株式投資を行う際に、あなたは戦略を立てていますか?
投資を行う前に戦略を立てておけばスムーズに売買を行うことができ、株式市場の局面でエントリー・エグジットのタイミングに迷わなくなります。
戦略と聞くと何か難しいイメージを持つかもしれませんが、戦略の基礎となるテクニカル分析や株の技術をきちんと理解し使えるようになれば、初心者でも戦略を立てることができるのです。
もちろん難しいテクニカル分析ではなくても、移動平均線やローソク足の形状からでも十分な戦略を立てられます。
実際に、当サイトの監修者であるプロトレーダーの相場師朗(あいばしろう)先生が使う武器はローソク足と移動平均線だけです。
プロになるほど、手法はシンプルで洗練されていきます。
特に株式投資に慣れていない初心者の場合、戦略があれば直感で売買を行うギャンブルトレードを避けることができ、自身の努力で勝率を高めることも可能です。
そこで今回は、株式投資の戦略についてと初心者にもできる戦略の立て方を紹介します。
この記事でわかること
- 株式投資の戦略
- 株式投資の戦略の必要性
- 初心者でも立てられる戦略の参考例
株式投資に戦略は必要?
株式投資に戦略は必要なのかと聞かれると、投資において戦略は必要不可欠なものとなります。
極端な例となりますが株式投資をはじめたばかりの初心者が投資を行う際に、なんとなく株価が上昇しそうだから買い、この企業は好きな企業で業績が成長していきそうだから買ってみよう、といった直感的な売買を行ってしまう事があります。
当然ながらこのような売買はギャンブル性の高い売買となるため、投資性が失われ負けてしまう要因となるのです。
そこで、なるべくギャンブル性を排除するために、テクニカル分析や株式市場の環境を把握しつつ戦略立ててトレードを行う必要があるのです。
もちろん戦略を立てる必要性はそれだけではありません。
先行きの予測が難しい株式投資において、戦略を立てることで優位性の高いトレードを行うことができ、初心者でも根拠ある投資を行えるようになるのです。
戦略があると株式市場で優位に立ち回れる
株式投資で戦略を立てると、優位に取引を行えるようになります。
例えば、株式投資の戦略で移動平均線による売買シグナルを確認した上でエントリーをするようにすれば、エントリーの精度を上げることができます。
当サイト監修者であるプロトレーダー相場師朗(あいばしろう)先生の売買シグナルであるくちばしや逆くちばしといった売買シグナルの出現を基に売買を行うと、何も戦略が無い投資家よりも株価の上昇や下降を予測することができるため、優位に立ち回ることができます。
他にも移動平均線だけではなくローソク足の形状や、現在上昇トレンドもしくは下降トレンドのどちらを形成しているのかも判断し戦略に加えることで、さらに勝率の高いトレードを行えるようになります。
下降トレンドから上昇トレンドへの転換が確認でき、そこからテクニカル分析による複数の上昇のサインも確認できれば、より精度の高いトレードが実現できるのです。
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初心者でも出来る株式投資の戦略を紹介
株式投資における戦略の必要性を紹介してきました。
戦略を立てておくことで、何も考えずにトレードをするよりも優位にトレードを出来ることが理解できたと思います。
ただ実際に株式投資で戦略を立てる際には、株を買うためのポイントや売るためのポイント、損切りラインの設定をしなければなりません。
そのために必要となるのが、売買のサインが把握できるテクニカル分析、現在の市場がどのような環境にあるのかの認識となります。
おそらく、株初心者の場合これからどのように戦略を立てればいいのか、わからないことが多いでしょう。
そこでここからは、初心者でも出来る株式投資の戦略を紹介していきます。
売買は必ずテクニカル分析によるサインで行う
株式投資の戦略で基本となるのが、どのように売買を行うかになります。
安く買って高く売る、もしくは信用取引の空売りでエントリーするなら高く売って安く買う必要があります。
しかし、株のチャートを単純に眺めていたとしても、現在の株価が安いのか高いのかについての判断は難しく、初心者では尚更わからなくなるでしょう。
そこで、売買の判断にテクニカル分析を活用するのです。
例えば、移動平均線を使ったテクニカル分析で、短期移動平均線が長期移動平均線を上向いて抜けた状態で判断ができる「くちばし」があります。
くちばしについては【相場流株技術用語】くちばし・逆くちばしとは?株初心者にもわかりやすく解説の中で詳しく解説していますが、この売買サインが確認できると大きく株価が上昇もしくは下落する可能性が高く、サイン通りに株を買うことで上昇・下落前にトレードができるのです。
