株式投資のリスクとは?初心者でもリスクを抑えるための3つの賢い方法

【投資にリスクは付き物?】初心者がリスクを解消するための3つの方法

突然ですが、みなさんは「投資」にどんなイメージをお持ちですか?

「投資に興味はあるけど、損が出そうで怖い」
「投資ってギャンブルよりリスクが高いイメージ」

と考えて、なかなかチャレンジできない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

事実、投資にはさまざまリスクが伴います。
しかし、しっかりと正しい知識を身に付けて投資をすれば、リスクを最小限に抑えることが可能です。

正しい知識を得ることができれば、

  • 投資で効率的に自分の資産を増やすことができる
  • リスクと上手に付き合いながらトレードできる
  • 投資がギャンブルではなくなり、ギャンブルより利益を狙える

など、リスクに怯えることのないトレードが実現できるでしょう。

そこで今回は、投資における主なリスクについてご紹介し、その解消法についても紹介します。

この記事でわかること

  • 投資におけるリスクの種類
  • 投資におけるリスクの解消法

実は危険という意味では無かった?投資における「リスク」の本当の意味を紹介

目次

投資を「しないこと」によるリスク

まず初めにお話しておきたいことが、投資を「しないこと」によるリスクです。

これを聞いて、頭に「?」が浮かんだ方もいらっしゃるかと思います。

お金に対して「何もしない」代表格が、銀行預金です。

銀行に預けておけば利子もつくし安全安心と、考えている方も多くいらっしゃいますが、この考え方はとてもリスキーです。

なぜなら、インフレによる物価上昇が起こった際、銀行預金では保有している資産の価値が下がってしまうからです。

投資を「しないこと」によるリスクを例えで解説

もしあなたが、銀行に1万円預けていたとします。

インフレで物価が上昇し、100円のものが105円に上がってしまったと仮定しましょう。

その場合、今までは
10,000円 ÷ 100円 = 100個

だったものが
10,000円 ÷ 105円 = 95個

になります。

いかがでしょうか。

100円で100個買えていたものが、105円になることで95個しか買えなくなってしまいました。

つまり、銀行預金していた場合でも、何もしないうちに資産価値が低下してしまうというリスクがあります。

「何もしない」という選択は現状維持ではなく、「何かする」のと同じでリスクのある行為と言えます。

そのため、銀行預金で資産を「維持する」のではなく、投資をして資産を「増やす」という考え方を持つことが大切です。

長期的に資産を増やしていくには、投資を正しい知識で行うようにしましょう。

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投資リスクの主な種類

投資をしないことによるリスクについて触れましたが、投資をした際のリスクについても、ちゃんと把握しておくことが必要です。

具体的に、どのようなリスクが発生してくるでしょうか。

今回は、どんな投資にも共通して発生する可能性があるリスクについて3つご紹介します。

1.結果が不確実なリスク

どの投資でも言えることですが、確実に儲けられる手法というのはありません。

利益が出る可能性もあれば、損失が出る可能性もあります。

どんなに熟練された技術を持った人でも、100%成功し続けるということはありえません。

例えば、プロ野球の世界でいえば、天才と言われるイチロー選手ですら、10回打席に立つうちの約7回は失敗しています。

投資にも同じことが言え、たとえ株トレードの技術を磨き続けても、100%勝ち続けるというのは至難の業でしょう。

インテクの監修をしていただいているプロトレーダーの相場師朗(あいばしろう)先生は

「3勝2敗」

くらいでちょうどいい、という風におっしゃっています。

その中で、勝ちトレードの利益を最大限伸ばし、負けトレードの損失を可能な限り減らすのがトレードの醍醐味と言えるでしょう。

損失とも上手に向き合い、着実に資産を増やしていくという姿勢が大切です。

2.信用リスク

信用リスクは、株式や債券の発行元、または金融商品の取り扱い業者が倒産してしまうなどのリスクが発生することを言います。

例えば、株式投資で言えば保有銘柄の会社が突然倒産してしまった場合や、口座を開設していた証券会社が突然倒産してしまうなど、保有資産がいきなり無くなってしまうリスクです。

