NISA口座で投資をはじめたい初心者におすすめの証券会社を5つ紹介!口座開設の流れについても解説

NISA口座で投資をはじめたい初心者におすすめの証券会社を5つ紹介!口座開設の流れについても解説

「新NISAをはじめるならどこの口座がおすすめなの?」という声をよく耳にします。

新NISAの口座を開設できる金融機関が多すぎて、どこで口座開設するのか悩みますよね。

そこで今回は、新NISA口座を開設するならおすすめしたい証券会社を5つ紹介します。

また、新NISA口座で運用するならおすすめの商品についてや新NISA口座で資産運用を成功させるコツについても解説しています。

【新NISAとは?】知識0の方でも理解できる新NISA完全ガイド

目次

NISA口座を選ぶなら総合的に見てサービスの内容が充実しているものを選ぶ

新NISA口座を開設するなら、ネット証券がおすすめです。

新NISA口座は1人につき1口座までしか所有できず、金融機関の変更が口座開設から1年間できません。

そのため、証券口座を選ぶならサービスの充実度が総合的に見て高いものがいいです。

そこで1章では、以下の観点からサービスを比較します。

  • 投資信託のラインナップ
  • 個別株の有無
  • 取引手数料
  • ポイント還元
  • 最低積立金額

それぞれ解説していきます。

投資信託のラインナップ

投資信託のラインナップは多い方が望ましいです。

どの証券会社でも、同じ商品を取り扱っているわけではありません。

NISA口座を開設した後に自分がほしい商品がなかった場合、NISA口座での運用ができません。

そのため、なるべく品揃えの多い会社を選ぶのが好ましいです。

金融機関 つみたて投資枠 成長投資枠
ネット証券 SBI証券 248本 1263本
楽天証券 241本 1279本
マネックス証券 234本 1177本
松井証券 244本 1144本
auカブコム証券 238本 1130本
金融機関 つみたて投資枠 成長投資枠
対面証券 大和証券 36本 197本
野村証券 19本 423本
みずほ証券 12本 72本
三菱UFJモルガンスタンレー証券 28本 272本
SMBC日興証券 150本 543本
金融機関 つみたて投資枠 成長投資枠
大手銀行 三菱UFJ銀行 24本 387本
ゆうちょ銀行 15本 61本
みずほ銀行 16本 125本
りそな銀行 13本 94本
三井住友銀行 4本 95本

個別株の有無

新NISAは投資信託への積立投資が、基本的な運用方法になると思います。

ですが、将来株主優待がほしくてNISA口座で個別株を購入したいと思っても取り扱っていなければNISA口座で購入できません。

そのため、個別株が取引できるのかは確認しておきましょう。

金融機関 個別株の取引
ネット証券 SBI証券
楽天証券
マネックス証券
松井証券
auカブコム証券
金融機関 個別株の取引
対面証券 大和証券
野村証券
みずほ銀行
三菱UFJモルガンスタンレー証券
SMBC日興証券
金融機関 個別株の取引
大手銀行 三菱UFJ銀行 ×
ゆうちょ銀行 ×
みずほ銀行 ×
りそな銀行 ×
三井住友銀行 ×

取引手数料

手数料は、安い会社を選ぶのがおすすめです。

つみたて投資枠で投資信託を購入する際は、どの金融機関も取引手数料は無料です。

ですが、成長投資枠で投資信託を購入する際は金融機関により手数料が変わります。

また、個別株の取引手数料も金融機関により変わるのでなるべく安いところで口座開設しましょう。

金融機関 つみたて投資枠 成長投資枠
投資信託 投資信託 個別株
ネット証券 SBI証券 無料 無料 無料
楽天証券
マネックス証券
松井証券
auカブコム証券
金融機関 つみたて投資枠 成長投資枠
投資信託 投資信託 個別株
対面証券 大和証券 無料 有料 有料
野村証券
みずほ証券
三菱UFJモルガンスタンレー証券
SMBC日興証券
金融機関 つみたて投資枠 成長投資枠
投資信託 投資信託 個別株
大手銀行 三菱UFJ銀行 無料 有料
ゆうちょ銀行
みずほ銀行
りそな銀行
三井住友銀行

