国株に投資するなら、日本市場と取引時間が違う点に注意が必要です。

日本の株式市場が9:00~15:30(昼休みあり)に取引されるのに対し、米国市場(NYSE、NASDAQ)は現地時間9:30~16:00、日本時間では23:30~6:00(夏時間は22:30~17:00)に取引されます。

この時差により、日本の投資家は夜間や早朝に取引しなければいけないため、リアルタイムでの監視が困難になります。

また、重要な経済指標発表は日本時間では夜遅くに行われる場合が多く、翌朝に株価変動を確認しなければいけません。

そのため、指値注文や逆指値注文といった条件付き注文を効果的に活用して、夜間の予期しない価格変動に備える必要があります。

値幅制限がない

米国株投資における重要な注意点として、日本株と異なり値幅制限(ストップ高・ストップ安)が設けられていないことが挙げられます。

そのため、1日で株価が大幅に上昇または下落する可能性があり、予想以上の損失を被るリスクがあります。

特に決算発表や重大なニュース発表時には、株価が30%以上変動することも珍しくありません。

値幅制限がないことにより、大きな利益を得る機会もありますが、リスク管理を怠ると資産に深刻な影響を与える可能性があります。

したがって、米国株投資では、適切なポジションサイズの管理と損切りルールの設定が日本株以上に重要となります。

配当金はアメリカでも課税される

米国株投資では、配当金に対する課税について注意が必要です。

米国企業から受け取る配当金は、まず米国で10%の源泉徴収税が課され、さらに日本でも所得税・住民税の対象となるため実質的に二重課税となります。

ただし、外国税額控除制度を活用すると米国で支払った税額のすべて、または一部を日本の税額から控除可能です。

なお、外国税額控除を受けるには確定申告が必要です。

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米国株に投資するメリット

本章で紹介する米国株に投資するメリットは、以下のとおりです。

  • 少額からはじめられる
  • 高い成長が期待できる
  • 世界的な大企業に投資できる

それぞれみていきましょう。

少額からはじめられる

米国株は日本株と異なり1株単位から購入できるため、数千円から数万円程度の資金でも本格的な株式投資を開始できます。

日本株では通常100株単位での購入が必要で、トヨタ自動車の株を買う場合、2026年1月現在では約33万円の資金が必要になります。

ですが米国株は、1株単位での取引が基本であるため、世界的企業でも比較的少額から投資することが可能です。

たとえば、テスラの株なら2026年1月現在では1株約430ドル(日本円で約64,000円)から投資できます。

このように、米国株なら限られた資金でも分散投資をしながら、世界的な優良企業のオーナーになれるのが大きな魅力です。

高い成長が期待できる

米国株への投資では、持続的な高成長が期待できます。

なぜなら技術革新と継続的な経済成長によって、過去30年間でS&P500は約12倍に成長し、同期間のTOPIXを大きく上回るパフォーマンスを実現しているからです。

また、アメリカはスタートアップの中心地で、シリコンバレーを中心に革新的なビジネスモデルが次々と生まれる環境があります。

この優位性は今後も継続すると考えられるため、長期的な資産形成において米国株は引き続き魅力的な投資先となることが期待できるでしょう。

世界的な大企業に投資できる

米国株投資のメリットの一つは、世界をリードする巨大企業に直接投資できることです。

AppleやGoogleといった時価総額世界上位の企業をはじめ、世界中で事業を展開するグローバル企業が数多く米国市場に上場しています。

これらの企業は技術革新の最前線に立ち、世界経済の成長を牽引する存在です。

日本からでも手軽に世界トップクラスの企業の株主になることができ、資産形成を図れるのは大きなメリットだといえます。

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米国株の買い方を知りたい人によくある質問

米国株の買い方を知りたい人によくある質問は、以下のとおりです。

  • NISAで米国株を買える?
  • 米国株はやめとけといわれるけどなぜ?

それぞれみていきましょう。

NISAで米国株を買える?

NISAで米国株を購入することは可能です。

新NISA制度では、国内株式だけでなく、米国株式や米国ETFで得た利益も非課税の対象となります。

ただし、証券会社によって取扱い銘柄数や手数料体系が異なるため事前確認が必要です。

また、米国株投資では為替リスクがあり、円安・円高の影響を受けることも理解しておきましょう。

米国株はやめとけといわれるけどなぜ?

米国株投資に否定的な意見が存在するのは、日本株にはない特有のリスクと課題があるためです。

たとえば、日本語での企業分析資料は少ないため、決算書の読解や業界動向の把握が日本株より困難になる場合があります。

また、米国市場の取引時間が日本の夜間であることから、急激な株価変動に即座に対応できないリスクも存在します。

しかし、これらの課題は適切な知識とリスク管理手法を身につけることで十分に克服可能です。

長期的な視点でみれば、世界最大の米国市場への投資は資産形成において有効な手段となり得ます。

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まとめ

今回は、米国株の買い方を4つのSTEPで解説しました。

米国株投資は証券口座の開設から入金、銘柄を選んで購入といった4つのSTEPを踏むと簡単にはじめられます。

為替リスクや取引時間の違いなど注意点もありますが、少額から世界的企業に投資でき、高い成長が期待できる魅力的な投資先です。

重要なのは、リスクを十分理解した上で長期的な視点を持って投資に取り組むことです。

適切なリスク管理を行いながら、グローバル経済の恩恵を受けた資産形成を目指しましょう。

ぜひ本記事を参考に、米国株投資の第一歩を踏み出してみてください。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。

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