エリオット波動は本当に使えない?その理由と実際に使える根拠を解説

エリオット波動,使えない

「エリオット波動は使えない」のかどうか、ハッキリさせたいと思っていませんか?

相場の理論の一つであるエリオット波動は、多くの投資家たちから評価され、今でも使われています。

自分でもエリオット波動を使ってみて、トレードで利益を出していきたいですよね。

しかし、初心者がいきなりエリオット波動を実際のトレードに活用するのはオススメできません。

エリオット波動を正しく理解せずに使えば、損失につながり「エリオット波動は使えない」という結論になりかねないからです。

そこで今回は、なぜエリオット波動は使えないといわれてしまうのかを徹底解説。

アジア最大の投資塾である「株塾」を運営している私たちが、株のプロとしてエリオット波動が使える理由をお伝えします。

エリオット波動は使えないんじゃないかと不安に感じている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

トレンドの波に乗るとは?テクニカル分析「エリオット波動」を紹介します

目次

エリオット波動は使えない?

エリオット波動は使えないといわれることもありますが、結論、使えます。

エリオット波動とは、相場にはパターンがあり、一定のサイクルを繰り返しながら動くという理論です。

どのような値動きをするのか予測する際に、役立つ考え方ですよ。

【結論】エリオット波動は使える

結論、エリオット波動は使えます。

使える理論だからこそ、これだけ多くの投資家に使われているわけです。

正しい使い方であれば、トレードにおける考え方の土台とすることもできます。

さまざまな分析手法と組み合わせることもできますから、使い勝手も良い理論だといえますよ。

間違った使い方をすれば利益は狙えない

間違った使い方をすれば、エリオット波動を使っても利益は狙えません。

エリオット波動は、人によって判断が変わりやすいため、なんとなくで使いこなせるほど簡単なものではないのです。

自分では正しいと思っていても、間違っている可能性はありますから、本当に理解できているかは確認しておきたいところ。

正しいエリオット波動の使い方については、下記記事で解説しているので参考にしてください。

エリオット波動とは?基本原則や利益を出すコツをプロが徹底解説

必須ではないが覚えて損はない理論

エリオット波動は使える理論ですが、絶対に覚えないといけないわけではありません。

あくまでも理論の一つであり、エリオット波動がなければ利益が狙えないわけではないのです。

とはいえ、覚えて損はない理論だといえます。

値動きのパターンについての理論ですから、当てはまる場面・銘柄は数多く、さまざまな分析手法とも組み合わせて考えやすいです。

使えるようになるまで、じっくりと向き合い練習していきましょう。

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エリオット波動が使えないといわれる理由

エリオット波動が使えないといわれる理由は、大きく4つあります。

  • 基本形のエリオット波動があまり出現しないから
  • 変化形が複雑でわかりづらいから
  • 人によって判断が変わってしまうから
  • 後にならないと正確にわからないから