ポイント還元

NISA口座を選ぶなら、ポイントが還元される口座がおすすめです。

ポイントを貯めながら投資すると、効率よく資産形成ができます。

貯めたポイントは投資信託を買ったり、他のポイントに換えたりなど使い道は様々です。

1ヵ月の投資金額は1万円以上になる方も多いので、ポイントも見逃せません。

金融機関 クレジットカード積立 投資信託保有ポイント
ネット証券 SBI証券 三井住友カード Vポイント
楽天証券 楽天カード 楽天ポイント
マネックス証券 マネックスカード マネックスポイント
松井証券 MATSUI SECURITIES CARD 松井証券ポイント
auカブコム証券 auPAYカード Pontaポイント
金融機関 クレジットカード積立 投資信託保有ポイント
対面証券 大和証券
野村証券
みずほ証券
三菱UFJモルガンスタンレー証券
SMBC日興証券
金融機関 クレジットカード積立 投資信託保有ポイント
大手銀行 三菱UFJ銀行 Pontaポイント
ゆうちょ銀行
みずほ銀行
りそな銀行 りそなポイント
三井住友銀行

最低積立金額

最低積立金額は低いほうがいいです。

やはり投資には、不安や怖さも少なからず出てくると思います。

なので、最初は小さい金額からはじめて慣れたら徐々に投資金額を増やしていくのがおすすめです。

最低積立金額は金融機関により様々ですので、よく確認しておきましょう。

金融機関 最低積立金額
ネット証券 SBI証券 100円
楽天証券 100円
マネックス証券 100円
松井証券 100円
auカブコム証券 100円
金融機関 最低積立金額
対面証券 大和証券 100円
野村証券 1,000円
みずほ証券 1,000円
三菱UFJモルガンスタンレー証券 10,000円
SMBC日興証券 100円
金融機関 最低積立金額
大手銀行 三菱UFJ銀行 1,000円
ゆうちょ銀行 1,000円
みずほ銀行 1,000円
りそな銀行 1,000円
三井住友銀行 10,000円

NISA口座開設後に放置するとどうなる?【日本証券業協会のNISA相談コールセンターに聞いてみた】

講座

NISA口座で投資するならおすすめの証券会社を5つ紹介

1章では前提として、総合的にサービスが充実しているネット証券がおすすめであることを述べました。

2章では、ネット証券の中でも特におすすめできる5つの証券会社について解説します。

ここで紹介する証券会社はどれも評価が高くおすすめできるので、自分のスタイルにあった証券会社を選ぶのがいいですね。

紹介する証券会社は以下のとおりです。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • 松井証券
  • auカブコム証券

それぞれ解説していきます。

SBI証券

取引手数料 0円
つみたて投資枠 248本        ※2024年9月25日時点
成長投資枠 1263本         ※2024年9月25日時点
IPO実績 91本(2023年)
外国株 9カ国
ポイント投資 Vポイント
口座開設にかかる日数 最短翌営業日
口座数 1300万口座        ※2024年7月16日時点

