「外国為替の知識があれば、投資で儲けることができる?」
「外貨投資ってリスクはないの?」
外国為替の知識は、投資に活かすことができます。
ただし外貨投資には、日本円だけで投資する場合にはないリスクもあり、注意が必要です。
今回は外国為替に関連する金融商品にはどのようなものがあるか、そのリスクと合わせて解説します。
外国為替に関連する金融商品
外国為替の動きに影響を受ける金融商品には、どのようなものがあるのでしょうか。
外貨預金
外貨預金とは、金利が高い国にその国の通貨で預金し、その利息を利益とするものです。
超低金利時代が続く日本では、国内の銀行に預金しても得られる利息はわずかですよね。
いっぽう海外には、日本より高い金利で運用できる国が少なくないのです。
外貨で預金をするため、円高の時に外貨に換金して預金し、円安の時に円を引き出せば、為替利益を得ることができます。
外貨建てMMF
外貨建てMMF(Money Market Fund:マネー・マーケット・ファンド)とは、外貨で運用される投資信託です。
格付けの高い短期の国債や社債、地方債などで運用されるため、比較的安全性が高いとされており、ドル建ての商品が一般的です。
外貨預金と同様に為替利益を狙うことができ、外貨預金に比べ為替手数料が安い傾向があります。
ただし元本保証ではなく、保有期間中には信託報酬も発生します。
FX
FX(Foreign Exchange:外国為替証拠金取引)とは、通貨の売買によりその差益を得る取引です。
その稼ぎ方には、通貨の価格変動を利用して多額の利益を狙う「キャピタルゲイン」のほか、通貨の金利差でコツコツ稼ぐ「スワップポイント」という手法もあります。
FXは取引業者に担保となる資金を「証拠金」として預けることで、最大で証拠金の25倍もの金額で取引ができます。
このため外貨預金や外貨建てMMFよりも、短期間で大きなリターンを得られる可能性があります。
ただし逆に損失が生じた場合には、その額も大きく膨らむリスクがあるため注意が必要です。
外国株式
外国株投資は、外貨で外国企業の株式を購入することです。
アメリカや中国、シンガポールなど、金融機関によってさまざまな国の株式を購入することができ、多額の配当金や値上がり益が期待できる場合もあります。
成長著しい企業や、世界的な大企業に投資することもできるため、日本株にとどまらずさらに投資の幅を広げたい人からも支持されています。
ただし日本株よりも手数料が高い傾向があったり、投資先の企業の情報収集がしづらい場合もある点には注意が必要です。
外貨投資のリスクとは
グローバル化が進む中、海外とのやり取りは盛んに行われ、さまざまな要因が影響して日本円の価値も日々大きく動いています。
日本円だけで資産を持っていると、日本円の価値が下がったときに資産としての価値は低くなってしまいます。
外貨で投資することにより、日本円が下がっても外貨が上がっていれば経済的ダメージを軽減することができます。
いっぽう外貨投資にはリスクも存在します。
為替差損
円安の時に日本円を外貨に交換し、円高の時に外貨から日本円に戻すと、為替変動による損失「為替差損」が発生してしまいます。
外貨預金では外貨ベースでは元本が保証されているものの、為替差損が生じると元本割れしてしまう可能性があるのです。
例えば100万円をUSドルの預金として預け入れた場合、為替レートが「1USドル=100円」なら、預金残高は1万USドルとなります。
その後に円高・ドル安になり「1USドル=90円」となったら、預金残高は円換算で90万円に減ってしまうのです。
為替手数料
さらに取引する際の手数料にも注意が必要です。
外貨投資で日本円から外貨に交換したり、外貨から日本円に交換する際に為替手数料が発生します。
為替手数料は「1USドルにつき1円」といったように、1通貨単位あたりの金額で表示されているので、取引の際には必ず確認しましょう。
手数料は通貨や金融機関によって異なりますが、あまり頻繁に売買すると為替手数料がかさんでしまうので注意が必要です。
まとめ
外国為替に関連する金融商品には、外貨預金や外貨建てMMFのほか、FXや外国株式などがあります。
為替変動によっては大きな利益が期待できる一方で、逆に大きな損失が生じる可能性もあり、さらに為替手数料にも注意が必要です。
さまざまな金融商品のなかでも、株式投資は限られた時間で大きく資産を増やせる可能性があるとして高い注目を集めています。
株取引で利益を出すために必要な「株技術」を習得すれば、仕事の合間や、家事や育児のスキマ時間など、限られた時間で大きな利益を手にできる可能性があります。
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著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。