株式投資をされている方の中には、なかなかトレードで勝てないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「この銘柄は上がると思っていたのに、株価が下がってしまった」
「株で利益を上げて生活を楽にさせるはずが、損失で資産が減ってしまった」
「株で勝つことなんて無理なのでは」
など、悔しい思いをしているかもしれません。
株式投資は資産を増やせる可能性がある一方で、大幅に資産を減らしてしまう可能性も秘めています。
こうしたリスクもしっかりと理解した上で、株式投資で資産形成をしていきたいものですね。
リスクはもちろんありますが、株式投資では着実に資産を増やしていくことができるのも事実です。
では、どうすればリスクを減らしながら株式投資で勝てるようになっていくのか、詳しく見ていきましょう。
この記事でわかること
- 株式投資で勝てない理由
- 株式投資で勝つことはできるのか
- 株式投資で利益を上げるための方法とは
株式投資で勝てない理由
なぜ、株式投資で勝つことができないのでしょうか。
株式投資で勝てない人の思考としては
「株で勝つことは不可能」
「どうせ一部の才能がある人だけが勝っている」
「勝てない理由がわからない」
と人によって考え方はまちまちかと思います。
株式投資で勝てない理由は、大きく分けると以下の4つになります。
- 株の知識が足りない
- 正しい手法を理解していない
- 手法を使いこなすことができない
- 企業の業績やニュースに右往左往してしまう
それぞれどのようなものか、見ていきましょう。
株で勝てない理由1.株の知識が足りない
そもそもの株の知識が足りないと、手法を理解するのにも時間がかかりますし、吸収のスピードは遅くなってしまいます。
例えば、野球やサッカーなどのスポーツで例えると、ルールを理解していないのにバッティング練習やシュート練習をしても上達しているかどうかわからないですよね。
株式投資でも同じです。
信用取引や空売り、移動平均線など、利益を上げるために覚えておくべき知識はたくさんあります。
信用取引については、信用取引とは?リスクを抑えた上手な活用方法もご紹介の記事をご覧ください。
信用取引を上手く使えば利益を増やすことも可能ですが、初心者にはリスクが高い場合もあるので、注意は必要です。
移動平均線については、【株技術】プロトレーダー直伝!移動平均線を使いこなそうの中で詳しく解説しています。
それ以外にも、知っておくべき知識はたくさんあるので、当サイト内の記事をいろいろご覧になってみてください。
株で勝てない理由2.正しい手法を理解していない
2つめの理由は、正しい手法を理解していないということです。
知識をたくさん得ることができても、正しい手法を理解していなければ意味がありません。
野球で言えば、どれだけ素振りをしても無駄の多いフォームで素振りを繰り返していたら悪いクセが付いてしまう可能性があるのと同じことです。
株式投資においても、正しい手法で取引をしないと、勝ち続けることは難しいでしょう。
株で勝てない理由3.手法を使いこなすことができない
「知っていることとできることは違う」
当サイトの監修者である株歴40年以上のプロトレーダー「相場師朗(あいばしろう)」先生の言葉ですが、手法を知っていても練習を繰り返さなければできるようにはなりません。
正しい手法を知っていても、それを使いこなすことができなければ意味がないのです。
仕事でいえば、どれだけ立派な資格をいくつも持っていたとしても、実務で使えなければ意味ないですよね。
頭でっかちではなく、実践できるということが非常に重要なのです。
株で勝てない理由4.企業の業績やニュースに右往左往してしまう
株で勝てない4つ目の理由として、企業の業績やニュースに右往左往してしまうということが挙げられます。
日経新聞などのニュースや決算発表などをもとに、株式投資をされたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、こうした情報で投資をする際は、注意が必要です。
なぜなら、必ずしも良いニュースがあったからと言って、株価上昇に繋がるわけではないからです。
もしかしたら、その良いニュースは既に「織り込み済み」で、そこから株価下落に繋がる可能性だってあります。
良いニュースというだけで飛びつくことは危険だということを覚えておきましょう。
株のデイトレで勝てない理由
投資手法として、デイトレをされている方もいらっしゃるかと思います。
デイトレのやり方については、【初心者向け】デイトレードのやり方を解説。株で安定して稼ぐためにはの記事をご覧ください。
