初心者は株・FX・不動産どれを選ぶべき?リスクとリターンを比較して解説

株式投資初心者のギモンとして、投資を始めるならどの投資を始めたらいいのか悩むことがあると思います。

投資と一口に言ってもその種類はたくさんあり、身近ではじめられる3大投資と言えば「株式投資」「FX」「不動産投資」が一般的です。

株式と不動産を比べてみると種類が違う投資とすぐにわかりますが、株式とFXでは売買を行って利益を狙うという点では一緒の投資に見えてくるのではないでしょうか。

実際にはそれぞれの投資で全く異なる特長を持つので、投資をはじめる段階で自分に合ったものを選ばなければ上手に稼げない結果につながってしまいます。

そこで今回は、投資をはじめるなら「株式・FX・不動産」のどれを選ぶべきかを紹介します。

この記事でわかること

  • 初心者は株式投資・FX・不動産投資のどれを選ぶべきか
  • 株式投資・FX・不動産投資の特徴
  • なぜ初心者には株式投資がおすすめなのか

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目次

身近な投資には株式・FX・不動産がある

投資をはじめるなら、身近な投資に株式・FX・不動産があります。

株式やFXは、株や為替を売買することにより発生する差額を利益として狙う投資です。

不動産も物件の売買差額を狙うことができますが、基本的には賃貸として貸し出すことで得られる家賃収入をメインとする投資です。

3つの投資でそれぞれ異なる特長があり、どの投資を選ぶにしてもまずはそれぞれの特徴を知っておく必要があります。

そこでまずは、株式投資・FX・不動産投資のメリットやデメリットなどの特徴を紹介していきますので参考にしてみてください。

株式投資のメリット・デメリット

株式投資の一番のメリットとしては、初心者にとって最も身近であり、売買を行うトレードの中でも利益を狙いやすいという特徴がある点です。

株式は日本国内の企業(株式会社)が発行する証券で、よく名前を聞く有名企業の株を買ってトレードすることもできます。

株式投資は、株価が安い時に株を買い、株価が高くなったら売ることで発生する売買差額を狙うトレードですが、株価が下がっている時でも空売り(信用取引)によって高く売り、安くなった時に買い戻すことができる投資です。

つまり、自分の株売買の技術次第で十分に利益を狙うことができる投資なのです。

他にも株式には、保有株数に応じて配当金や株主優待がもらえるといったメリットもあります。

株式投資のデメリットとしては、有名企業の場合に必要投資金額が少し高くなってしまう恐れがある点です。

株式投資では最低売買単位(単元株式数)が決められており、最低でも100株からでしか購入することができません。

そのため、大手有名企業のように1株当たりの株価が高くなっている株式に関しては、それなりの金額が必要となってしまうのです。

ただし、投資ができる株の種類は多いので、大金が無くてもはじめることができます。

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FXのメリットやデメリット

FX(外国為替証拠金取引)のメリットは、「レバレッジ(※)」を掛けて少額でも十分な利益を狙うことができる特徴を持っている点です。

FXは2国間の通貨を取引する投資となりますが、レバレッジと呼ばれる資金を最大25倍に増やせる仕組みがあります。

例えば、10万円の資金を用意すれば最大で250万円分の資金でトレードができてしまうので、10万円でも250万円分の売買差額による利益を狙えるのです。

FXのデメリットは、メリットであるレバレッジがハイリスクになってしまう点です。

レバレッジは確かに少額からトレードができるという点では魅力的ですが、利益が25倍となる代わりに損失も25倍となります。

先ほどの例えに当てはめると、10万円で250万円分の資金による損失を抱えてしまう恐れがでてきます。

さらに、10万円の資金しかないのに250万円分のトレードをして20万円分の損失を出した場合、追証と呼ばれる借金を抱えてしまうことになります。

追証については追証とは何か?仕組みや解消方法などについて徹底解説の記事をご覧ください。

他にも、FXは株式と比べて値動きの変動が激しく、チャート分析も予測し難いため、初心者の方には難しい投資であると言えるでしょう。

※レバレッジとは…レバレッジ(Leverage)は「テコの原理」を意味する言葉。テコを使えば小さな力でも重いものが持ち上げられるように、レバレッジを利用すれば「自己資金は少なくても大きな資金を動かすことができる」という意味合い。

