株主優待の賢い活用術!初心者が銘柄選びで注意すべきポイント

【株初心者向け!】株主優待で銘柄を 選ぶときの注意点

株式投資の目的は、株式の購入金額と売却金額の差益で利益を狙うキャピタルゲインと、企業の株式を一定数以上保有することによって得られる配当や優待による利益が得られるインカムゲインがあります。

株主優待とは、上記のうちの「インカムゲイン」にあたり、株式を購入をしてもらったお礼として投資先企業から各投資家に提供されている、さまざまなサービスや商品を指します。

株主優待をきっかけに株式投資を始めた方もいるのではないでしょうか。

今回は株初心者向けに、株主優待でどのような物がもらえるのかを一部ご紹介し、株主優待を含めた株の売買戦略についてもご説明します。

この記事でわかること

  • 株主優待でもらえるもの
  • 株主優待を買う場合のタイミング

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目次

株主優待でもらえる物は?

株主優待は、上場企業の株式を一定期間保有していることで得られる権利です。そして、株主優待でもらえる物は、企業によって大きく異なっており幅広いサービスや商品が存在します。

そこで、ここでは株初心者やちょっとしたお得感を感じたい方に向けて、株主優待でもらえる物をご紹介していきます。

食品メーカー系の銘柄は詰め合わせや食事券などがもらえる

食品メーカーや飲食関係のサービス業に関する銘柄を購入すると、株主優待で食品やギフト、食事券などをもらうことができます。

例えば、水産加工食品メーカーであれば缶詰の詰め合わせ、お菓子メーカーならお菓子、レトルト食品メーカーならレトルトのセットなど、その企業の自社商品を株主優待でもらうことができます。

プロ野球球団の保有企業であれば、プロ野球の公式戦チケットも特典になっています。

食品関係の商品が欲しい方は食品メーカーの銘柄を購入するのがおすすめです。

ホテルの割引券や乗車証など旅行や電鉄系銘柄

旅行が趣味という方や、頻繁に交通機関を利用する方は、ホテルを運営している企業や電鉄系企業などの銘柄を購入してみてはいかがでしょうか。

これらの企業では、株主優待として乗車証や特定のリゾート地で使える割引券をはじめ、自社グループが運営しているホテルの割引券などを提供しています。

傾向としては、電鉄系が乗車証や系列店のお買物割引券、ホテル運営企業や旅行会社は割引券や宿泊券などを用意していることが多いようです。

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株主優待が充実している銘柄の特徴

株主優待はさまざまな企業が提供していますが、優待内容が充実している・質の高いサービス内容となっている銘柄には、いくつかの特徴があります。

大型株も含む銘柄で優待内容が充実している場合は、投資家にサービスできるほど業績も良いと考えられますから、最低投資額が高い可能性があります。

また、株主優待によっては、株の保有期間が長いとサービスが上乗せされることがあり、投資金額を増やしたくない方には嬉しいサービスといえます。

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株主優待目当てで買う場合のタイミング

株主優待を目的として投資を行う場合、株式購入に関して、いくつか押さえたいポイントがあります。

株主優待は権利付き最終日と権利確定日がポイント

株主優待を目的とする場合は、優待を受けられる最低投資金額以上で購入することはもちろんですが、権利確定日までに保有しておく必要があります。

以下、3種類のルールがあります。

  • 権利確定日:株主として株主名簿に記載され、優待などの権利が確定する日
  • 権利付き最終日:権利確定日の3営業日前で、この日までに株を保有していなくては優待を受ける権利を得られない。
  • 権利落ち日:権利付き最終日の翌日で、この日以降は株を売却しても株主優待を受けられます。

ただし、確定日と権利落ちの関係上、通常の株トレードでしっかり稼ぐトレーダーにとってはトレード内容が左右されてしまうため、株主優待を狙いながら売却益も得ることは難しいかもしれません。

権利落ち日に売るべきではない理由!トレードで大切にしたい考え方

株主優待に関連する優待利回りもポイント

株主優待に関連する利回りとして優待利回りがあります。

優待利回りとは、優待の価値を株取得に必要な金額で割った数値で、どれだけの価値があるのかを示しています。

5,000円分の食事券がある優待で、取得に50万円かかった場合は、5,000円÷50万円×100で1%になります。つまり優待利回りは1%です。

また、株を購入する場合は、配当利回りについても確認しておくのがおすすめです。株主優待とは直接関係ありませんが、1年間の配当金割合も重要な収益指標になります。年間配当を株価で割ると算出できます。

配当利回り・配当性向とは?言葉の意味や平均値などをご紹介

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まとめ

  • 株主優待を受けるには、権利確定日までに株を保有しておく
  • 株主優待と売却益は分けて考える

株主優待の内容は企業によって異なり、食品関係から旅行関係・化粧品や生活用品などお得なサービスが用意されています。

ただし、株主優待を受けるためには、一定の投資金額と権利落ち最終日までには保有しておく必要があります。そのため、株で利益を上げたいと考えるなら、株トレードによる売却益と株主優待は分けて考えることが大切です。

目的に応じて、トレードスタイルを変えていくようにしましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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