株の勉強の始め方!初心者におすすめの最短ステップと失敗しないためのコツ

株,勉強

「株を始めたいけれど、何を勉強したらいいのかわからない」そんな悩みを抱えたまま、気づけば何も始められていない——。

そんな方は意外と多いのではないでしょうか。

株式投資は、勉強せずに始めると大きな損失を招くリスクがあります。

リターンが大きい分、「知識」こそが最大の武器になるのです。

本記事では、投資塾「株塾」を運営する私たちが、初心者でも迷わず始められる「株の勉強ステップ」と「失敗しないコツ」をわかりやすく解説します。

株の世界で長く生き残るために、今日から正しい学び方を身につけましょう。

   
目次

なぜ株の勉強をする必要があるのか

株で利益を出している人に共通しているのは、「学び続けている」ことです。

実際に株塾の会員を対象に調査したところ、利益を出している方は平均で1,600時間以上の勉強を積み重ねていました。

勉強時間,アンケート

上記は1日の勉強時間が何時間なのか、利益を出している72名の方を対象にアンケートを取った結果です。

株を始めてからもなお、毎日たくさん勉強していることがわかります。

利益を出すことができている会員の方には、これまでの総勉強時間が1,627時間を超える方もいらっしゃいました。

株塾会員を見ていても、利益を出している人は全員共通で一定の勉強時間を確保しています。

勉強をすることで、下記の2つができるようになります。

  • 失敗の原因を避けられるようになる

  • 自分の投資戦略を立てられるようになる

勉強せずに株を始めるのは、地図を持たずに山登りをするようなもの。

リスクを理解し、チャンスを掴むためにも、まずは「学ぶこと」が最初の一歩です。

何から勉強すればいい?目的別に整理しよう

株についての勉強は、「銘柄の選び方」から始めるのがオススメです。

利益を出せるかどうかのスタートラインは、どの銘柄に投資するかといえます。

価値がある銘柄を、他者の情報に惑わされず自力で見つけなければなりません。

では銘柄の選び方を学ぶために、具体的に何から勉強すべきなのか。

それは、投資の目的によって決まります。

下記の図を使って、自分が何から勉強すべきか確認してみてください。

株,勉強,何から,チャート

  • 優待目的なら利回りから
  • ファンダメンタルズなら四季報から
  • テクニカルならチャートから

まず目的は、優待を受け取りたいかお金を増やしたいかでわけ、さらにお金を増やす方法としてファンダメンタルズかテクニカルかでわけています。

長期投資ならファンダメンタルズ、短期投資ならテクニカルがオススメ。

詳しくは、下記の記事をチェックしてみてください。

株初心者はこれでOK!株の勉強は何から始めるべき?

株式投資初心者にオススメの勉強ステップ

初心者でも迷わないように、目的別にステップを整理しました。

自分の目的に合わせて、勉強を進めてください。

詳しくはこちらの記事で解説▶株の正しい勉強方法は?優待・ファンダ・テクニカルそれぞれ完全ガイド

優待目的で投資する場合

優待,勉強方法

優待目的で投資をするなら、上記の流れで勉強を勧めましょう。

どれも投資すべき優待銘柄を探すための力を身につけるためのものです。

株主優待とはいっても、優待品の良し悪しだけで選ぶと、株価変動によっては損失を抱えてしまいます。

同じ優待品の銘柄だったとしても、片方は得をして、もう片方では損をしてしまう可能性があるのです。

銘柄の価値はそれぞれ異なるため、どれに投資すべきかの目を養っていきましょう。

ファンダメンタルズ分析で投資する場合

ファンダメンタルズ分析,勉強方法

企業情報や業績をもとに分析するファンダメンタルズでは、四季報・決算短信・決算書の読み方、そしてPER(株価収益率)・ROE(自己資本利益率)といった基本指標を理解することから始めましょう。

これらを学ぶことで、「どんな会社の株を買うべきか」「いつ売買すべきか」という判断力が身につきます。

上記の流れで勉強をすれば、買うべき銘柄だけでなく、売買タイミングもつかめるようになっていきます。

ただし、ファンダメンタルズは目を通すべき情報が多いため、短い時間では身につきません。

企業の実力を丁寧に見極める力が必要なため、本格的に株式投資に取り組みたい方におすすめの方法です。

プロの投資家も多く参入しており、慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、一歩ずつ学んでいけば「数字から企業を見る力」がしっかり養われます。

