自分の年収が平均年収と比べて高いのか、低いのかを意識したことはあるでしょうか?
一概には言えませんが、基本的に平均年収よりも自分の年収が高ければ、ある程度楽な生活を送れるのではないかと考える人もいることでしょう。
逆に平均年収よりも低ければ、生活は少し厳しくなる傾向があると言えます。
おそらく多くのサラリーマンが、平均年収よりも稼ぎたいと思っているでしょうし、エリート層もしくは富裕層並みの年収を手に入れたいと望んでいるはずです。
しかし、サラリーマンの平均年収を知ることで、自分が仕事で稼げる限界が分かってしまうという事にもなります。
普通に働いて年収が何十倍になることは、ほぼありえません。
それではサラリーマンが平均年収以上稼ぐためには、どうすればいいのでしょうか?
今回はサラリーマンの平均年収やエリート層の年収を紹介しつつ、自分の年収が頭打ちになる可能性が高い中で、どのようにすれば稼げる年収を増やせるのかを紹介します。
この記事でわかること
- サラリーマンの平均年収
- エリート層との年収差
- サラリーマンが年収以上稼ぐ方法
サラリーマンの平均年収
サラリーマンとして自分がどれくらい稼いでいるのかを知るためには、サラリーマンの平均年収と比べることが一つの指標となります。
国税庁の調査によると、日本全体のサラリーマンの平均年収は400万円程度となっています。
年齢別で見てみると、20代前半で300万円、20代後半で400万円、30代前半で500万円、30代後半で590万円、と年齢を重ねるごとに上昇していき、50代前半で700万円程度の年収がピークとなります。
その後は定年まで年収は下がる傾向にあります。
年齢別で見ると、一部の稼いでいるサラリーマンが平均年収を押し上げている可能性があるため、勤めている会社の資本金別でも見てみる必要があります。
40代の平均年収となりますが、資本金の規模が2000万円未満だと370万円、5,000万円未満だと360万円、1億円未満だと370万円、10億円未満だと400万円、10億円以上だと460万円となり、全体の平均で400万円ほどとなります。
ただ、日本の場合、企業の大部分が中小企業であるため、資本金が2,000万円~1億円未満の会社の数が多いとすると平均年収は370万円程度と推測することができます。
※参照:国税庁の企業規模別の平均給与
エリート層の年収
普通のサラリーマンの平均年収は370万円程度でしたが、サラリーマンの中でも稼いでいるエリート層の年収はどの程度なのでしょうか。
エリート層の年収は約800万円~1,000万円程度といわれており、普通のサラリーマンの倍以上の年収があるのです。
ただエリート層自体の数はそもそも少なく、年収800万円~1,000万円稼ぐ人の割合は全体の内の10%にも満たないのです。
そしてエリート層のほとんどは、いわゆる大企業や外資系の企業で働いており、普通のサラリーマンがエリート層並みに仕事で稼ぐには中小企業では厳しいというのが現実です。
普通のサラリーマンとエリート層では倍以上の年収差
普通のサラリーマンとエリート層の年収では倍以上あるのですが、日本ではこの中間層が少なくなっていると言われています。
中間層とは年収500万円~600万円程度稼ぐ人たちのことです。
よく富の格差として、稼ぐ人たちと稼げない人たちで二極化していくと言われており、実際に日本でも二極化が進んでいるのです。
つまり中間層が減少するということは、普通のサラリーマンの収入は減少し、エリート層の収入は増加していくか変わらないという事です。
そのため現在の状況が続くとすれば、普通のサラリーマンの平均年収は現状維持が続くか、減少していくことが予想できるのです。
サラリーマンの年収が頭打ちになることは見えている
普通のサラリーマンとエリート層の年収を見てきましたが、サラリーマンの平均年収や中間層が減少しつつある現状を見ると、自分の年収が頭打ちになることが見えてきます。
特に会社の同僚や上司の年収を調べると、すぐにわかることなのですが、年功序列が未だに残る日本企業で上司の年収を超えることは難しいでしょう。
もちろん自分が上司と同じ年齢になった時に貰える年収についても同様のことが言えます。
そこに富の二極化が進むことで、普通のサラリーマンの平均年収が下がるのであれば、当然ながら自分の年収も下がる可能性が高いという事になるのです。
また、たとえエリートサラリーマンだとしても、年収の頭打ちは1,000万円前後であることが多く、それ以上の収入は労働から得ることは難しいでしょう。
では自分のサラリーマンとしての年収の頭打ちを理解したところで、収入を上げる方法はあるのでしょうか?