それぞれ詳しく解説していきます。

基本形のエリオット波動があまり出現しないから

基本形のエリオット波動があまり出現しないため、使えないといわれます。

そもそもエリオット波動にはさまざまな形があり、「推進5波・修正3波」が基本形です。

エリオット波動,基本形と変化形

しかし、第3波や第5波だけが長くなる変化形もあるため、見極める必要があります。

実際のチャートで、いつもきれいな形のエリオット波動が出現するわけではありません。

基本形を見つけにくいため、使えないといわれるわけですね。

とはいえ、基本形があまり出現しないと事前にわかっておけば、他の変化形も覚えておけば安心です。

変化形が複雑でわかりづらいから

エリオット波動の変化形が、複雑でわかりづらいため使えないといわれています。

エリオット波動,変化形の種類

上図は、エリオット波動のさまざまある変化形です。

条件が多いため、初心者にとってはややハードルが高め。

実際のチャートで確認しようとすると、よりわかりづらく感じる方も多いのです。

人によって判断が変わってしまうから

人によってエリオット波動の判断が変わってしまうから、使えないといわれています。

価格変動は常に起こっている中で、「ここから第1波だ」と全員同じ判断にはならないのです。

またエリオット波動の大きさはバラバラですから、正しい判断ができる人もいれば、間違った判断をしてしまう人も出てきます。

間違った判断をしてしまえば、利益どころか損失を抱えてしまうことになりますから、そうなれば「エリオット波動は使えないじゃないか」と感じてしまうわけですね。

ポイントは、人によって判断が変わるからこそ、自力で正しくエリオット波動を見つけられるかどうかです。

後にならないと正確にわからないから

トレード中に第何波なのかがわかりづらく、後にならないと正確にわからないため、エリオット波動は使えないといわれます。

第2波が来たと思っても、実は大きな第1波の一部だったというケースを経験したことがある方も多いのではないでしょうか。

後からわかったとしても、今のトレードには活かせないため意味がないですよね。

この後どう値動きするのかを掴まなければなりませんから、そのためにもエリオット波動を見つける技術は磨かなければなりません。

使って数回でOKという理論ではありませんから、日頃から意識してチャートを分析し、判断力を身につけていきましょう。

単純な形だけでなく、第1波は何%で戻りやすいなどの目安も覚えておくと良いでしょう。

特に関わりの深いフィボナッチは覚えておきたい指標です。

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エリオット波動が使える根拠

エリオット波動が使える根拠を3つまとめました。

  • 正しい判断ができれば利益を狙える
  • 多くの投資家たちに利用されている
  • 現在の相場を掴みやすくなる

一つずつ確認していきましょう。

正しい判断ができれば利益を狙える

エリオット波動,第3波で利益

エリオット波動は、正しい判断ができれば利益を狙える理論です。

相場の流れを理解できれば、利益確定・損切りのタイミングも決めやすいですよね。

また第3波が長く狙い目であるなど、各波の特徴を掴んでおけば、より大きな利益を狙いに行けます。

もちろん100%その通りになるとは限りませんから、他のテクニカル指標も組み合わせて分析精度を高めていきましょう。

多くの投資家たちに利用されている

多くの投資家たちに利用されているのは、エリオット波動が使える理論であることの証拠といえます。

使えないものであれば、そもそも理論自体語られなくなりますし、誰も使わなくなります。

1938年に提唱された歴史ある理論であり、いまだに使われるのは「価値がある」からこそ。

数分単位から数年単位でエリオット波動は活用できますから、さまざまなトレードスタイルに適応するところも、利用されやすい理由の一つです。

現在の相場を掴みやすくなる

エリオット波動を使えば、現在の相場を掴みやすくなります。

価格は推進5波と修正3波というパターンで動くというシンプルな理論ですから、大まかな値動きを予測しやすくなります。

エリオット波動,当てはまる箇所

「今第○波だから次はこう動くだろう」と予想できれば、利益も狙いやすくなりますよね。

チャートの動きに法則性を見つけられれば、トレードの戦略も建てやすくなりますよ。

スイングトレードに適した銘柄の探し方!初心者でも利益を出すコツ

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 エリオット波動が使えないことに関してよくある質問

エリオット波動が使えないという話題に関して、よくある質問をまとめました。

実際にエリオット波動を使う前に確認しておきましょう。

 エリオット波動の何が一番難しい?

エリオット波動の難しいところは、「今現在の価格が、第何波にあたるのか判断する」ところです。

人によって何波と判断するかは異なる可能性があり、そこが違えば、分析結果も変わってきてしまいます。

またエリオット波動は入れ子構造のようになっているのも難しくさせているポイント。

エリオット波動の中には小さなエリオット波動があるため、判断しづらくなる場面もあるのです。

 エリオット波動を使うならまず何から始めるべき?

まずはエリオット波動の基本形を覚えて、実際にチャートで確認してみましょう。

一度だけでなく、何度もさまざまな銘柄で確認するのがオススメ。

エリオット波動の判断が難しい時は、「ZigZag」というインジケーターを使うと見やすくなりますよ。

TradingViewなどのチャートツールで使えるインジケーターです。

 エリオット波動を使いこなせるようにはどれくらいかかる?

半年以上はかかると考えておきましょう。

日頃からチャートをチェックし、エリオット波動を意識しておくことが重要です。

一朝一夕で身につくものではありませんから、着実に技術を磨いていく必要がありますよ。

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まとめ

エリオット波動は使えないといわれることもありますが、実際には使える理論です。

誰でもすぐに使えるようになるわけではないですから、きちんと勉強して練習する必要はあります。

さまざまな分析手法と組み合わせられますから、考え方の土台として覚えておくのもオススメ。

いきなりトレードで実践せずに、まずは様々なチャートを分析してエリオット波動を見つける目を磨いてくださいね。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

これまで10以上のメディア運営に従事。現在は自身も株塾で学びつつ、毎日コンテンツ作成をし続ける。

あらゆるジャンルで編集者として活動してきた経験を活かし、初心者から上級者まで役立つ記事を作成。

情報をわかりやすく、魅力的にお届けすることがモッ

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