みなさんは保有株が大陽線、または大陰線を引いたらどう思いますか?
いろいろな感想があると思いますが、例えば、上昇中に保有銘柄が大陽線を引いたとします。
その時のメンタルは、「大陽線だ!」「この調子で上がって!」といった余裕の状況だと思います。
しかし、上げている場面で保有銘柄が大陰線を引いたとき、あなたのメンタルは「不安や心配」に変わると思います。
今回の記事では、そういった状況に陥らないための役立つ対処法を解説します。
「大陽線・大陰線」
トレードをしている際、「大陽線・大陰線」を引いたご経験はありませんか?
どのような対処ができるかチャートを用いて見ていきましょう。
大陽線
例えば、大陽線から19本前の下ヒゲ陽線から買い玉を継続していて、大陽線が表れた場合、大きく分けて2つの対処法があります。
①継続する
②手仕舞い(損切り・利確)
いろいろな指標を考慮した上で、①の継続する判断はいいと思います。
しかし、大陽線を引いた翌日に大陰線を引いたり、大陽線を境に下げていく可能性もあります。
もし、保有銘柄が大陽線を引いた場合、②の手仕舞いができるとリスクは低いです。
手仕舞いした後、さらに上昇したとしても問題ありません。
もし、その上昇をトレードしたいのであれば、焦らずにエントリーし直すといいでしょう。。
まずは、一区切りつけることを意識してみてください。
陽の陰はらみとは?トレンド転換を見極めて利益を得る方法を解説
大陰線
大陽線と同様に大陰線を引いた際も、悩まれるかと思います。
基本、大陰線も大陽線と同じで、空売りをしている際に出現した場合は手仕舞いをすることです。
そうすることによって、リスクが抑えられる。または、損切りした場合、最小限のマイナスで済みます。
損切りについては、【初心者向け】損切り(ロスカット)のルールを解説します。の記事をご覧ください。
建玉の操作
建玉の操作はいろいろな場面で、有効活用できます。
今回はチャートを例に建玉の操作をご紹介します。
大陰線と大陽線が交互した場合
下記チャートを例に解説します。
図のように大陰線と大陽線が交互した場合、ポジションを操作しなければなりません。
その際に、活用するのが「建玉の操作」です。
建玉の操作については【株技術】建玉の操作って何?株初心者にもわかりやすく解説しますの記事をご覧ください。
図の「建玉の操作」を解説すると、
下げトレンド中、ちょい上げが発生し、再び下げ始めたあたりでエントリー空売り200株。
二日後の陰線で売り玉を追加200株=計400株
相場流(あいばりゅう)を学習していれば綺麗に下落9本目で手仕舞うことも可能です。
9の法則については【相場流株技術用語】9の法則とは?忘れがちな株技術をあらためてチェックの記事をご覧ください。
さらに、下がると思いキープしていると大陽線を引きました。
このときに、このまま上がっては困るので、買い玉を売り玉と同じ数(スクエア)にします。
そして、しばらく継続し、空売りを200株減らすと同時に、買いを200株追加します。
最後は小さいボックスを抜けた陽線で売り玉を手仕舞い、さらに買い玉200株を追加します。
手仕舞い(利益確定)は上昇17本目+紫に当たった陰線です。
結果、トータルプラスに持っていくことができました。
まとめ
- 悩むのであれば、手仕舞いをする
- 損切りできない場合、建玉の操作を活用
- 欲を出してはいけない
いかがでしたでしょうか?
相場流(あいばりゅう)を学習していただくと、このような場面で落ち着いてトレードができるようになります。
欲を出して「大陽線・大陰線」を継続すると、大きな損失につながる可能性があるので注意しましょう。
建玉の操作は、すぐに実践するのではなく、
必ず練習をして技術を磨きましょう。
株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ
著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。