株式投資で勝てない理由は?ギャンブル化していないか確認しよう

株式投資で勝てない理由は?ギャンブル化していないか確認しよう

株式投資初心者のギモン、

「トレードをはじめて何回も実践してるけど一向に勝てる気配がしない…」

そう思っている方も少なくないのではないでしょうか。

その勝てない原因は、あなたのトレードがギャンブルトレードになっている可能性があるためです。

株式投資は現在の株価から上昇するのか下降するのかを予測する必要があり、勝つか負けるかの50%の確率で勝敗が決まるギャンブルのように見えますが、決してそのようなことはありません。

明確なトレードルールや基準を設けて、株価の変動予測を立て根拠ある売買を行うのが株式投資となります。

ギャンブルトレードを続けていると根拠がないトレードを続けていることと同じであり、株の技術も向上すること無く、投資の結果としてもプラスとなる機会は少ないでしょう。

そこで今回は、株式投資初心者が勝てない理由にはギャンブルトレードが原因があることと、ギャンブルトレードを避けるためのポイントを紹介します。

この記事でわかること

  • 株式投資で勝てない理由がギャンブルトレードにあること
  • どのようなトレードがギャンブルトレードとなるのか
  • ギャンブルトレードを避けるためのポイント

株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ

目次

株式投資で勝てない理由の一つギャンブルトレード

株式投資をはじめたばかりの初心者がトレードで勝てない理由の一つに、ギャンブルトレードを行っている場合が挙げられます。

実際にギャンブルトレードでも勝てれば良いと考える人もいるかもしれませんが、勘で売買を行って勝てるほど株式投資は甘い世界ではありません。

そのため、ギャンブルトレードを行ってしまっている初心者が勝てるようになるためには、脱ギャンブルトレードを行わなければなりません。

ではまず、どのようなトレードがギャンブルトレードと言われるのかを紹介していきます。

恐らく初心者の方は少なからず該当する部分があると思うので、自分のトレードを振り返りながら読み進めてください。

根拠の無い売買はギャンブルとなりやすい

初心者の中で一番多いのが、根拠の無い売買を行ってしまうことです。

例えば、「A社の株はなんとなく上がりそうだから買ってみた」「買った株が下がりはじめたけど上がると信じて保有を続けよう」など、自分の勘やなんとなくという理由で売買を行うのがギャンブルトレードに当たります。

逆に言えば、テクニカル分析を行っていないトレードをギャンブルトレードと呼ぶこともできます。

チャートを見ると右肩上がりで上昇を続けているため、まだまだ株価が上がりそうだから買いたくなるかもしれませんが、移動平均線などのテクニカル分析を使ってみると上昇の勢いが弱くなっており下降のサインが出ている場合もあるのです。

他にも「B社の新商品は期待できそうだ」という理由や、「日本経済の景気が良くなってきているから株価が上がりそう」などの理由も一見根拠がありそうに見えますが、これも根拠に乏しいと言えるでしょう。

企業が発表する情報は発表前に株価に織り込まれていることが多く、景気に関しても株価は先行指数として上昇をしやすいので、ファンダメンタルズ要因関連の分析をもとにギャンブルトレードとなりやすいのです。

誰かのアイデアやアドバイスを使うだけでもギャンブル

もう一つギャンブルトレードとなりやすいのが、誰かのアイデアやアドバイスをそのまま使いトレードを行うことです。

例えば、有名な株式投資家のCさんがB社の株価は年内に上昇をすると予測をしました。

その予測を聞いて、自分で何の検証も分析も行わずに株を買うとこはギャンブルトレードに当てはまります。

これは先ほどの根拠の無い売買はギャンブルトレードに当たることと同様で、有名投資家のCさんがB社の株価が上がると予想を立てたところで、自分のトレードには何の根拠にもなりません。

