投資初心者でもわかる!超簡単な資金管理のコツを解説

投資初心者でもわかる!超簡単な資金管理のコツを解説

株式投資では「どんな手法やテクニカル分析を使うかよりも、資金管理を徹底した方が勝てる」といった話を聞くことがあります。

それはトレードの成績に関わらず資金管理を行うことで損失額を制限でき、初心者がやってしまいがちな大損失や失敗を防ぐことができるためです。

しかし、資金管理についてネットで調べてみると、”運用資金の〇%以下の損失に抑えるべき”という内容がほとんどで、初心者が見ても馴染めない内容ばかりとなっています。

初心者がいきなり資金の〇%までしか損失を出してはいけませんと言われても、それだけで資金管理を行うことは難しいでしょう。

そこで今回は、株式投資初心者が成長するために使える資金管理術を紹介します。

この記事でわかること

  • 株式投資における資金管理の重要性
  • 初心者が使える資金管理術
  • 株式投資で得た利益の使い方

株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ

目次

株式投資初心者は手法や技術と共に資金管理術を覚えるべき

株式投資初心者であれば、まず手法や技術を覚えてトレードを始めることが多いと思います。

忘れがちになりますが、株式投資は負ければ損失が出てしまうため資金を枯渇させないためにも、資金管理をしていかなければなりません。

そのため手法や技術を覚えると同時に、資金管理についても覚えておいた方が良いのです。

では実際に、資金管理を覚えた方が良い理由を紹介していきましょう。

資金管理ができれば大損失や退場を避けることができる

株式投資で資金管理を覚えなければならないのは、トレードによる失敗から資金を守るためです。

資金管理ができていない状態でトレードを繰り返してしまうと、際限なく資金を減らしてしまう可能性があり、最悪の場合には退場を余儀なくされるかもしれません。

「負けなければ問題ないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、トレードに負けは付き物です。

どれだけすごいプロの投資家だとしても、負けてしまう場面と言うのは必ずあります。

それでもプロの投資家が利益を出せているのは、負けた場面でも資金管理することで損失を最小限にしつつ、利益を出せる場面ではしっかりと利益を伸ばすことができているためです。

つまり、株式投資においては負けてしまう事は必然的であり、負けてしまう場面で初心者が資金を溶かし切らないためにも、資金管理は必要なものとなるのです。

資金管理により損失額をコントロールできていれば、例えトレードにおける勝率が低く50%を下回っていたとしても、トータルの損益で勝つことも可能となります。

資金管理は大きな成長につながりやすい

少し間接的な内容となりますが、初心者が資金管理を行なえるようになると手法を身に付けた時よりも投資家として成長できる可能性があります。

例えば、資金管理を覚えると、1ヵ月という期間の中で自分の資金量から無限にトレードができないことに気がつきます。

すると1回1回のトレードに緊張感を持つことができ、初心者特有の曖昧な理由での売買を行わずに、根拠ある理由でトレードを行えるようになるでしょう。

もちろんその時点でトレードに必要な技術が無いと分かれば、さらに勉強をしようと考えることもあるでしょう。

このように限られた資金という意識を持つことができ、そこから最善のトレードを自然と目指すようになるので成長につながりやすいのです。

さらに1回のトレードで出しても良い損失額が決まると、損切りを計算して行えるようになります。

そうすることで、資金管理ができない時のようにいつまでも含み損を抱えることが無く、トレード回数を増やすことが可能になるのです。

トレード回数は初心者にとっては、重ねれば重ねるほど経験値として積み上がるため、結果的に投資家として成長をしていくことができると言えます。

株式投資の勉強に最適な本6選!初心者向けおすすめを厳選

講座

初心者が成長するための資金管理術を紹介

株式投資初心者が資金管理を覚えることに、どのようなメリットがあるのかを紹介しました。

しかし、巷で紹介されている資金管理方法の多くは勝率や損益率を計算したり、資金の2~3%までの損失額にしましょうなど、少し初心者だと取っ付きにくい管理方法となっている場合が多いです。

そこでここからは、初心者でも簡単に資金管理を行うことができる資金管理術を紹介します。

仕組み自体は単純な管理術となりますが、大きく資金を減らすことなく退場から限りなく遠い管理術となるので、株式投資で成長していきたいという人はぜひ参考にしてみてください。

毎月投入できる資金額と1日あたりの許容損失額を決める

まずは収入から毎月株式投資に回すことができる金額を決めます。

生活費やローン返済など、必要なお金を支払った後に残るお金を投資資金として回しましょう。

毎月株式投資に3万円回すと決めた場合、毎月の収入から3万円差し引いたとしても生活に全く問題がないお金ということです。

とういことは、3万円が無くても生活できる=月に3万円は負けても良い金額となります。

月に負けても良い金額が最大3万円であれば以下のような計算式が出来上がり、1日では1,500円なら負けても問題ないと判断できるのです。

1週間だと3万円÷4=7,500円、

1日だと7,500円÷5=1,500円

この資金管理術であれば1日で負けても良い金額が分かり、1ヵ月で3万円負けたとしても翌月には再び3万円入金してやり直すことができるため、元本を大きく割ることがないのです。

さらにデイトレードやスイングトレードなどの各トレードスタイルでも使うことができるので、誰でも使うことができる資金管理術なのです。

投資で得た利益を再投入資金として残しておくのも1つの手段

上記の資金管理術を使いつつ、月単位で勝ち越すことができた際に出た利益は自由に使って問題ありません。

ただし、おすすめとしては株式投資で再投資し複利の効果を得るか、余剰資金として蓄えておくのが良いでしょう。

余剰資金として蓄えておくというのは、先ほど決めた毎月の収入から株式投資に回すことができる金額に使ったり、追加資金として投入することです。

ちなみに複利については複利運用で雪だるま式に資産が増える! 株式投資で利益を大幅に増やすにはで詳しく解説しているので、良ければ参考にしてみてください。

ぜひ自分に合った方法で利益を上手に使って行きましょう。

講座

まとめ

  • 初心者にとって資金管理は時に手法や技術よりも重要となる
  • 初心者でも毎月の入金額を決めれば資金管理ができるようになる
  • 株式投資で得た利益は自分に合った方法を探す

いかがでしたでしょうか。

今まで資金管理術にピンと来ていなかった方でも、今回紹介した資金管理術であれば上手く運用をすることができるのではないでしょうか。

株式投資において資金管理は重要なポイントになりますが、トレードの技術があってこその資金管理となるので、セットでしっかりと学ぶようにしましょう。

お金の勉強をするならこのアプリ!【最新版】

相場師朗の株塾無料レッスン
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

目次