その方法についてはサラリーマンとしての本業で上げることは厳しいので、副業を行うことにより年収を上げることが必要でしょう。
年収を増やしたい場合には株式投資に力を入れるべき
副業と言っても本業が忙しいのに、新たにプログラミングをはじめたり、Webの知識を学ぶなど、手間がかかるものは厳しいのが現実です。
そこでおすすめなのが、お金に働いてもらう「株式投資」です。
お金に働いてもらうという考え方についてはお金に働いてもらうとは?効率的に稼ぐ「技術」をご紹介の記事を参考にしてみてください。
株式投資では、正しい技術さえ身につけることができれば、自分で働く必要もなく収入を得ることができます。
本業で忙しいサラリーマンにとっては、株式投資は時間や資金面での効率がよく副業としての相性が良いのです。
株式投資が行なえる株式市場は、日中の朝9:00~15:00の間で開催をしていますが、あらかじめ決めた金額で注文が出せる方法などがあるため、その時間に自分が取引をしなくても行うことができるのです。
最近ではネット証券での取引が主流のため、スマホがあればどこでも自分で取引を行うことができます。
そして株式投資の利益は企業の株価変動により発生し、売買による差額によって決まります。
つまり実質的に発生する作業としては、企業の株価チャートを分析し(テクニカル分析)、売買を行うだけです。
分析面を除けば副業でも十分に行うことができるのです。
稼げる金額についても、投資金額に比例をして増やすことができるので、上手く取引ができた時には大きく稼ぐことも可能です。
場合によっては株式投資で成功し、年収以上の金額を稼ぎ出すこともできるのです。
投資資金を貯めながら勉強をはじめよう
それでは副業で株式投資をはじめよう、と思うかもしれませんが株式投資はいきなり初心者がはじめたとして稼げるわけではありません。
株式投資で利益を得るためには、上手く取引を行う必要があり、そのために正しい投資の技術を身に付けなければならないのです。
単に、あの企業は成長をしているから株価の上昇も見込めるはずだ、と思い株を買ってもすでにその成長は株価に織り込み済みの可能性があるため、株価の上昇は確実とは言えないのです。
そのため、実際に株式投資が行われている企業のチャートを見ながら、上昇が期待できるのか下降していく恐れがあるのかを見極めるために、正しい勉強をする必要があります。
同時に投資用の資金を貯めるようにしましょう。
投資は生活で必要な資金で行ってはいけません。あくまで余剰資金で行うからこそ、上手く利益を出せるという側面があります。
給料から余剰資金を貯めて投資資金を作り、株式投資の正しい技術を勉強していくことが、株式投資を副業ではじめる第一歩となるのです。
まとめ
- 普通のサラリーマンの平均年収は約370万円
- サラリーマンとしての稼ぎだけで平均年収を超えるのは難しい
- 平均年収以上稼ぎたいサラリーマンには株式投資がおすすめ
いかがでしたでしょうか。
昨今ではコロナショックなどの影響も受け、日本経済が停滞していくことも予想されます。
そうした状況下では、サラリーマンの平均年収が減少していく恐れがあります。
いくらサラリーマンとしての本業を頑張ったとしても、年収が倍以上に伸びることはほとんどありませんし、上がったとしてもほんのわずかなものでしょう。
しかし株式投資なら、コロナショックのような影響で一時的に株価が暴落をしたとしても、株価の変動が起こる限り稼げる可能性があるのです。
副業としてはじめた株式投資で成功すれば、年収を超える収入を得ることも可能となります。
もちろん、株式投資にはそれなりのリスクが発生します。
きちんと正しい技術を身に付けなければ、せっかく貯めた投資資金も水の泡となってしまうでしょう。
そうならないためにも株式投資について勉強し、まずは正しい技術を身に付けることが大切です。
当サイトでも株式投資初心者向けに様々な情報を発信しているので、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。
株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ
著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。