テクニカル分析で投資する場合

テクニカル分析は、過去の株価の動きをもとに、将来の価格変動を予測していきます。

そのためにも、株価がわかる「チャート」を読み解けるようになっていかなければなりません。

まずはローソク足から、最終的にはさまざまなテクニカル指標を覚えていきましょう。

一つだけのパターンを覚えるなら簡単ですが、実際は複数のパターンが同時に発生しているものです。

ただ覚えるだけでなく、何度も練習をして鍛錬することが重要です。

体に染みつくまで、繰り返し勉強していきましょう。

勉強で失敗しないための5つのコツ

株の勉強は「続ける」ことが最も大事です。

株式投資で失敗しないためにも、下記の勉強のコツを押さえておきましょう。

  • 勉強だけで終わらせず実践で確認する

  • 情報を鵜呑みにしない
     SNSやニュースには誤情報も多いもの。自分で根拠を確かめる癖をつけましょう。

  • 教材やアプリを活用する
     本・サイト・アプリ・動画など、形式を変えると理解が進みます。

  • 毎日10分でも続ける
     「続けること」が成功の分かれ道。スキマ時間にスマホでチャートを見る習慣を。

  • デモ口座で満足しない
     実戦は緊張感が違います。デモで慣れたら、小額でも本番へ移行しましょう。

一つずつ解説していきます。

勉強だけで終わらせず実践で確認する

株式投資の勉強は大切ですが、それ以上に大切といえるのが実践することです。

実際に投資をして経験値を積むことは、勉強だけでは得られないもの。

お金が関わりますから、本番では緊張感もあるはずです。

初心者でよくあるミスが、「勉強で学んだ知識の通りにならず大損していまう」というもの。

株価の変動にはさまざまな要因が絡んできます。

今後上昇する、という分析ができたとしても必ずしも上昇するとは限りません。

もしかするとまだ知らないシグナルが実はあって、むしろすぐに下降する可能性が高いこともあるのです。

勉強だけでなく、実際に経験して一歩一歩覚えていきましょう。

学んだ知識を実際の取引で試すことで、理解が一気に深まります。

情報を鵜呑みにしない

世の中には無数の情報で溢れています。

正しい情報もあれば、間違った情報や古い情報もたくさんある点には注意してください。

投資家の中には、あえて情報を流して初心者を誘導しようとする人もいます。

「これからこのAという銘柄は絶対買い!」とほかの投資家を焚きつけているのです。

気付かずその言葉を信じて買ってしまえば、損をする結果につながりかねません。

また、SNSやニュースには誤情報も多いもの。

自分で根拠を確かめる癖をつけましょう。

教材やアプリを活用する

株の勉強をサポートしてくれるものはたくさんあります。

アプリ・本・サイト・新聞…、使えるものは全部使っていきましょう。

同じレベルの勉強を何回も繰り返すことも、意味がないわけではありません。

投資を始めてから、改めて株の入門書を読んでみると新たな気づきがあるものです。

勉強するのにこの教材だけ使う、と絞り込みすぎると情報が偏ってしまう可能性があります。

投資にはいろいろなスタイル・考え方がありますから、日々自分に合う方法を模索していくのがオススメですよ。

株式投資の勉強に最適な本6選!初心者向けおすすめを厳選

勉強する習慣を身につけるように毎日10分でも続ける

勉強を継続するためにも、日々の習慣の中に勉強を取り入れるようにしましょう。

投資を始めてからも、利益を出すために日々勉強している方がほとんどです。

株で成功する確率を少しでも上げるために、毎日勉強を続けていく必要があります。

初めのうちは慣れないかもしれませんが、ずっと続けていればそれは習慣として身についていきます。

なかなか勉強に取り組めない場合は、スキマ時間にスマホからすぐに開けるアプリを始めるのがオススメです。

株勉強アプリおすすめ10選!本当に必要なアプリを厳選してご紹介

自分の知識レベルに合わせて勉強する

自分の知識レベルに合わせて勉強するようにしましょう。

いきなり難しいことを学ぼうとしても挫折につながるだけです。

かといって、いつまでも株の入門書を読んでいても株式投資での成果にはつながりづらいといえます。

知識が身についたら、その知識を活かしてさらに上のレベルを目指していってください。

一歩一歩着実に進むことが重要ですよ。

デモ口座で自信をつけすぎない

デモ口座で自信をつけすぎないようにしましょう。