デイトレは、その日のうちに取引を終えることで、ある程度リスクを抑えることができるというメリットがありますが、それでもリスクがないわけではありません。
では、株のデイトレで勝てない原因にはどのようなものがあるのでしょうか。
株のデイトレで勝てない理由1.より長い時間軸での動きを意識できていない
株のデイトレをする場合、短期トレードになるため短期での動きしか確認していない方もいらっしゃるかと思いますが、これでは勝てません。
もちろん、全部が全部勝てないというわけではありませんが、勝てる確率は低くなってしまうでしょう。
なぜなら、株トレードをする人は短期トレーダーばかりではないからです。
機関投資家や海外トレーダー、個人投資家などさまざまな人が市場に参加しており、みんなが短期的な動きを追っているわけではないということです。
長期目線で下落トレンドなのに、短期で見ると上昇の勢いが強いからと買いエントリーをしてみたら、すぐに株価が下落してしまったということもありえるでしょう。
デイトレをするときでも、短期の動きだけでなく長期的な動きというのを意識しておきましょう。
株のデイトレで勝てない理由2.企業の業績やニュースに右往左往してしまう
日経新聞を見ていて、良いニュースや好決算などの情報を見たら、つい買いエントリーしてしまいたいものですよね?
しかし、そのような理由でエントリーをしてしまうと、すぐに株価が下落するということがよくあります。
これはなぜでしょうか。
よく言われるのが材料出尽くしで下がったというようなことですが、ニュースだけ見ていたらそのような判断はできません。
どうすればいいかについては、後ほど解説していきます。
株のスイングトレードで勝てない理由
株式投資の手法として、2~3日から数週間程度で取引をするスイングトレードという手法があります。
サラリーマンや主婦の方など、あまり取引に時間をかけられないという人は、デイトレよりもスイングトレードの方がやりやすいかもしれませんね。
スイングトレードの場合、デイトレよりも保有期間が長い分、間違えると損失が大きくなる可能性もあります。
では、スイングトレードで勝てない理由にはどのようなものがあるでしょうか。
株のスイングトレードで勝てない理由1.トレンドと逆行してエントリーしている
株価の流れには、上昇トレンドや下落トレンド、横ばいなど、ある程度方向感を予測できるものがあります。
これは、株価チャートを確認することでわかるようになります。
株のトレンドについては株のトレンドについて知る!テクニカルにおける上昇・下降トレンドとはで詳しく解説しています。
トレンドとは逆行してエントリーすることを「逆張り」と言いますが、逆張りは根拠がある時にしか有効的に使えません。
プロトレーダーはよく逆張りでエントリーすると聞くことがあるかもしれませんが、ある程度トレードで利益を上げられるようになるまでは、まずは順張りでトレンドに合わせたエントリーをすることをおススメします。
株のスイングトレードで勝てない理由2.大底、天井などの判断ができていない
トレンドに沿ってエントリーをしていても、「いつも勝てない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような場合、大底や天井の判断ができていない可能性があります。
株価は青天井でいつまでも上昇・下落を続けるわけではありません。
つまり、トレンドはいつまでも続かないということですね。
ある程度トレンドが続いているような場合、利益確定のために手仕舞い(反対売買)をするトレーダーが出てきます。
例えば、株価が1,000円の時に1,000株買った銘柄が、株価2,000円まで値上がりした場合、値上がり幅1,000円×保有株数1,000株=100万円の利益となります。
この時、多くの人の心理としてはそろそろ手仕舞いして自分の利益を確定させたいという心理が働くことでしょう。
こうした投資家心理により、利益確定の売りが大量に入ることによって、たとえ業績が好調だったとしても株価は下落に繋がっていくのです。
こうした状況を避けるためにも、株価チャートを読み解く力は必要となるでしょう。
チャートを活用したテクニカル分析で勝てない理由
株式投資で勝つためには株価チャートを読み解く力が必要とお伝えしましたが、テクニカル分析を勉強しても勝てないことがあります。
その原因にはどのようなものがあるか、見ていきましょう。
テクニカル分析で勝てない理由1.手法が複雑になり過ぎている
テクニカル分析にはさまざまな指標があるので、できるだけ多くの指標を取り入れながら分析をしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、これが勝てない原因の一つなのです。
