株の元本割れは怖くない!損失を最小化する「建玉操作」の極意と初心者のための回避術!

元本割れは防げるのか?株式投資でリスクを抑える建玉操作の極意

株式投資を始めるとき、誰もが「元本割れだけは避けたい」と願うものです。

しかし、株価の変動がある以上、元本割れのリスクをゼロにすることは不可能です。

大切なのは、元本割れを怖がって何もしないことではなく、リスクを正しくコントロールする術を身につけることです。

本記事では、元本割れの仕組みから、プロも実践する「建玉操作(たてぎょくそうさ)」という技術まで、あなたの資産を守り抜くための具体的な対策を徹底解説します。

   
目次

なぜ株式投資で元本割れは起きるのか?その仕組みと現実

株式投資において、避けては通れないのが「元本割れ」です。

これは、投資した金額(元本)を下回る価値に資産が目減りした状態を指します。

例えば、100万円で購入した株が値下がりし、評価額が90万円になれば、それは立派な元本割れです。

多くの初心者が元本割れを「投資の失敗」と捉えて絶望しますが、実際には株式市場の構造上、日常的に起こり得る現象です。

株価は常に買い手と売り手の需給バランスで変動しており、一瞬たりとも静止することはありません。

  • 市場のボラティリティ(価格変動): 景気動向や企業業績により、株価は常に上下します。

  • リスクとリターンの関係: 高い収益(リターン)を狙う裏側には、必ず同等の損失リスクが存在します。

  • 評価損と実現損の違い: 売却するまでは「含み損」であり、適切な対処次第で回復のチャンスは残されています。

「元本保証」がないからこそ、株式投資には銀行預金では得られない大きな利益の可能性があります。

元本割れをリスクとしてただ恐れるのではなく、まずは「発生して当たり前のもの」と受け入れることが、冷静なトレードへの第一歩となります。

上昇トレンドでも油断禁物!一時的な元本割れが発生する理由

「右肩上がりの相場なら損はしないはず」と思い込んでいませんか?実は、上昇トレンドの最中であっても、元本割れに直面する場面は多々あります。

株価は一直線に上がるわけではなく、波を描きながら進むからです。

どれほど勢いのある銘柄でも、利益確定の売りによる「押し目(一時的な下落)」が必ず発生します。

このタイミングで高値を掴んでしまうと、長期的には上昇していても、短期的には元本割れの状態が続くことになります。

ジグザグの動き

相場は「上昇・調整・再上昇」のサイクルを繰り返します。

心理的なプレッシャー

初心者は一時的な下落に耐えられず、最も安いところで「狼狽売り」をしてしまいがちです。

エントリーのタイミング

トレンドの真っ只中で飛びつき買いをすると、直後の調整で含み損を抱えやすくなります。

このように、元本割れはトレンドに関わらず発生する「相場のノイズ」のようなものです。

この性質を理解していないと、わずかな下落でパニックになり、結果として大きな損失を確定させてしまう「退場予備軍」になってしまいます。

上昇トレンドにおける元本割れは、あくまで「通過点」であると捉える余裕が必要です。

株式投資で大失敗!退場寸前となった時あなたならどうする?

元本割れは回避するのではなく、リスクを抑えることが重要

多くの初心者が元本割れを避けたいと思い株のトレードを行いますが、元本割れは回避をするのではなくリスクを抑えることが重要となります。

これは元本割れの原因となる損失リスクを抑える事です。

損失額が大きくなってしまうと必要に応じて損切りを検討しなければなりませんし、建玉を保有している間も精神的にきつくなってしまいます。

すると結果的に冷静な判断ができなくなり、上昇トレンド中の調整下落のように値を戻す可能性があったとしても間違った損切りを行うかもしれません。

そこで元本割れのリスクを抑えるための技術が建玉操作となります。

元本割れのリスクを抑えるために建玉操作を身に付ける

建玉操作とは、株式の建玉を保有する際に調整を行う事です。

例えば、資金100万円を保有していた場合に、100万円全てを1回の買い建玉で使ってしまうと、一時的な下落でも大きな損失に繋がってしまいます。

そこで建玉操作を行う事で、買い建玉を建てる際には50万円を2回ずつに分けたり、初回の建玉は30万円で様子を見て上昇が確認できたら残りの資金を建てていくと言った技術になります。

