株塾塾生 西やんの「お金との付き合い方」vol.1

初めまして。

株塾塾生の「西やん」です。

私は2015年に株塾に入塾し、早くも6年目を迎えました。

ご縁があってインテクのコラムを書かせていただくことになり、私の過去の体験談を様々な失敗を含めてお伝えすることで、少しでも皆さんのお役に立てればと思います。

目次

1.株塾との出会い

私のトレードのきっかけは、2012年のアベノミクス暴騰でした。

そこから株塾に入塾するまでの経緯を、まずはお話させていただきます。

株式投資を始めたきっかけ

1989年に新卒で入社以来、かかさずに毎月1万円の自社株積立をやっていました。

入社時に1,600円だった株価は最安値で600円台まで下がり、投資収支はマイナスが続いていましたが「自分の勤めていた会社はつぶれることはないだろう」と、そんな思いもあり積立額を増やしたままほったらかしにしていました。

そして「黒田バズーカ」なんて言葉がニュースになった頃、積み立てをしていた自社株の価格を確認してみたところ、驚くことに600円台から2,000円まで上昇していたのです。

25年ほどで持ち株は7000株まで増えており、最高で1日に100万円資産額が増えるといった経験もしました。

そして気がつけば、1,400万円ほどの資産となっていたのです。

これに私は舞い上がってしまいました。

そして「自分で投資をしたら、もっと増やせるのでは」と思い、積立を解約したのち証券口座を開設して自信でトレードを始めました。

しかしトレードについては全く勉強をせずに始めたため、気が付けば3年間で資産の大半を失っていました。

”このままではダメだ”と思い、2015年に入塾したのが「株塾」です。

入塾して最初の2年間

入塾して最初の2年くらいは、相場先生の教えを聞きながら独自に練習を続けました。

この2年の間は勝ったり負けたりを繰り返して、資産はほぼ横ばいといった状況でした。

ここでようやく私は、なぜ思うように利益をあげられないのかを自分なりに分析し始めることにしたのです。

まず確実に利益を出せる時は、先生から技術を習ってその通りにトレードした時だと気が付きました。

次に失敗する時のトレードについて分析しました。

失敗する時は教えていただいた技術に逆らい、当時のニュースや話題になっている銘柄を優先して取引していることが多々あり、それが大きな損失を出してる原因だと気が付きました。

では、なぜそのようなトレードをしてしまったのでしょうか。

当時の私は、毎日エントリーと確定を繰り返さないと安心できない「トレードドランカー」でした。

「トレードで確実に利益を上げる」という目標を忘れて、「常にトレードしていないと不安だ」という精神状態に陥っていたのです。

その為、目標と達成のための手段が食い違った状態になり、全く利益を出せないといった状況を自分自身が作り出してしまっていたのです。

そこで私は”何をするためにトレードを始めたのか?”ということを振り返りました。

当時の私の目標は、「自社株で得た1,400万円をもう少し増やして、現金でマイホームを購入する」ということでした。

しかし実際の私はそんな目標は忘れ、トレードをするために証券口座とにらめっこするだけの日々でした。

まだ株式投資を始めていない方はこの話を聞いて驚かれるかもしれませんが、トレード初心者の多くがこの状態を経験します。

そして沢山の人が正しい思考に辿り着くことができず、無駄に資産を減らし、最後はトレードから退場して行くのです。

まさに、私も退場間際の局面に立っていました。

そんなギリギリの中で、どのように考えて行動し現在に至っているのかを、次回は更に詳しくお話しします。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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