なぜなら、手法が複雑になることにより、どれを判断軸にすればいいかが明確ではなくなってしまうからです。
例えば、あっちの指標では買いエントリーの場面だけど、こっちの手法だと売りのエントリーサインが出ているなど、あべこべなことにもなりかねません。
また、あれもこれもと盛り込んでしまうと、全てが中途半端になってしまいます。
こうした状況にならないためにも、なるべく手法はシンプルな方がいいのです。
テクニカル分析で勝てない理由2.再現性の高い方法を実践できていない
テクニカル分析は、あくまで過去の株価チャートをもとに未来の株価の動きを予測していくものになるので、100%当たるということはありません。
しかし、再現性の高い方法で確率を高めていくことは可能です。
そうした際に、独学で自分の方法だけでトレードをしていてもなかなか勝てないでしょう。
テクニカル分析を学んでいるのに勝てないという方は、今一度自分のやり方が合っているかどうか、過去のトレードを振り返ってみましょう。
株式投資で勝つことはできるのか
株式投資で勝てない理由を見てきましたが、実際に株式投資で勝つことはできるのでしょうか。
株で損をしている人も多くいますが、成功をしている人ももちろん存在します。
株で成功している人の事例については、株はホントに大儲けできるのか?成功者の事例を徹底研究!の記事をご覧ください。
海外だけでなく、日本でも多く利益を上げているトレーダーは存在するのですね。
つまり、戦い方次第では株式投資は大きく利益を上げるための手段となり得るのです。
株式投資で勝つための方法とは
では、どうすれば株式投資で利益を上げられるようになるのでしょうか。
実際に株式投資で勝つための方法について、ご紹介していきます。
株で勝つための方法1.テクニカル分析を学ぶ
まず初めに、テクニカル分析を学ぶということから始めてみましょう。
テクニカル分析といってもいろいろ種類があるので、どれを学べばいいか迷ってしまうことと思います。
そこで、おススメなのが「移動平均線」を活用したテクニカル分析です。
移動平均線はシンプルな指標になり、最も活用している人が多いと言われています。
初心者の方が身に付けやすい指標と言えるでしょう。
株で勝つための方法2.再現性の高い手法を学ぶ
移動平均線を活用した売買方法を覚えたとしても、再現性の高い手法でなければ株で勝つことはできません。
再現性の高い手法とは、より確率が高い場面でトレードができるようになるものを言います。
これには、独学でやるよりも勝ち続けているトレーダーのやり方を覚えてしまう方が早いでしょう。
当サイトの監修者である株歴40年以上のプロトレーダー相場師朗(あいばしろう)先生の手法であれば、マーケットで40年にわたり勝ち続けてきた相場先生のノウハウが詰まった手法になるので、再現性が高いと言えるでしょう。
独学でやっていくという志も良いですが、より効率的に学習できる方法もあるということを覚えておきましょう。
株で勝つための方法3.練習をする
株で練習と聞くと「?」と思われるかもしれませんが、手法を覚えるだけでは勝てるようになりません。
なぜなら、知っていることとできることは別だからです。
車を運転する時に、学科を覚えるだけではできるようになりませんよね?
教習所内で練習をして、路上で練習して、それからようやく免許を取得して運転できるようになります。
同様に、株式投資においても、しっかりと練習を積むことにより、徐々に勝てるようになっていくのです。
ただし、注意点として、正しい練習でないと意味がないということは覚えておきましょう。
間違ったフォームで素振りをしても野球が上手くならないのと同様に、株も間違った方法で練習をしていては決して勝てるようにはなりません。
株で勝てない理由のまとめ
- 株で勝てないのは正しい手法を使いこなせないから
- 株で勝つことは可能
- 正しい手法を使いこなすためには、成功者に弟子入りする
いかがでしょうか。
ここまで、株式投資で勝てない理由と勝つための方法について見てきました。
初心者がいきなり連戦連勝できるかというと、決してそんなことはありません。
しっかりとトレード技術を磨いて、着実に利益を伸ばしていくのが正攻法であると言えます。
まずは、プロの技をしっかりと吸収できるように、練習を繰り返していきましょう。
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著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。