株式投資初心者のギモン、株の勉強を効率化させる方法を模索している方も多いのではないでしょうか。
株は1日や2日勉強した程度で稼げるようになるほど簡単なものではなく、正しい知識と技術を学び続けることによって、ようやく稼げる技術を身に付けられるようになります。
そのため、勉強したことを自分の記憶に留めてスキルアップしていくことが必要であり、いかに学んだことを効率的に知識として定着させられるのかが重要となるのです。
”効率的に知識として定着させる”と言っても、何をどのようにすればいいのかまったくわからないという方もいるでしょう。
そこで今回は、株の勉強を効率化させるためのアウトプットについて紹介をしていきます。
この記事でわかること
- 人の記憶力について
- 株の勉強を少しでも定着させる方法
- 株の知識でおすすめのアウトプット方法
人の記憶は1日経つと70%近くも忘れてしまう
みなさんは勉強したことをどの程度覚えておける自信があるでしょうか。
なんとなくは覚えているという方もいれば、半分以上を翌日になると忘れてしまうという方もいるかもしれません。
実は人の記憶力に関してはエビングハウスの忘却曲線と呼ばれるグラフが有名で、勉強をしてから20分後には4割の情報を忘れてしまい、1時間後には5割、1日後には7割近くの情報を忘れてしまうと言われています。
つまり、今日株の勉強をした内容は明日には7割を忘れてしまい、3割しか記憶していないということになるのです。
勉強したことを7割も忘れてしまうと、勉強自体が無駄と感じてしまうかもしれませんし、学んだ中で1番重要なことを忘れてしまう可能性もあります。
そこで、学んだことを少しでも記憶に定着させることができる方法がアウトプットなのです。
忘れないためにはインプットしたことをアウトプットすべき
勉強した内容を忘れないためには、アウトプットが重要となります。
エビングハウスの忘却曲線では時間が経つにつれて、人は学んだことを忘れていきますがアウトプットをすることで曲線の減少具合を少なくすることができると言われています。
つまり、1日後に7割近く忘れてしまう内容をアウトプットすることで2割や3割に減らすことができるということです。
学んだことをアウトプットする過程で、脳から情報を引き出して使っている状態となり、脳にとっては重要な記憶と位置付けられることによって記憶の定着率が上がるのです。
少しわかりやすい例えで紹介をします。
学生時代に授業で勉強した内容を友達に教えてあげた際に、その内容をしっかりと記憶してさらに理解ができるようになったということはないでしょうか。
これは授業で学んだ内容を友達に教えるという形でアウトプットをした結果、脳に記憶として定着しました。
授業で学んだ内容は、テスト前の勉強等でしか再びインプットやアウトプットされませんが、学んだ後に友達に教えてアウトプットをすることでしっかりと記憶として定着したのです。
このように、学んだことをアウトプットすることで人は深く記憶として定着させることができ、エビングハウスの忘却曲線を緩やかにしていくことができるのです。
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株の勉強の場合ならどのようにアウトプットするのが良い?
ここまで、人は学んだことを忘れやすく、アウトプットをすることで学んだことを忘れにくくするという内容を紹介してきました。
これは株の勉強でも同様であり、ただ1度株の勉強をするのだけではなくアウトプットをすることでさらに効率的に学ぶことができるということになります。
今日株について勉強をしたのであれば、1時間以内もしくは翌日までにアウトプットを行うことで、勉強した内容の内7割を忘れること無く記憶に定着させることができます。
では実際に、株の勉強の場合ではどのようにアウトプットをすれば良いのでしょうか?
ここからは、株の勉強をどのようにアウトプットするのがおすすめなのかについて紹介をしていきます。
ノート・ブログ・SNSなどでアウトプット
株のアウトプットの方法でおすすめなのが、ノートやブログに学んだ内容を書き出すことです。
手書きのノートでも問題ありませんが、ブログに学んだ内容を書き出すというのもおすすめです。
普段パソコンでタイピングばかりの人なら、ノートに手を動かして書くということがアウトプットにプラスで脳に良い影響を与えることもできます。
ブログに書き出す場合には、ブログの読者に学んだことを教えるという前提で記事を書くと良いでしょう。
自分の学んだことをインターネットを通して誰かに共有することができるため、誰かに教える意識も芽生えます。
しかしながら、アウトプットを行うことが苦手で、ノートやブログを書くことが億劫に感じる人もいるでしょう。
そういう方にはSNSを使ったアウトプットがおすすめです。
SNSであれば短い文章で気軽にアウトプットをすることができ、発信した内容が他の人にとって有益であれば何らかのアクションを気軽に貰うことができます。
特にTwitterなどであれば140字までしか1度に投稿することができず、アウトプットすべき内容をきちんと整理して考えなければならないので、短い文章でも効率的なアウトプットを行うことができます。
何よりもSNSの利点は、スマホ片手に学んだことを簡単にアウトプットできるという点です。
このようにノート・ブログ・SNSなどを活用して、株の勉強で学んだことを自分の言葉でアウトプットすることで、より深く記憶として定着させることができるのです。
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アウトプットをする時は誰かに教える感覚が効率的
株の勉強から学んだことをアウトプットする際には、誰かに教えるつもりでアウトプットをするとさらに良いでしょう。
自分が学んだことを誰かに教えるということは、学んだ内容をきちんと理解して、他人にもわかりやすく整理してアウトプットをすることに繋がります。
さらに、学ぶ段階から誰かに教えることを前提としているため、普通に勉強をするよりもきちんと理解しようという意識が高まるのです。
そのため、誰かに教えるという意識を持つだけでより深く学ぶことができ、誰かに説明できるレベルでの理解を自動的に行うことができるのです。
もし、誰かに教える感覚が分からないという場合は、学んだ内容を学ぶ前の自分に教える感覚でアウトプットをしてみてください。
自分が読んで理解できる内容であれば、自分に教えているも同然のレベルでアウトプットを行うことができるのです。
ここまで株の勉強後にアウトプットをすることは、学ぶ上でとても役に立つとお伝えしてきました。
しかしこれは、正しい株の勉強を行うという前提があります。
間違った方向や関係ない内容を勉強してしまうと上手く成長につなげることができないため、下記記事を参考にしてみてください。
まとめ
- 人は学んだ内容を1日後には7割近く忘れてしまう
- 株の勉強を記憶として定着させるためにはアウトプットが良い
- 株の知識はノート・ブログ・SNSを使ってアウトプットしよう
いかがでしたでしょうか。
人は学んだ内容を翌日には7割近く忘れてしまうため、効率よく株の勉強を行う際にはアウトプットが必要不可欠となります。
特に株の勉強は時間が掛かることが当り前となっており、アウトプットで記憶の定着率を上げることが成長の最短距離とも言えるでしょう。
また、株の勉強で学んだことだけではなく、普段のトレードについてもアウトプットをするのもおすすめです。
自分のトレードをアウトプットすることで客観的に見ることができ、問題点などを洗い出すことができます。
もちろんアウトプットは株の勉強だけではなく、様々な分野で応用することができます。
ぜひインプットを行った際にはセットでアウトプットを行う習慣をつけていきましょう。
著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。