SBI証券は、口座開設数や取扱商品の多さから見て総合的に1番信頼性のある証券会社です。

どこの証券会社にしようか決めきれなくて悩んでいる人は、SBI証券でNISA口座を開設するのがおすすめです。

ブランド力が強く信頼感がある

口座開設数が1,300万口以上と、業界トップクラスであるため破綻する可能性が低いです。

本来証券会社は、投資家から預かっているお金は別で保管しておかなければいけません。

ですが、なんらかの理由でお金を別で保管できておらず証券会社が破綻してしまった場合は1,000万円までしか保障してもらえません。

そのため、破綻する可能性ができるだけ低い証券会社で投資したいところです。

SBI証券は口座開設数が業界トップであることから、今後も上手く経営されることが期待できるため1番経営破綻する可能性が低く安心できる証券会社だと言えます。

外国株式がネット証券最多の9ヶ国

SBI証券は、外国株式の取扱商品の種類が多いです。

ネット証券では、最多の9ヶ国の外国株式を取引できます。

取引できる国は以下のとおりです。

  • 米国
  • 中国
  • 韓国
  • ロシア
  • ベトナム
  • インドネシア
  • シンガポール
  • タイ
  • マレーシア

これら9カ国の株式を取引できます。

幅広い国の株に投資できるとお金を増やすチャンスも増えるため、外国株式の取引商品が多いことはメリットだと言えます。

三井住友カードでの積立投資でポイントが付与される

三井住友カードで、ポイントを貯めながらSBI証券の積立投資ができます。

クレジットカードの種類、年間利用額により、ポイントの還元率が変わります。

三井住友カードプラチナプリファ-ドOliveフレキシブルペイプラチナプリファード 三井住友ゴールドカードOliveフレキシブルペイゴールド(NL) 三井住友カード(NL)Oliveフレキシブルペイ
年間カード利用額 付与率 年間カード利用額 付与率 年間カード利用額 付与率
500万円以上 3.0% 100万円以上 1.0% 10万円以上 0.5%
300万円以上 2.0% 10万円以上 0.75% 10万円未満 0%
300万円未満 1.0% 10万円未満 0%

ポイントは1P=1円として利用でき、投資信託や個別株などの投資資金として利用できます。

他にも、コンビニや大手外食チェーン店などの様々な使い道があります。

そのため、三井住友カードを普段利用している方にもSBI証券はおすすめです。

楽天証券

楽天証券では、楽天ポイントを効率よく貯めながら資産形成ができます。

そのため、楽天経済圏のサービスを普段から頻繫に使う方におすすめです。

取引手数料 0円
つみたて投資枠 241本        ※2024年11月19日時点
成長投資枠  1279本        ※2024年11月19日時点
IPO実績 61本(2023年)
外国株 6カ国
ポイント投資 楽天ポイント
口座開設にかかる日数 最短翌営業日
口座数 1100万口座         ※2024年4月時点

楽天カードの積立投資で最大2%のポイントが還元される

楽天カードで積立投資をすると最大2%のポイントが付与されます。

カードの種類によりポイント還元率が変わります。

還元率は以下のとおりです。

楽天ブラックカード 楽天プレミアムカード 楽天ゴールドカード 楽天カード
ポイント還元率 2.0% 1.0% 0.75% 0.5%

また、楽天カードと楽天キャッシュで積立投資をすると、月に最大15万円までの積立投資ができます。

1ヶ月に10万円までの積立制限ある会社が多い中、15万円まで積み立てられるのはメリットです。

楽天ポイントで投資ができる

楽天証券では、楽天ポイントで投資ができます。

現金を使わずに、勉強しながら投資したい人におすすめです。

楽天ポイントは、もちろんNISAでも利用できます。

1P=1円として利用でき投資信託、国内株式、米国株式などに挑戦できます。

日経新聞が無料で読める

楽天証券では、日経テレコンというデータベースサービスを無料で提供しています。

そのサービス内で、日経新聞が無料で読めます。

日経新聞は月額4277円~なので、無料で読めるのはかなりお得です。

日経テレコンは他にも、過去1年分の新聞記事が検索できたり日経速報のニュースの閲覧ができたりします。

日経新聞を無料で読みたい人にも、楽天証券はおすすめです。

マネックス証券

マネックス証券は、マネックスカードを利用している方におすすめです。

またIPO株に投資してみたい人や、中国株に興味がある人にもピッタリです。

取引手数料 0円
つみたて投資枠 234本        ※2024年11月19日時点
成長投資枠 1177本       ※2024年11月19日時点
IPO実績 54本(2023年)
外国株 2カ国
ポイント投資 マネックスポイント
口座開設にかかる日数 最短翌営業日
口座数 222万口座        ※2023年7月末時点