Cさんの予測が100%当たることはあり得ませんし、年内に上昇をすると言っているので明日には普通に下落をするかもしれないのです。

このようにCさんの予測だけを信じて株を買ってしまうと、自分では何の分析も予測を行わずに盲目的にトレードを行ってしまう結果、ギャンブルとなるのです。

経済学者や経済アナリスト、SNSやインターネットで手に入れた情報だけを信じてトレードを行うのは、自分の判断が入っていない状態となることから、ギャンブルトレードに当てはまると言えるでしょう。

講座

株式投資で勝つためのギャンブルトレードを避けるポイント

株式投資はギャンブルでは無いので明確な根拠を持ってトレードを行う必要があり、きちんとトレードができるようになれば「勝てるトレード+脱初心者」を目指すことも可能です。

そこでここからは実際に、どうすればギャンブルトレードを避けることができ、尚且つ明確な根拠を持ったトレードが行なえるのかのポイントを紹介していきます。

テクニカル分析で株価の値動きを予測してからの売買

ギャンブルトレードを避けることができる一番明確で確実な方法は、テクニカル分析で株価の値動きを予測することです。

テクニカル分析とは、過去の株価の値動きを元に将来の株価の値動きを予測し、一定の法則などを見つけることで勝率の高いトレードを行えるようになる分析方法です。

自分で過去の株価の値動きを分析し、売買の判断が出来るようになることで根拠あるトレードを行えるようになります。

テクニカル分析の種類に関しては、一目均衡表やボリンジャーバンドと言った様々な種類がありますが、初心者の方であれば移動平均線とローソク足の使い方から学ぶのがおすすめです。

移動平均線やローソク足などの株の技術を身に付けることができれば、自分の力でチャート分析を行うことができるようになるので、脱初心者にも近づくことが出来るでしょう。

移動平均線の使い方については「【株技術】プロトレーダー直伝! 移動平均線を使いこなそう」で基礎から詳しく解説してあるので、よければ参考にしてみてください。

むやみに建玉を持とうとせずに、チャンスな場面にトレードを絞る

株式投資を行っていると、株価の変動は常に起こるため常にチャンスがあると思い込み、積極的に建玉を持とうとしてしまいませんか?

その結果、全てのトレードで根拠ある建玉を持つことができずに、一部がギャンブルトレードとなってしまうお恐れがあるのです。

急激に株価が上昇もしくは急落した時には、さらに上昇すると思い連れられて株を買ってしまったり、急落からさらに下落が続くと思い空売りを入れてしまったりと、勢いだけのギャンブルをしてしまいがちです。

そのため、むやみやたらに建玉を持つのではなく、きちんとテクニカル分析を行いチャンスある場面に絞ってトレードを行うことも脱ギャンブルトレードの一つです。

特に株式投資初心者の場合は、基礎を身に付けることを優先した方が利益を出せる機会が増えてくるとも言えます。

何度もトレードを行うのではなく、分析→根拠を持ち→売買を行うという流れに従ってチャンスを狙っていきましょう。

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まとめ

  • 株式投資はギャンブルではないためギャンブルトレードでは勝てない
  • テクニカル分析などの根拠がない売買はギャンブルトレードとなりやすい
  • テクニカル分析を行い、根拠を持ってチャンスを狙う

いかがでしたでしょうか。

もし現在株式投資で負けが続いており、根拠を持てずにトレードを行っている人は、一度自分のトレードを振り返って脱ギャンブルトレードを目指しましょう。

脱ギャンブルトレードを目指すのは結果的に株の投資家としてのスキル向上にもつながります。

そのためギャンブルトレードをしてしまいがちな人は、まずは根拠が持てるように移動平均線やローソク足のテクニカル分析を学ぶようにしてください。

テクニカル分析に関しては当サイトで詳しく解説しているので、良ければ参考にしてみてください。

「テクニカル指標「パラボリック」とは? 使い方やメリット・注意点をわかりやすく解説します」

テクニカル分析ならこれを読め!おすすめ本5選

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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