建玉操作を行えば、万が一に上昇トレンド中の天井付近で買い建玉を持ち、一時的に下落が発生した場合でも、資金に余裕があり冷静な判断ができるので上昇に転じた時点で追加の買い建玉を建てることができるのです。

ちなみに建玉操作については【株技術】建玉の操作って何?株初心者にもわかりやすく解説しますで初心者にもわかりやすく解説しているので参考にしてみてください。

このように建玉操作を行えば、元本割れが発生したとしてもリスクを抑えることができるため、上手く立ち回ることができます。

建玉操作の技術を磨けば、様々な場面に適応できる

建玉操作の技術を身に付けて磨いていけば、単に元本割れのリスクを抑えられるだけではなく、株式投資で訪れる様々な場面に適応できるようになります。

ここまで紹介をしてきた元本割れや建玉操作は、上昇トレンドにおいて一時的な下落で損失が発生してしまった場合です。

それ以外でも上級者向けの技術となりますが、買い玉を建てていた際に、株価の勢いが弱っているかもしれない(下落に転換する場面)という場合は、リスクヘッジとして空売り(売り玉)を建てることで、そのまま買い玉のダメージを減らしながら(買い玉の玉数を減らす)売り玉で利益を狙っていくというような戦略に変更することも可能です。

もちろん強いトレンドを確認できた場合には、追い打ちをかけるように追加で買い建玉を建てることで利益を安定して増やしていくことができるのです。

あと、はじめに建玉を建てる際には自分の力量に合わせた金額で立てるようにしましょう。

建玉操作で追加の建玉を建てる際にも、余力の資金を残しておくことができますし、元本割れが起きた際にも無理なプレッシャーを感じないようになります。

このように株式投資では技術を磨くことによって様々な場面に適応できるようになるので、初心者の内から建玉操作をはじめとする株の技術は磨いておいた方が良いのです。

株の元本割れに関するよくある質問(Q&A)

Q1. 元本割れをしたらすぐに損切りすべきですか?

A1. 一概にそうとは限りません。その下落が「一時的な調整」なのか「トレンド転換」なのかを見極める必要があります。

建玉操作で余力を持たせていれば、様子を見る選択肢も生まれます。

ただし、根拠のない「お祈りホールド」は避け、事前に決めた損切りルールに従うことが鉄則です。

Q2. 初心者が元本割れを最小限にするために、まず何をすべきですか?

A2. 「1銘柄に全額つぎ込まない」ことと「少額から始める」ことです。

100万円あるなら、まずは10万円分だけ買ってみる。

そうすれば、10%下落しても資産全体へのダメージは1%で済みます。

この「心の余裕」が正しい判断を支えます。

まとめ

    株式投資において、元本割れは敵ではなく、管理すべき「変数」に過ぎません。

    株価が変動する以上、含み損を抱える時期があるのは当然のことです。大切なのは、元本割れをゼロにすることではなく、建玉操作を駆使して「修復不可能な損失」を防ぐことにあります。

    • 元本割れは常に起こり得ると認識する

    • 一括投資を避け、分割売買を徹底する

    • 技術(建玉操作)を磨き、相場の変化に適応する

    これらのポイントを押さえるだけで、あなたの投資成績は劇的に安定します。

    まずは過去のチャートを使って「もしここで半分買っていたら?」とシミュレーションすることから始めてみてください。

    練習を積み重ねれば、元本割れの数字を見ても慌てず、次の一手を打てるようになるはずです。

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    この記事の監修者

    監修者プロフィール

    トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
    20歳で株の売買を始めてから20年間、
    「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
    その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

    現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
    日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
    どの市場でも大きな利益を生み出している。

    ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
    東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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    この記事を書いた人

    著者プロフィール
    根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
    1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

    地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

    その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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