株式投資で大失敗して退場寸前?その時どう行動すべきかを解説

株式投資で大失敗して退場寸前?その時どう行動すべきかを解説

投資家にとって一番避けるべきことは、大失敗による退場です。

株式投資を行う上で暴落や急騰という事態は避けて通ることができず、退場は誰にでも起こりえることでしょう。

そのため、トレードで大失敗をしてしまい退場が近くなってしまった時のために、どのような行動をとるべきか知っておいた方が後の投資に役立てることができます。

そもそも大失敗を避けるべきとも言えますが、株式市場は完全に理想の動きをするわけでは無いので、時に損失は仕方がないものと言えます。

そこで今回は、株式投資で大失敗をしてしまった時に、どのような行動を取るべきなのか紹介します。

この記事でわかること

  • 株式投資で大失敗を避けるべき理由
  • 株式投資における大失敗の原因
  • 大失敗をしてしまった時にはどのような行動を取るべきか

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目次

株式投資で失敗による損失は誰にでも発生する

株式投資において、ある程度の損失は全ての投資家に起こり得ます。

どんなにプロと呼ばれる投資家でも常に勝ち続けているわけでは無く、1日という単位で見てみると負けてしまう日も存在するのです。

ではプロと一般トレーダーの違いは何でしょうか。

それは、プロは負けてしまう日は存在するが、週間や月間で見てみると勝ち越すことができているのです。

このように、どの投資家においても負けてしまう可能性は潜んでおり、1日単位で見ると負けてしまっていても不思議ではありません。

そのような過酷な戦いのなかで、気を付けなければならないことが1つあります。

それは、「大失敗による損失で、株式市場から退場をしてしまうこと」です。

失敗が起きてしまう株式投資において退場も少なからず可能性を秘めています。

そこでまずは、株式投資における大失敗を避ける理由や原因を紹介します。

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一番避けるべきなのは大失敗による退場

株式投資における一番避けるべき事態は、トレードで発生した大失敗による退場となります。

退場とは、株式市場から離れてしまう事を指しています。

大失敗で投資資金のほとんどを溶かしてしまったり、損失額から株式投資に対してやる気が無くなり投資から遠ざかってしまう状態です。

自分の力量以上のトレードをしてしまうと失敗をしやすい

では株式投資で退場してしまう原因である大失敗は、どのような原因で起こってしまうのでしょうか。

それは、力量以上のトレードをしてしまった時や株式市場に混乱が発生した時が多いです。

力量以上のトレードとは、自分の実力以上の資金で大量の株を売買してしまうことを指します。

例えば、普段100株で売買をしている初心者がいきなり1,000株を持ってしまうと、株価変動による損益額の変動は約10倍となります。

恐らく、経験したことが無い利益や損失から、判断ミスを犯して失敗してしまうでしょう。

このように自分の力量を超える株式を保有してしまった場合には、冷静な判断ができず、小さなミスから大失敗につながりやすくなるのです。

そして株価は常に穏やかな価格変動が起きるわけではありません。

急に株価が大幅な上昇をしたり、逆に大幅な下落をしてしまう急騰急落が発生します。

急激な株価変動が起こると、そのタイミングにチャートを見ていた人しか反応できなかったり、たとえチャートを見ていたとしても急な値動きに対応できない場合が多く大失敗をしていまいます。

そのため、意図せぬ場面でも失敗をしてしまう可能性があるのが株式投資なのです。

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株式投資初心者が大失敗時に取るべき行動

株式投資を行っていく上で、出来れば大失敗は避けたいと当然考えるでしょう。

特に株式投資初心者は資金管理能力や技術が浅いため、大失敗=退場となりやすく気を付けなければなりません。

そこでこれから経験をするかもしれない大失敗に向けて、どのよに行動したら良いのか紹介します。

この失敗後の行動を知っているだけでも投資家としては大きく成長できる可能性があるので、一度は目を通しておくことをおすすめします。

退場を避け、株式投資から一度離れる

株式投資で大失敗による大損失をしてしまった時や損失が出ている最中は、まずは退場を避けることを考えましょう。

そこで大失敗から退場を防ぐために、勇気を持って損切りを行うことをおすすめします。

損失拡大を防ぐ手段は基本的に損切が一番有効であり、一度持ち株を整理するためにも必要な手段となります。

そして、損切り後にはすぐに再トレードをするのではなく、株式投資から一度離れるようにしましょう。

株式投資から離れることで、感情的となっている状態を冷ますことができるためです。

もし失敗直後に再びトレードをしてしまうと、同じ失敗を繰り返してしまう可能性が高いのも理由のひとつです。

失敗の原因を分析し自分の手法やトレードに反映させる

株式投資から一度離れて落ち着きを取り戻せたら、次は失敗をしてしまった原因を分析しましょう。

「なぜここまで損失が膨れ上がってしまったのか」
「なぜ株価は想定していた方向に動かなかったのか」
「株価が急落をしてしまったのは何が原因だったのか」

などの失敗の原因をまずは考えてみてください。

そこから、損失が膨れ上がってしまったのは損切りラインが深すぎたことによるもの、損切りが遅れてしまったもの、ナンピン買いをしてしまったもの、といった細かい分析をするのです。

すると今回の失敗の原因を見つけることができると同時に、自分の普段のトレードを振り返ることができ、悪い癖や良い点を見つけることもできるでしょう。

見つけた失敗の原因や悪い癖などを、自分の手法やトレードに再発防止策として織り込むことで、投資家として成長に繋げることが可能となります。

そして、失敗から落ち着きを取り戻し、再発防止策を立てた上で準備ができたら株式市場に戻ると、一皮むけたトレードを行うことが出来るのではないでしょうか。

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まとめ

  • 株式投資で大失敗をすると退場をしてしまう可能性がある
  • 株式投資における大失敗の原因は力量以上の資金トレード
  • 大失敗をしてしまった時には一度株式投資から離れる

以上が株式投資で大失敗をしてしまった時に取るべき行動となります。

退場寸前の大損失を出してしまった時には、取り返そうという感情よりも何もかもにやる気が無くなってしまう虚無感の方が強く出ることもあります。

どのような状態でも通常時の自分でなければ上手くトレードを行うことはできないので、必ず一度は株式投資から離れるようにしましょう。

ちなみに、大失敗をしてしまった時以外にも小さな失敗が続く時には、株式投資から一度離れてみるのはおすすめです。

なぜ失敗が続いているのかを冷静に分析することができ、失敗を止めて勝てるトレードをできるようになるかもしれないためです。

もしかしたら明日起こるかもしれない大失敗に備えて、対処法について是非考えてみてください。

株式投資の失敗談から学ぶ!初心者が知っておくべき失敗例とは

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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