何かを学ぶ時に、あなたはどのような方法で学習をするでしょうか?
独学で学ぶのであれば成功者の本を読んだり、インターネットを活用してブログや動画を見たりするでしょう。
誰かに教えてもらう場合なら、その道のプロや成功している人から教えてもらうはずです。
つまり独学でも誰かに教えてもらう場合でも、間違いなく先駆者である成功者から学ぶことが基本ということです。
そのため株式投資でコツを掴むためには、成功者からコツを学ぶことが大切なのです。
しかし、株式投資の場合は成功方法だけを学んでもコツを掴めるとは言い切れません。
もし成功方法だけを学んで勝てるのであれば、今ごろ成功者の本を読んでトレードをした人たちは皆成功をしているはずです。
そのため、株式投資のコツは成功者だけではなく、失敗者からも教訓を学び、両者の特徴を知ることでコツを学ぶことができるのです。
特に人は、失敗からの方が多くの事を学べるといいますからね。
そこで今回は、株式投資で勝つために先駆者からコツを学ぶべきことについて紹介をします。
この記事でわかること
- 株式投資で勝つためのコツ
- 株式投資で成功・失敗した人の特徴
- 株式投資で失敗しないためのポイント
株式投資で成功した人の特徴
株式投資のコツを学ぶためには、株式投資で成功した人の特徴を知ることが大切です。
勝っている人の手法だけではなく、トレードでどのようなことに心掛けているのかなど、単にトレード技術だけではなく考え方なども知ることが重要です。
そこでまずは、株式投資で成功をしている人の特徴を紹介していきます。
正しい知識でトレードを行う
株式投資で成功している人の多くが、正しい知識でトレードを行っています。
株の売買方法やチャートの見方、テクニカル分析の仕方において、間違った知識で見てしまうと勝てないのです。
例えば、チャートでも5分足だけを見ていては勝つことが難しく、日足や週足のような、より大きなトレンドを把握しておかなければならないのです。
短期間の足でも大きなトレンドに逆らってしまうと逆張りとなってしまうため、流れに乗れず負けてしまう要因となります。
このようにチャートの見方だけでも、長期足から見ていくという知識があってこその成功なのです。
株式のチャートは自分の目を通してみるものなので、目を通して入ってきた情報が正しい知識で処理されなければ、成功=勝てるトレードはできないのです。
そのため、勝っているトレーダーは正しい知識でトレードを行っているのです。
株式投資の正しい知識についての勉強方法は「初心者向け 株式投資の勉強の「正しい」やり方」の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
自分の得意な場面を理解する
株式市場において、成功しているトレーダーの多くが自分の得意な場面を理解しています。
チャートの形状やテクニカル分析によるサイン、時間帯や曜日など様々な場面において、自分が勝てる可能性が高い場所で勝負をしているのです。
特に株式市場においては、各銘柄の状況によってチャンスの場面が異なります。
いつでも利益を狙えるわけでは無く、チャートの状態を分析し、個別の状況を判断していく必要があるのです。
そのため、基本的には判断が難しい場面を極力排除することによって、勝てる確率が高い場面のみで勝負をしていくため、成功するトレーダーは勝ち続けることができるのです。
焦らず自分のペースで株式と向き合う
勝ち続けているトレーダーは、常に自分のペースで株式市場と向き合う特徴があります。
前日のトレードにおいて負けてしまったとしても、翌日にその負け分を取り返そうとはしません。
翌日に負け分を取り返そうと思うと、冷静な判断ができなくなってしまうこともあります。
そのため、翌日に必ず負け分を取り返すと考えるのではなく、自分のペースで翌日以降チャンスがある時を狙ってトレードを行うのです。
こうした冷静な判断ができるからこそ、株式投資で継続的に利益を上げられるようになるのです。
株式投資で失敗した人の特徴
失敗は成功のもと、失敗から学べるものは大きい、といったように失敗から人は多くの事を学ぶことができます。
そのため株式投資においても、成功からだけではなく失敗をしてしまう人の特徴を知ることで、コツをつかむことができます。
そこでここからは、株式投資で失敗する人の特徴について紹介をしていきます。
反面教師と思い、同じ失敗をしないように参考にしてみてください。
損切りができず資金を溶かしてしまう
株式投資で失敗をしてしまう人の特徴として、損切りができず資金を溶かしてしまう場合が多いのです。
確かに損切りは、自分の含み損を損失として確定させる行為なので、誰もが損切りを躊躇してしまうでしょう。
しかし、損切りを行わなければ自分の資産を守ることはできません。
失敗をしてしまう人は含み損を抱えはじめた時には、一時的なものだと思い、さらに含み損が増えた時には値は戻ると信じ、塩漬け近くになった時はじめて自分の失敗を認めて損切を行うのです。
あらかじめ損切りラインを設定してトレードをしても、そのラインを無視してしまう傾向もあります。
つまり、株式投資のコツとしては、トレード前に損切りラインを設定し、既定の含み損値に到達したら損切りを行うことが重要なのです。
カンや気分でトレードをしてしまう
投資で失敗をする人や初心者に多いのが、カンや気分でトレードをしてしまうことです。
あるトレーダーが、現在この銘柄は連日上昇を続けているので、そろそろ反発して下がり出すはずだと思いました。
そこで売り注文を出しましたが、株価はその後さらに上昇を続けて大損失に繋がってしまいました。
このように上昇が続いているからそろそろ下がるだろう、下落が続いているからそろそろ反発して上がるだろう、という感覚でトレードをするのは失敗の原因であり危険なトレードです。
株式市場はトレーダーのカン通りに動くほど単純なものではありません。
市場参加者の様々な思惑や経済の状況、企業の業績などが反映されているのです。
そのため、様々な情報が込められているローソク足を、正しい技術でテクニカル分析することで勝てるようになるのです。
もし自分がカンや気分でトレードをしている時には、負けて当然と思い、チャートを冷静に分析するきっかけにつなげていくようにしましょう。
ちなみに、株式投資における失敗は、自分が失敗しなくても他の失敗経験から学ぶことができます。
株式投資の失敗でやりがちなことは?株初心者が失敗しないためのポイントも紹介で様々な失敗について紹介をしているので参考にしてみてください。
まとめ
- 株式投資で勝つためには正しい知識と技術が必要
- 成功している人は自分のペースや場面でトレードを行う
- 失敗している人からは多くの事が学べる
いかがでしたでしょうか。
株式投資はカンで勝てるほど簡単なものではありません。
成功をしている人や失敗をした人を反面教師として、コツを学んでいく必要があります。
意外にも成功をしている人は、失敗をしている人が当り前だと思っていることを実践しているのです。
自分が得意な場面でのみトレード、自分のペースに合わせたトレードなどです。
そして、結局のところ成功者と失敗者を分けるのは、正しい知識や技術を持っているのかです。
正しい技術を持って、チャートでテクニカル分析を行えば、トレードを行う方向が見えてきますし、トレードを行うタイミングもわかるようになります。
その結果として、自分が得意な場面が見つかり、勝てる局面が増えていくのです。
そのため、今回紹介をした成功をしている人の特徴を参考にしながら、失敗をした人から学び、正しい株の技術を磨いて行きましょう。
株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ
著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。