オルカンの平均利回りはいくら?初心者向けメリットと注意点を徹底解説

オルカンの平均利回りはいくら?初心者向けメリットと注意点を徹底解説

オルカンに興味を持ったとき、まず気になるのが「平均利回りはどれくらいなのか」という点ではないでしょうか。

記事内で示されている目安では、オルカンの平均利回りは年率約6〜7%です。

ただし、これは毎年6〜7%ずつ増えるという意味ではありません。

実際のリターンは年によって大きく変わり、マイナスになることもあります。

平均利回りだけで判断せず、値動きやリスクも一緒に確認することが大切です。

本記事では、オルカンの基本的な仕組みから、平均利回りの見方、分散投資のメリット、過去の下落事例、投資前に知っておきたい注意点まで順番に解説します。

目次

オルカンとは?

オルカンは、これから投資を始める方にも知られている全世界株式型の投資信託です。

1つの商品を通じて世界各国の株式へ投資できるため、自分で国や企業を一つずつ選ぶ必要がありません。

投資に多くの時間をかけにくい方でも、分散投資を取り入れやすいのが特徴です。

まずは、オルカンがどのような仕組みの商品なのかを確認しておきましょう。

オルカンはインデックス型の投資信託

オルカンは「オール・カントリー」の略称で、先進国だけでなく新興国も含む世界各国の株式に投資する投資信託です。

オルカンとは?平均利回りと注意点を解説!

特徴の一つが、インデックス型で運用されていることです。

インデックス型投資は、日経平均やS&P500などの指数に連動する運用成果を目指します。

特定の企業だけに資金を集中させるのではなく、幅広い銘柄へ投資できるため、リスクを分散しやすくなります。

また、一般的に運用コストを抑えやすい点も特徴です。

インデックス投資はおすすめしない?やめた方がいいと言われる理由を解説!

オルカン平均利回りとメリット

オルカンを検討するときは、平均利回りだけでなく、そのリターンがどのような仕組みから生まれているのかを見ることが重要です。

ここでは、記事内で示されている平均利回りの目安と、全世界へ分散投資するメリットを整理します。

平均利回りは約6から7パーセントで推移

オルカンの平均利回りは、長期的な目安として年率約6〜7%程度とされています。

投資信託全体の平均利回りをおよそ5%前後とする見方と比べると、6〜7%という数字は高く見えるかもしれません。

ただし、ここでいう平均利回りは長期間の値動きをならした数字です。

毎年安定して6〜7%の利益が出るわけではなく、マイナスになる年もあれば、10%を超えて上昇する年もあります。

そのため、「平均利回りが6〜7%だから毎年同じだけ増える」と考えず、長期で見た目安として捉えることが大切です。

世界経済の長期的な成長を取り込める

オルカンは、世界各国の株式へ幅広く投資することで、世界経済の成長を運用成果に取り込むことを目指す商品です。

過去にはリーマンショックやコロナショックなど、大きな下落局面が何度もありました。

一方で、長期では人口増加や技術革新などを背景に経済活動が拡大してきた歴史があります。

先進国には比較的成熟した市場が多い一方、新興国には成長余地が期待される地域もあります。

ただし、新興国には政情不安など特有のリスクも忘れてはいけません。

オルカンは特定の国だけに投資するのではなく、こうした複数の地域を組み合わせています。

どこか一つの国の成長だけに依存しない点が、全世界株式へ投資するメリットです。

究極の分散投資が自動で完了する

オルカンのもう一つの特徴は、1本の商品を購入するだけで、世界中の多くの企業へ資金を分散できることです。

投資には「卵を一つのカゴに盛るな」という考え方があります。

特定の資産へ集中すると、その投資先が大きく下落したときに損失も大きくなりやすいためです。

オルカンでは投資先が数千の企業に分かれているため、一つの企業や国の値動きだけで資産全体が決まるわけではありません。

ただし、分散していても元本割れの可能性はあります。

自分で多数の銘柄を選び、投資比率を調整する手間を減らせる点は、分散投資を続けたい方にとってメリットが多いと感じられるでしょう。

これまでのオルカンのパフォーマンス

平均利回りだけを見ると値動きが穏やかに感じるかもしれませんが、実際の市場では大きく下落する局面もあります。

過去の事例から、どの程度の変動が起こり得るのかを確認しましょう。

暴落の事例

全世界の株式に分散していても、市場全体が下落するとオルカンの評価額も影響を受けます。

近年の代表例がコロナショックです。

2020年初頭には世界的に株価が急落し、元記事で比較対象としているS&P500も、2020年1月から3月の短期間で約20%下落しました。

さらに、リーマンショックでは2007年10月から2009年3月の18か月で約49%、ドットコムバブル崩壊では2000年8月から2002年9月に約46%の下落が記録されています。

このような大幅下落は、発生時期を正確に予測できるものではありません。

今後も市場環境によって大きな値下がりが起こる可能性があります。

「世界に分散しているから損をしない」と考えるのではなく、下落局面もある前提で資金計画を立てておくことが重要です。

他のインデックスファンドとの比較

投資信託にはさまざまな商品があり、同じインデックス型でも投資対象や利回りは異なります。

オルカンを検討する際も、単に人気順位だけを見るのではなく、どこへ投資する商品なのか、どの程度の値動きがあるのかを確認しましょう。

オルカンとは?平均利回りと注意点を解説!