マネックスカードでの積立で最大1.1%ポイント還元

マネックスカードで積立投資をすると、マネックスポイントが最大1.1%還元されます。

マネックスカードユーザーの方は、マネックス証券で資産形成をするとお得に投資できます。

マネックスポイントは積立金額により、還元率が変わるので見てみましょう。

積立金額 ポイント還元率
5万円以下 1.1%
5万円~7万円以下 0.6%
7万円~10万円以下 0.2%

マネックスポイントは投資信託の買い付けはもちろん可能ですが、他社ポイントとも交換できます。

たとえば、以下のようなポイントに交換できます。

  • dポイント
  • Amazonギフト券
  • Pontaポイント

またマネックスポイントで仮想通貨の購入もできます。

マネックスポイントを効率よく貯めて、お得に投資できるのは嬉しいポイントです。

中国株に強い

マネックス証券は、中国株に強みがあります。

マネックス証券は外国株式の取り扱い国数が米国と中国の2ヶ国ですが、中国株式の取り扱いは2,000銘柄以上で、香港市場に上場しているほとんどの銘柄を売買可能です。

中国は世界的に見ても経済大国で、今後もさらに成長することが期待されています。

また香港ドルで株式を持つので、リスク分散にもなるため投資先として中国株式に興味がある方におすすめです。

IPOの抽選が平等

IPOとは新規公開株のことで、これまで上場していなかった企業の株を誰でも取引できるようにすることです。

IPOの株に投資しようとすると、株数に限りがあるので抽選になります。

そのときの抽選は投資資金が多いほど抽選確率があがる会社が多い中で、マネックス証券はコンピューターでランダムに抽選されます。

そのため資金力の弱い個人投資家でも、IPO株に投資できるチャンスが他の証券会社と比べて大きいです。

IPO投資にも興味があって、挑戦したいと思っている人にもおすすめです。

松井証券

松井証券がおすすめな人は、アプリやサイトの操作に不安がある初心者の方におすすめです。

松井証券は相談サービスに力を入れているため、株式投資の売買に関する悩みからアプリの使い方まで専門のオペレーターに分かりやすく教えてもらえます。

取引手数料 0円
つみたて投資枠 244本        ※2024年11月19日時点
成長投資枠 1144本        ※2024年11月19日時点
IPO実績 70本
外国株 1カ国
ポイント投資 松井証券ポイント
口座開設にかかる日数 最短即日
口座数 159万口座         ※2024年9月末時点

専門のアドバイザーに直接相談できる

松井証券には、株の取引相談窓口というサービスを提供しています。

このサービスでは、「銘柄選び」から「売買のタイミング」までアドバイザーに相談可能です。

1人1人の希望や投資スタンスを聞いた上で、以下のような質問に答えてもらえます。

  • 銘柄の探し方
  • 売買材料の探し方
  • 取引のタイミング

完全予約制とはなっていますが無料ですので、初心者の方には嬉しいメリットです。

アプリやサイト操作に不安があっても問題ない

松井証券には、アプリやサイト操作に慣れていなくてもリモートサポートがあるので心配いりません。

リモートサポートとは、専門のオペレーターと画面共有をして操作方法をマンツーマンで教えてもらえるサービスです。

そのためパソコンやスマホにあまり慣れていない方でも、安心してNISAで資産運用ができます。

また松井証券はHDI-JAPAN(ヘルプデスク協会)主催2024年度問い合わせ窓口格付け(証券業界)で最高評価の三ツ星を14年連続獲得しています。

そのため、アプリやWEBでの操作に少し不安があるという方にとってはピッタリの証券会社です。

投信保有によるポイントがネット証券5社の内1番多い

投信ポイントとは投資信託を保有しているだけで、受け取れるポイントです。

投資信託を保有している人に対して保有金額に応じて還元され、最大1%が還元されます。

SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券 auカブコム証券
投信保有ポイント 0.25% 0.05% 0.26% 1.0% 0.24%