間違った自信をつけてしまうと、大きな失敗をしてしまう可能性が高くなります。

証券会社の中には、デモ口座を用意しているところもあります。

デモ口座であれば、実際のお金を使わず、本番さながらの株取引を体験することが可能です。

練習は大切ですが、本番はまた違った緊張感があるものです。

いざ本番を始めたら、損切ができずに損失を膨らませてしまった…というのは初心者あるあるです。

デモ口座はあくまでデモ、本番でしか得られない経験値があることは覚えておいてください。

株の勉強に関してよくある質問

株の勉強に関してよくある質問をまとめました。

疑問はゼロにしたうえで、株に取り組めるようにしたいですね。

株の勉強は何から始めればいい?

株をする目的に合わせて何から学べばいいのか確認しましょう。

優待目的なら利回りから、ファンダメンタルズなら四季報から、テクニカルならチャートから始めてください。

書籍・サイト・アプリ、勉強する方法は何でもOKです。

ブックマーク必須!株の勉強におすすめのサイトまとめ

株の勉強は意味がない?

株の勉強には意味があります。

株式投資で重要になるのは、「いかに成功を再現するか」です。

株で利益が出たときに、なぜそうなったかを分析・理解しなくては再現することはできません。

そのためにも、株について勉強しておく必要があるのです。

株の勉強は意味ない?私たちが絶対に勉強すべきと考える理由

株で失敗する人の割合は?

金融庁のデータによると、投資信託で運用損益がプラスとなっている人の割合は約3割でした。

つまり、半分以上の人がマイナスになっているというデータがあるのです。

あくまでも投資信託であり、株だけでなく債権なども含めたデータではありますが、参考までに覚えておきましょう。

出展:金融庁「安定的な資産形成に向けた金融事業者の取り組み状況」

勉強する必要がない投資はある?

比較的勉強の必要がない投資であれば、投資信託がオススメです。

投資信託は、実際の運用をプロの投資家に任せる投資です。

知識や経験がなくとも、投資を始められます。

とはいえ、勉強をしておいたほうがよりよい運用方法にはつながりやすいですよ。

株の勉強のために資格は必要ですか?

資格は必要ありません。

資格を取ることは悪いことではありませんが、株式投資をするうえで必須ではないため、勉強を主軸に取り組むことをオススメします。

株で資格は役立つ?利益を増やすために本当に必要なモノとは

株についてどれくらい勉強すればいい?

800~1,000時間(約2年以上)、それが一般的に投資で利益を出すまでに必要な勉強時間だといわれています。

一日1時間勉強したとしても、2年以上かかる計算です。

当たり前ですが、株で利益を出すというのは簡単ではありません。

また書籍を読んでいるだけでなく、実践という勉強も必要になります。

丁寧にコツコツと、勉強を続けるようにしましょう。

株の勉強に飽きてしまうときは?

株の勉強に関して、モチベーションを保つコツは以下の通り。

  • とりあえず10分勉強してみる
  • 目標を明確に立てる
  • 投資でのライバルを作る
  • 株での利益でたまにご褒美
  • ハマりそうなものは勉強の後にとっておく

人によってモチベーションを保つコツは違うので、自分に合ったコツを見つけましょう。

実際に株でどれくらい利益が得られるものなのか、ブログを見てみるのもオススメです。

おすすめ株ブログ7選!毎日チェックしたいブログを目的別に紹介

まとめ

株の勉強は、リスクを減らしチャンスを広げるための「いちばんの味方」です。

最初は専門用語や数字が多くて難しく感じるかもしれませんが、焦る必要はありません。

  • まずは実際に株価の動きを見て、少しずつ感覚をつかむ

  • 信頼できる情報を選び、自分なりに整理してみる

  • 毎日10分でもいいので、継続して勉強する

この3つを意識するだけで、株の世界がどんどんわかるようになります。

大切なのは、「完璧に理解すること」よりも「続けて慣れていくこと」です。

小さな積み重ねが、自信と成果につながっていきます。

自分のペースで、株の勉強を“生活の一部”として楽しんでいきましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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