つまり、株価が大きく変動する前に上昇や下落の波に乗りやすいということですね。
他にも、短期移動平均線が長期移動平均線を上抜けた後に、一度下落をしてその後急騰するN大などもサインとして使うことができます。
N大については【相場流株技術用語】N大・逆N大とは?忘れがちな株技術をあらためてチェック!の記事の中で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
そして、決済を行う際にはあらかじめ決めておいた株価か、9の法則などを活用した戦略を立てることもできます。
9の法則については【相場流株技術用語】9の法則とは?忘れがちな株技術をあらためてチェックの中で解説していますが、エグジットのタイミングを見極める上で有効な手段の一つとなるでしょう。
もちろん、全てがこの法則通りになるわけではないので、臨機応変な対応は必要になりますが、このように戦略を立てる際にテクニカル分析は必要となるのです。
さまざまな売買シグナルをもとに株のトレードを技術を磨いていくことが必要になります。
現在の株式市場の環境を確認してからトレードを行う
戦略を立てる上で大切なのが、現在の株式市場の環境をきちんと確認できているかについてです。
株式投資の基本は、大きな流れに乗って取引を行う事となります。
上昇局面であれば買いで取引を行い、下降局面であれば空売りで取引を行うのです。
そのため戦略を立てる際には、取引を行う株についてどのような局面なのかを理解しておかなければなりません。
下降局面中にくちばしが出現したからと言っても、大きな流れとしては株価は下降局面にあるので、ちょっとした上昇やだましのサインとなり損失に繋がってしまうのです。
そこで、現在の株価がどのような局面にあるのかを相場先生が良く使われるA局面・B局面・C局面という局面を使うことで判断することができます。
A局面であれば株価の下落が続いているため逆くちばしが出現したら空売り、B局面は横ばいが続くので手を出さずに静観しておく、C局面は上昇が続くのでくちばしが出現したら買うというように、戦略を決めておくことも可能です。
このように現在の市場環境を把握しながら、テクニカル分析によるサインの方向性を一致させることも、株式投資では強い戦略として利用することができます。
局面などについては【相場流株技術用語】A局面・B局面・C局面とは?で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
損切りラインは必ず設定しておこう
戦略を立てる際には、必ず損切ラインを設定するようにしましょう。
現在の市場環境を確認し、C局面の上昇にありくちばしが出現したので買いで取引したとします。
完璧な戦略に見えますが、株式投資に100%という確率は存在しないため、時にそこから下落をしていくことがあります。
もし、戦略に損切りなどを含めずに取引をしてしまうと、上昇局面で上昇のサインが確認できているから、この後は必ず上昇をするはずと思い込む結果、株価が下がり続け損失が大きくなってしまうのです。
ここで、あらかじめ株価がいくらまで下がったら損切り、資金が〇%減少したら損切り、といったように想定とは違う株価の動きをした際の対処法(損切ラインなど)をあらかじめ決めておけば、損失を限定することができます。
決して損切は負けを確定させる行為ではなく、次の一手に資金を残して繋げるための戦略なのです。
そのため損切ラインに関しては、必ず戦略を立てる際に設定しておくようにしましょう。
損切りに関しては損切り(ロスカット)の意味とは?初心者の方にわかりやすく解説しますで詳しく解説しているので、損失が膨らまないようにしっかりと理解しておきましょう。
まとめ
- 株式投資は戦略を立てることで優位性の高い投資ができる
- 株式投資をギャンブルにしないためにも戦略は必要
- 初心者でもテクニカル分析や市場環境を確認することで戦略を立てられる
いかがでしたでしょうか。
株式投資は決してギャンブルではありません。
きちんと戦略を立てて取引を行う事で、利益を狙える投資となります。
そのため戦略に関しては立てるようにしましょう。
そして、戦略を立てたことが無い初心者でも、今回の相場先生の技術を学びながら戦略を立ててみてください。
まずは成功者の技術を学び、その後自分が使いやすいテクニカル分析などを取り入れていくのも一つの手です。
ぜひ戦略を立てて、株式投資で利益を効率的に狙って行きましょう。
著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。