松井証券では、松井証券ポイントがもらえます。

松井証券ポイントとは、PayPayポイントやdポイント、Amazonギフト券など3,000種類以上の商品と交換できる松井証券オリジナルのポイントです。

松井証券で投資信託の積立投資を長期間しようと思う方は、他の証券会社よりお得に資産形成できます。

auカブコム証券

auカブコム証券は、Pontaポイントを集めている方にピッタリです。

またauPAYやauクレジットカードなど、auサービスを日常的に利用している人にもおすすめです。

取引手数料 0円
つみたて投資枠 238本        ※2024年11月19日時点
成長投資枠 1130本       ※2024年11月19日時点
IPO実績 26本(2023年)
外国株 1カ国
ポイント投資 Pontaポイント
口座開設にかかる日数 最短翌営業日
口座数 176万口座        ※2024年10月時点

auPAYカードで積立投資をしてポイントを獲得したい人

auPAYカードの投信積立で、積立額の1%がPontaポイントに還元されます。

さらに「auマネカツプラン」に加入し「NISA口座」と「auPAYゴールドカード」を合わせて保有するとポイント還元率が最大3%となります。

普段からauPAYカードを利用している方や、Pontaポイントを集めている方におすすめです。

投資信託保有によりPontaポイントがもらえる

投資信託を保有しているだけで、保有額に応じて毎月Pontaポイントがもらえます。

還元率は、保有している投資信託により変わりますが最大0.24%のポイントがもらえます。

受け取ったポイントで投資信託への再投資もできますし、auPAYやプリペイドカードにチャージもできお得に資産形成が可能です。

指定銀行との連携で、金利が高くなる

auマネーコネクト優遇プログラムで、指定銀行と連携すると預金金利が0.31%と高くなります。

auじぶん銀行とauカブコム証券の連携+auPAY+auPAYカードをセットの利用で円普通預金の金利を0.31%にすることが可能です。

この指定銀行との連携で得られる金利は、auカブコム証券がトップクラスに高いためau経済圏の方はauカブコム証券で投資をするとお得に資産運用ができます。

新NISAが向いていない人の特徴とは?投資に失敗しないための5つのポイント

講座

NISA口座開設の流れを5つのSTEPで解説

ここでは、口座開設の方法について5つのSTEPで解説します。

基本的な流れはどの証券会社でも同じですが、今回は楽天証券を参考に紹介します。

以下のSTEPを踏むと口座開設が可能です。

  1. 口座開設の申込み
  2. スマホで本人確認
  3. ログインIDの受け取り
  4. 初期設定・マイナンバー登録
  5. NISA口座開設完了

それぞれ見ていきましょう。

STEP1.口座開設の申し込み

まずは、楽天証券のHPの「口座開設」ボタンをクリックします。

メールアドレス登録後、送信される確認メールに記載されているURLから申込みをします。

STEP2.スマホで本人確認

ここでは、スマホで本人確認をします。

運転免許証か個人番号カードを準備して、スマホで本人確認を行います。

STEP3.ログインIDの受け取り

審査が完了後、ログインIDがメールで送られてきます。

ログインIDは変更不可のため、大切に保管しておきましょう。

STEP4.初期設定・マイナンバー登録

ログイン画面から初期設定とマイナンバー登録が完了すると、NISAで取引ができるようになります。

STEP5NISA口座の開設完了

税務署での審査が完了すると、NISA口座開設の手続き完了のメールが届きます。

ここまで完了すると手続きは終了です。

NISAはデメリットしかない?【NISAのリスクを避ける4つのポイントを解説!】

講座

新NISAをするならおすすめ銘柄3選

ここでは、投資信託の中でも比較的リスクが低くて人気のある商品を紹介します。

過去の暴落を何度も乗り越えた実績もあり、手数料も安くおすすめです。

紹介する商品は以下のとおりです。

  • eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)
  • eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slimバランス (8資産均等型)

それぞれ解説します。

eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)

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S&P500とは、アメリカの代表的な株価指数です。

アメリカの時価総額の8割を占めるため、S&P500に投資することはアメリカ経済に投資していると言えます。

日本でいう日経平均やTOPIXのようなものですね。

S&P500は長年にわたり右肩上がりで成長を続けてきましたが、アメリカは世界経済の中心であるため今後も成長を続けると思われています。

過去の平均リターンは以下のとおりです。

1年 3年 5年
リターン ※2024年11月15日時点 38.82% 21.67% 24.15%

S&P500は米国の株式のみで構成されているため、この章で紹介する投資信託の中では一番商品リスクは高いですがリターンが大きいです。

他の商品と比べて、多少のリスクをとってでもお金を多く増やしたい方におすすめです。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