引用:MIKABU「【インデックス型】投資信託人気ランキング インデックス型 2025/02/26 ~ 2025/03/27

掲載されているランキングでは、三菱UFJAM eMAXIS Slim(オール・カントリー)が2位に入っています。

利回りは13.95%と示されていますが、これは集計時点の数値です。

長期の平均利回りとは分けて考え、直近の高い利回りだけで将来の成果を判断しないようにしましょう。

オルカンに投資する際に知っておくべき注意点

オルカンには分散投資のしやすさなどのメリットがありますが、投資である以上、値下がりする可能性があります。

特に、為替の影響、米国株の比率、短期運用との相性は、購入前に確認しておきたいところです。

為替リスクによる資産減少の可能性

オルカンは日本円で購入できますが、投資先には海外の株式が多く含まれるため、為替変動の影響を受けます。

為替リスクとは、円と外国通貨の交換レートが変わることで、円換算した資産価値が増減することです。

たとえば1ドル100円のときに米国株を保有し、その後1ドル80円まで円高が進んだ場合、株価が同じでも円換算した評価額は小さくなります。

為替の動きを正確に予測するのは難しいため、円高による評価額の低下も起こり得るものとして考えておく必要があります。

構成比率の多くを米国株が占めている事実

オルカンは「全世界株式」ですが、各国へ同じ割合で投資しているわけではありません。

世界の株式市場の規模に応じて構成比率が決まるため、アメリカ企業の比率が大きくなっています。

記事内では、投資先の約6割をアメリカが占め、日本やイギリスなどはそれぞれ数%程度と説明しています。

そのため、世界に分散していても米国株の値動きから受ける影響は小さくありません。

アメリカ経済が大きく下落すれば、オルカンの評価額にも影響が及ぶ可能性があります。

短期的な利益を狙う投資には不向き

オルカンは、短期間で大きな利益を狙うことを目的とした商品ではありません。

運用コストを抑えながら、10年・20年と時間をかけて資産形成を考える使い方と相性がよいとされています。

インデックスファンドは市場全体の値動きに連動することを目指すため、短期間で資産が必ず2倍・3倍になるような商品ではありません。

短期の値動きだけを追うのではなく、老後資金など長期間使わない資金をどう育てるかという視点で検討すると、商品の性格を理解しやすくなります。

為替リスクを理解する

為替リスクについては、単に「円高になると評価額が下がることがある」と知るだけでなく、どのような形で影響するのかを整理しておくと理解しやすくなります。

記事では、為替に関するリスクを「為替換算リスク」「為替取引リスク」「為替経済性リスク」の3つに分けています。

為替換算リスクは、為替変動によって外貨建て資産の円換算評価額が変わるリスクです。

売却していなくても、評価額は為替によって上下します。

為替取引リスクは、取引時と決済時の為替レートが異なることで、円換算額に差が生じるリスクです。

為替経済性リスクは、為替の変化によって企業の競争力や業績が影響を受けるリスクを指します。

こうした影響が投資先企業の株価に表れる場合もあります。

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米国株に左右されやすい

オルカンは複数の国へ投資しますが、アメリカへの投資比率が高い点は押さえておきましょう。

記事内の構成比率では、アメリカが62.3%、日本5.5%、イギリス3.7%、中国3.2%などとなっています。

そのため、米国株が好調なときはその恩恵を受けやすい一方、米国市場が大きく下落するとオルカンも影響を受ける可能性があります。

「全世界だから米国の影響は小さい」と考えないことが大切です。

米国株投資で知らないと損する為替リスク!賢くリスクを抑える投資戦略

なるべく長期運用を心がける

オルカンは運用コストを抑えやすく、長期で積み立てる選択肢として利用されることが多い商品です。

10年、20年と運用期間を長く取れば、短期的な値動きだけに左右されずに資産形成を考えやすくなります。

ただし、長期なら元本割れしないという保証はありません。

インデックス型ファンドは、短期間で一気に利益を得ることよりも、市場の成長を長い時間をかけて取り込む考え方と相性があります。

生活費や近い将来に使うお金まで投資せず、値下がりしても運用を続けられる範囲で金額を決めることが重要です。

よくある質問

オルカンは毎月いくらから始められますか?

多くのネット証券会社では、毎月100円程度の少額から積立投資を始められます。

大切なのは、金額の大きさよりも家計に無理なく続けられることです。

最初は少額から始め、生活資金に余裕がある範囲で積立額を調整するとよいでしょう。

NISA口座でオルカンを買うメリットは何ですか?

NISA口座を利用するメリットは、制度の範囲内で投資による利益が非課税になることです。

通常、投資で得た利益には税金がかかりますが、NISAでは一定の条件のもとで非課税で運用できます。

長期で積み立てる場合、税負担を抑えられることはメリットになります。

オルカンとS&P500はどちらを選ぶべきですか?

どちらが一律に優れているとは言えません。

投資先の違いを理解して、自分の考え方に合うものを選ぶことが大切です。

オルカンは世界各国へ分散するのに対し、S&P500は米国の代表的な500社へ投資します。

過去の一定期間ではS&P500のほうが高い利回りとなった例もありますが、今後も同じ結果になるとは限りません。

まとめ

オルカンの平均利回りは、記事内では長期の目安として年率約6〜7%とされています。

ただし、この数字は将来のリターンを保証するものではありません。

全世界へ分散投資できる一方で、為替リスクや米国株の影響、相場全体の下落などによって評価額が下がることがあります。

平均利回りの高さだけで判断せず、「どのくらいの期間運用するのか」「どこまでの値下がりなら続けられるのか」「生活資金を確保できているか」を確認したうえで検討しましょう。

オール・カントリーvsS&P500、どっちを選ぶべき?

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。

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