不動産投資のメリットやデメリット

不動産投資のメリットは、一度物件を購入して入居者を見つけることができれば利益が発生し続ける点にあります。

株式やFXの場合だと売買差額を狙うためトレードを繰り返す必要がありますが、不動産投資であれば家賃収入がメインとなるので、入居者がいる限り自動的に利益が発生します。

不動産投資のデメリットは、初期投資費用が高すぎる点と、実際に物件を購入してみると入居者探しが難しく予期せぬリスクがいくつか潜んでいる点です。

不動産投資は基本的に数千万円の資金が必要となり、アパートやマンションを1棟で購入するのであれば億単位の資金が必要となります。

ワンルームマンションでも立地や物件によってはそれなりの資金がかかるでしょう。

入居者探しに関しても、時期や立地によっては人が全然集まらずに管理会社が行う広告費用ばかりが掛かってしまうこともあります。

特に不動産投資の場合は、入居者が見つからなければその間は無利益となるので、高い物件購入でローンを使った人は赤字となりかなりの痛手となるかもしれません。

他にも、日本の場合は地震や台風、大雨などの災害リスクもあるため、リスクが無い投資とは決して言えないでしょう。

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初心者が投資をはじめるなら株式投資がおすすめ

株式投資・FX・不動産投資のどれを始めるかについては、基本的に個人の自由です。

しかし初心者が副業や給料から捻出できる資金で始めるのであれば、だんぜん株式投資がおすすめと言えます。

なぜなら、FXは少額からでもレバレッジを掛けて大きな利益を狙うことができますが、リスクが高すぎて価格の予測が難しいため、早い段階で初心者は資金を失ってしまう可能性があります。

不動産投資は資金として大金が必要となり、入居率も考えると立地を考慮して物件を選ばなければならないため、簡単にはじめることができません。

もちろん資金をローンで賄うという手段もありますが、借金をして投資をはじめる状態となり、かなりのリスクを背負う結果となるのであまりおすすめはできません。

そこで株式投資であれば、30万円程度から始めることもでき、資金が限られている方はミニ投資という方法から始めることも可能です。

何よりも株式投資は、過去の価格変動から将来の株価変動を予測するテクニカル分析を使うことによって、自分の技術と知識で稼いでいくことができますし、投資に関する情報がネット上に様々出回っているので初心者でも自分で情報を吸収していくことができます。

ただしネットやSNSの特性上、匿名で情報を発信することができるためニセの情報などが出回っている可能性も十分にありえますので、情報に対する真偽を見極める力も必要です。

ちなみに当サイトでは、株式投資のプロトレーダーである相場師朗(あいばしろう)先生が監修を行っており、信頼性の高い情報発信を行っております。

相場先生直伝の株の技術や投資に役立つ情報を発信していますので、ぜひ他の記事も参考にしてみてください。

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まとめ

  • 初心者が投資を始めるならば株式投資がおすすめ
  • FXはハイリスクハイリターンで不動産投資は大金が必要となる
  • 株式投資なら自分の技術や実力で稼ぎ出すことができる

いかがでしたでしょうか。

株式・FX・不動産とそれぞれ良く聞く投資ですが、実際にはかなりの違いがありましたね。

もちろんどの投資を選ぶのかは個人の自由であるため、どの投資を選ぶかの判断は自分自身が納得して行うことが大切です。

特に今回紹介した各投資のデメリットや、ローンなどを借りてはじめる投資のリスクに関しては、きちんと内容を理解した上で選ぶようにしてください。

投資は自己責任であり、資金を失うのではなく増やすことが本来の目的であるため慎重に判断しましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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