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eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は先進国23カ国、新興国24カ国の世界中の株式で構成されていて約2,800銘柄が組み込まれています。

また、世界の時価総額の85%をカバーしている投資信託です。

S&P500は米国だけの株式で構成されていましたが、オール・カントリー・ワールド・インデックスは全世界の株式で構成されているためS&P500よりもカントリーリスクが下がります。

過去の平均リターンは以下のとおりです。

1年 3年 5年
リターン ※2024年11月15日時点 31.50% 17.53% 19.74%

S&P500のカントリーリスクが少し不安だという方は、オール・カントリー・ワールド・インデックスがおすすめです。

eMAXIS Slimバランス (8資産均等型)

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eMAXIS Slimバランス (8資産均等型)は世界各国の株式、債券、不動産投資信託の動きに連動する投資信託です。

基本的な構成割合は以下のようになっています。

nisa口座おすすめ,eMAXISSlimバランス(8資産均等型)配分

引用:MUFG「目論見書

オール・カントリー・ワールド・インデックスに比べると、株式以外にも債券や不動産も組み込まれているため商品リスクを下げられます。

過去の平均リターンは以下のとおりです。

1年 3年 5年
リターン ※2024年11月15日時点 12.74% 7.65% 8.38%

株式だけで組み込まれた投資信託では、商品リスクに不安があるという方はeMAXIS Slimバランス (8資産均等型)がおすすめです。

初心者でもできる!投資信託の選び方を4つのSTEPで解説

講座

NISA口座で資産形成を成功させるコツ

NISA制度を利用して資産形成を成功させるコツは「長期・積立・分散」を意識することです。

長期とは、購入して15年以上持ち続けることです。

資産形成では時間をかけると、複利の力が働くためお金が増えやすくなります。

またS&P500に15年以上積立投資を行っていたら、資産がマイナスにならなかったというデータがあります。

このことからも、長期的な目線で投資することが大事です。

積立とは、等間隔で同金額を積み立てることです。

株価は、時間により価格が変わるため購入するタイミングを見極めるのが難しいです。

ですが、積立を意識するとその問題は解消されます。

価格変動の対策として、ドルコスト平均法という購入方法があります。

ドルコスト平均法とは、同金額を等間隔で購入することで価格変動のリスクを抑えられます。

nisa口座おすすめ,ドルコスト均等法

ドルコスト平均法で購入すると、株価が高いときに少ない量を株価が低いときには多くの量を購入が可能です。

そのため「安いときに買えなかった」などの後悔がないので、精神的にも安定した取引ができます。

分散とは、投資する際様々な商品に分散させることです。

株式投資の世界には絶対というものがありません。

そのため1つの商品に資金を集中させるのではなく、必ず分散させなければいけません。

分散させると商品リスクを下げられるので、安全に資産ができます。

ちなみに4章で紹介した商品はすでに分散された商品です。

これら「長期・積立・分散」の3つのことを守りながら投資に取り組むと、安全に資産形成ができます。

【投資信託で資産を増やす!】複利の効果とその威力を徹底解説

講座

まとめ

今回は、NISA口座を開設するならおすすめの証券会社について解説しました。

NISA口座は1人につき1口座までで、1年間は変更できないのであらかじめ調べて口座開設するのがおすすめです。

今回紹介した5つの証券会社はどれも汎用性が高くおすすめできるので、自分のスタイルや望みにあった証券会社を選ぶのがいいですね。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

株トレード歴40年のプロトレーダー相場師朗先生が監修する株式投資情報総合サイト「インテク」の編集部です。今から株式投資を始めたいと思っている投資初心者の方から、プロが実際に使っているトレード手法の解説までの幅広いコンテンツを「わかりやすく、気軽に、実用的に」をモットーに発信しています。

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