給料の何割を株式投資に回すべき?理想的な割合と資金管理を解説

給料の何割を株式投資に回すべき?理想的な割合と資金管理を解説

株式投資を行っている人であれば、給料から定期的に投資資金を振り分けている人も多いはずです。

必要な生活や貯蓄などを指し引いた残金を投資資金に回している人もいれば、始めから給料の何割かを投資資金に必ず使うと決めている人もいるでしょう。

もちろん毎月の給料から投資に回す資金を決めておいた方が、確実に投資資金を積み立てていくことが可能となります。

毎月の投資割合は、それぞれの状況や立場から資金計画を考えなければ、生活が苦しくなってしまう事もあるかもしれません。

そこで今回は、毎月の給料から何割を株式投資に回すことが理想なのか、資金計画の立て方の目安を紹介します。

この記事でわかること

  • 毎月の給料から何割を株式投資に回すことが理想なのか
  • 投資資金計画で必ず考えておかなければならない項目
  • 投資資金計画を立てる際の目安について

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目次

給料から株式投資に資金を回す割合に決まりはない

株式投資には、給料からいくらの資金を回すべきという決まりは存在しません。

そのため、自分の状況や立場から株式投資に回す資金を決めて計画を立てる必要があります。

しかし、株式投資では「回してはいけない資金」というものが存在することをご存知でしょうか。

それは、毎月掛かる食費や生活費の支払等や、近い将来必要となるお金をのことです。

この必要なお金を除いた資金で、株式投資を行うのがひとつのルールと言えます。

これらの必要なお金を投資に使ってしまうと、来月からの生活が苦しくなり、いざ必要な時にお金が無いという状況に陥ってしまう恐れがあります。

当り前のことと思うかもしれませんが、投資に没頭してしまうといつのまにか資金にして溶かしてしまっていた、というのはよくある話です。

そこで、毎月の投資に回す資金を決める前に、投資に回してはいけないお金について紹介をします。

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投資資金は生活費と支払いから差し引いた金額で決めるべき

毎月の給料から投資資金を回す際には、まず給料から生活費や支払いなどの必要なお金を除いた金額で決めるようにしましょう。

生活費とは食費や水道光熱費、生活用品や家賃、交通費や交際費、さらには投資でも必要となる通信費が該当します。

特に家賃や水道光熱費、食費などは生きていくために必要となるので、必ずお金を残しておくようにしましょう。

そして、保険や税金(自分で支払っている場合)等の支払いが必要なものに関しても、給料からあらかじめ差し引くようにしてください。

これらのお金に関しては、株式投資資金に回す前に差し引いておくことで、無理なく株式投資を行えるようになります。

もしも株式投資に回すお金を増やしたいと考えた時には、交際費や嗜好品など、削減しても生活に支障の無いところから繰り出すようにしましょう。

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毎月の投資資金計画の立て方の目安を紹介

毎月必要となる支出を確認したら、次は投資資金の計画を立てていきます。

給料の何割を株式投資に回すのかを考える際に、理想的な割合は存在せず個人個人で合った計画を立てなければなりません。

毎月の給料を必ず投資に回す人もいれば、必要に応じて資金を追加するだけという方もいるでしょう。

そこでここからは、

  • しっかりと稼いでいきたい場合
  • 安定した運用を行っていきたい場合

について、それぞれ毎月の給料から何割を資金として回すのが良いか紹介します。

あくまでも参考として、自分に合った割合や金額に置き換えて考えてみてください。

しっかりと株式投資で稼いでいきたい場合

しっかりと株式投資で稼ぎたいと考えている場合には、給料の約2~3割を投資資金として回すのがおすすめです。

例えば、毎月の給料が25万円だった場合は、株式投資に回す資金を2割~3割とすると5万円~7.5万円となります。

生活費などの支出を支払うことを考えてもきつい金額とはなりませんし、年間にすると60万円~90万円の資金を追加していけるので、しっかりと株式投資で稼げる可能性があります。

独身の方の場合では、給料の4割以上を株式投資に回したいと考えている方もおられるかもしれません。

その場合、きちんと利益を出していける方であれば回しても問題ないかもしれませんが、初心者でまだ株の技術に関して未熟さを感じる方の場合には、給料から4割以上の投資資金を回す際には注意が必要です。

毎月資金を追加しているのに損失額が大きく投資資金全体があまり増えていなかったり、毎月資金を追加できる安心から中途半端なトレードをしてしまう恐れがあるためです。

株式投資を行う目的は、最終的には資産を増やすことです。

資金が減るトレードしかできない状況では資金を追加し続けてお金を失う結果となるので、毎月資金を追加するのではなく、まずは株の技術を磨くことを優先しましょう。

安定した株式投資を行いたい場合

安定した株式投資を行いたい場合には、給料の1割~2割未満を投資資金として回すのがおすすめです。

例えば、先ほど同様に毎月の給料が25万円だった場合は、株式投資に回す資金が1割~2割未満で2.5万~3万円となります。

25万円の内3万円を投資に回せば22万円が残り、無理な支出がなければ十分に生活費をまかなうことができます。

さらに、投資だけではなく貯蓄を行うことも可能となるので、スピードは決して速くはないですが着実に資産を形成していくことができます。

年間で約36万円程度、投資に回すことができますが毎月無理に投資に回す必要はありません。

当初の資金で約30万円程度準備することができていれば、スイングトレードによって安定的に利益を狙って行くことが可能です。

月の家計や必要なお金との兼ね合いを考えながら余裕ある時に資金を追加してください。

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まとめ

  • 毎月の給料から株式投資資金に回す割合は自由に決めて良い
  • 生活費や毎月の支払分に関しては投資資金よりも先に計算しておく
  • しっかりと稼ぎたい場合には2~3割、安定して稼ぎたい場合には1~2割未満

いかがでしたでしょうか。

今回紹介をした給料から株式投資に回す資金の割合は、あくまでも目安として参考にしてみてください。

実際の生活状況や支払いなどを考慮しながら考えてみるようにしてみましょう。

それと同時に、株式投資では回す資金を考えるほか、投資でしっかりと稼いで行ける技術も重要となります。

いくら資金を追加してもトレードで勝つことができなければ、追加した資金も無駄となってしまいます。

しっかりと欠かさず勉強するようにしましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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