めったにあることではありませんが、「ない」とも言い切れないものなので覚えておきましょう。

どんな投資ジャンルを選ぶにしても、取引量が多く、倒産の可能性が低いものなど、なるべく堅実に利益を狙えるものを選ぶのがおススメです。

3.流動性リスク

流動性リスクは、市場(マーケット)で金融商品を売りたいときに売ることができなかったり、希望する価格で売れなかったりするリスクのことです。

また、いわゆる暴騰や暴落なども流動性リスクに含まれます。

市場は常に動いているので、想定していた金額で取引が成立しないこともあります。

特に、FXや仮想通貨などは海外のニュースや指標発表にも大きく左右されるため、急激な値動きが起きやすく、流動性リスクが高い手法です。

もしトレードを行う際は、市場が急激に動いているときは避けて行動するようにしましょう。

また、急激に動くであろうマーケットの未来を見通す目を養うことも重要です。

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投資リスクを解消する方法

投資に関するリスクについてお伝えしてきましたが、ここからは投資リスクを解消できるポイントをお伝えしていきます。

投資リスクをすべて無くすことは難しいですが、いくつかポイントを抑えておくことで、リスクを最小限に抑えることは可能です。

ポイントは、下記の3つになります。

1.余剰資金で取引をする

大前提として、余剰資金で取引をするようにしましょう。

余剰資金とは、預金の中で生活費などを差し引いた資産のことです。

生活費や生きていくのに必要なお金など、余剰資金以上の金額を投資につぎ込んでしまうと、もし仮に投資金額がゼロになってしまった際に、取り返しがつかない状況になってしまうためです。

また、必要以上の金額を投資に回してしまうと、精神的な余裕もなくなり、いざというときに正しい判断が難しくなります。

つまり、失敗につながりやすいので、メンタルに影響が出ない範囲で投資をおこなうことが鉄則です。

余剰資金は、人それぞれ目的などにもよって違ってきますが、普段の生活費を確保した上で投資資金に回すようにしましょう。

2.正しい判断力(知識)を身に付ける

投資をする際に必要なのが、自分で判断する力です。

世の中には、さまざまな投資にまつわる情報が溢れていますが、中には信用できない情報が混ざっていることもあります。

「確実に儲かる」といった魅力的なキャッチコピーを使っていても、投資に『確実』ということはありえません。

再現性の高い手法はもちろんありますが、それも決して100%ではありません。

正しい先生から正しい知識を学び、練習を繰り返すことでトレードの技術を身体に沁み込ませる必要があります。

どれだけ練習をしたとしても、再現性の低い情報をもとに練習をしていては意味がありません。

再現性の高い投資手法を学び、実践に向けて練習を繰り返すことが、成功への近道です。

3.安定したマーケットで取引をする

比較的安定していて、利益を上げやすい投資ジャンルとして「株式投資」が挙げられます。

なぜなら、海外での情勢にも左右されにくく、安定した銘柄で取引を行えば、急な値崩れも起こりにくいからです。

特に、以下の条件が揃っている銘柄であれば、安定したトレードがしやすいと言われています。

  • 東証1部、JPX400採用銘柄
  • 出来高が100万株以上
  • 貸借銘柄であること

上記の銘柄であれば、ある程度の値動きが予想しやすく、「再現性の高いトレード」をしやすいでしょう。

以上のことから、安定して利益を上げるのであれば、株式投資での取引をおすすめします。

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まとめ

  • 投資にはリスクは付き物と肝に銘じる
  • 正しい「知識」を身に付ければ、リスクを最小限に抑えることができる
  • リスクを抑えて利益を上げるのであれば、株式投資がおすすめ

投資に限らず、資産を保有していると少なからずリスクがあります。

その中で、投資をするリスクについても見てきました。

資産を運用する中で、必ずしも思い通りにいかないこともあるかと思います。

そうした中でも株式投資であれば、正しい投資についての「知識」を身に付け、練習を繰り返すことで、取引精度を向上させることができるようになります。

正しい投資の知識について知りたい方は、株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツの記事も合わせてご覧ください。

リスクを抑えた運用ができるように、頑張りましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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