これさえ読んでおけば株式投資を始めても大丈夫、そんな本を探していませんか?
世の中には数えきれないほど株についての本が存在しています。
その中には、信ぴょう性が定かではなかったり、あまり内容が充実していないものもあります。
初心者が本当に役立つ本を選び取ることは至難の業なのです。
では、株の初心者が本当に役立つ本とは何なのか。
株の塾を運営する弊社では、株に関連した本が数十冊単位で置かれています。
株の知識を教えていくうえで根幹になったともいえる本たちですが、その中でもさらに勉強に役立つ本を厳選、学べる内容別に6冊をご紹介。
今回紹介する株の勉強本は、以下の6冊です。
- 世界一やさしい 株の教科書 1年生
- めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ザイが作った「株」入門
- マンガでわかる最強の株入門
- 2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの 株トレ 世界一楽しい「一問一答」株の教科書
- 36年連戦連勝 伝説の株職人が教える! 株チャート図鑑
- 株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書
株について勉強をするなら、ぜひこの6冊を手に取ってください。
どの本もバイブルといえる1冊ですから、何度も読み返す価値がありますよ。
株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ
世界一やさしい 株の教科書 1年生
著者:ジョン・シュウギョウ
参考価格:1,628円(税込)
ページ数:256ページ
出版社:ソーテック社
株を始めたいけど何からすればいいのかわからない、そんな方には本書がオススメです。
世界一やさしいとある通り、株の経験がない初心者でもわかりやすく必要な情報がまとまっている一冊。
実際に投資する銘柄を選ぶときに役立つ、テクニカル分析・ファンダメンタル分析の基本も学べます。
本書を読めば、一人で投資の計画を立てて、実際に実行できるまでになりますよ。
この本の概要
株式投資の入門書、その名の通り教科書的に学べる本です。
「初心者はこれだけ押さえていれば大丈夫」という情報を徹底的に掘り下げています。
投資で利益を得るためには3つのポイントを守ればよいというのが本書の主張。
- いい会社を選んで(What)
- 正しいタイミングで買って(When)
- 正しいタイミングで売る(When)
上記を守るために、ファンダメンタル・テクニカル分析が必要であるとし、分析手法についても解説してくれます。
本書では、短期・中期でトレードをする投資スタイルで話が進みますから、長期投資の方はほかの本も検討しましょう。
おすすめポイント
- 投資で儲けるための本質が学べる
- テクニカル分析の基本が学べる
- ファンダメンタルの基本が学べる
本書では株に関連する用語や分析手法だけでなく、株式投資に対する心構えも学べるのがオススメポイント。
初心者が陥りやすいワナ、投資で利益を得るためのポイント、どちらも株を始める前に押さえておきたい考え方です。
またテクニカル分析で用いるローソク足・移動平均線、ファンダメンタル分析で用いるPERについても、本書を読めば投資で活用できるようになります。
どちらも投資するかどうか判断する際に、非常に参考になる指標のため、初心者であれば必須で押さえておきたい知識ですよ。
めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ザイが作った「株」入門
著者:ダイヤモンド・ザイ編集部
参考価格:1,760円(税込)
ページ数:192ページ
出版社:ダイヤモンド社
株のことを全く知らない人でも、実例や図解でイメージしながら勉強できる一冊です。
直近の事例をもとに解説されているため、「確かにそうなってる」と実感しながら学んでいけます。
また人気雑誌「ダイヤモンド・ザイ」編集部が作っているだけあって、図解や用語解説などで情報がわかりやすく整理されていて読みやすさは抜群。
株の基礎知識だけでなく、実践で役立つアドバイスまで盛り込まれています。
この本の概要
株で儲かる人は「本当に必要な株の基本だけはわかってる!」として、その基本をまとめています。
株とはそもそも何か、株の売買はどうやってやるのか、PERやチャートとどう向き合えばいいのかまでまとめられており、まさに必要な基本を学べる一冊。
ネット証券での口座開設方法や注文方法まで、画像付きで丁寧に説明されているため、投資をしたことがない人でも本書があれば安心です。
特に最後の章である「実践で役立つ!儲けるための9の知恵」では、株価が動く理由や株で儲けるチャンスなど、初心者が気付きづらい株の本質について解説してありとても参考になります。
おすすめポイント
- この一冊で株で必要な知識が身につく
- 図解や実例が多くイメージしやすい
- 実戦で役立つ知識が学べる
本を普段読まない方でも、オールカラーで視覚的にもわかりやすいところがオススメポイント。
株について勉強するときに壁となるのが、さまざまな専門用語です。
本書であれば、その用語がどういう意味なのか逐一解説が挟まれますから、着実に理解しながら勉強を進められます。
「そもそも株をやるかどうか迷っている」段階の人は、本書をザッと読むだけでも、株をやる意味・やるために必要な知識が身につくためオススメですよ。
株の正しい勉強方法は?優待・ファンダ・テクニカルそれぞれ完全ガイド
マンガでわかる最強の株入門
著者:安恒理
参考価格:1,430円(税込)
ページ数:224ページ
出版社:新星出版社
本書を読めば、株を始めるための基礎知識・見ておくべき情報源・テクニカル分析の基礎が身につきます。
概要をマンガで学び、そのうえでより詳しい解説がまとめられている構成です。
ファンダメンタルズ分析で銘柄を選び、テクニカル分析で売買タイミングを選ぶとしており、特にテクニカル分析の解説が手厚くなっています。
投資家にありがちなミスについても都度記載されるため、株での失敗を避けたい初心者にオススメです。
この本の概要
派遣切りされた主人公が、知識ゼロの状態から投資にチャレンジしていくストーリーをもとに、基礎知識について解説がまとめられている一冊です。
すべてマンガというわけではなく、漫画の割合は2割程度で、あくまで話題の導入として使われています。
まず株式投資を始めるための基礎知識として、口座開設の流れ・株で儲ける方法・注文方法がわかります。
その後、見るべき情報源として決算短信の見方や、ネット証券会社によるニュースやレポート、経済指標についての解説がまとめられています。
そうして銘柄を選ぶための知識を学んだあと、テクニカル分析による売買タイミングについて学ぶ構成です。
また信用取引についても解説されていますが、初心者にとってはリスクが高いため、あくまで理解するだけにとどめておくことをオススメします。
おすすめポイント
- 勉強に苦手意識がある人でも読みやすい
- 投資家によくある失敗を学べる
- 間違った情報の危険さがわかる
本書では、主人公がネット上の情報に踊らされて損をしてしまうなど、初心者にありがちな失敗がストーリー形式で学べます。
主人公は株で利益を出したいと思っているのに、実際に損をしてしまう流れがマンガで読めますから、「情報を鵜呑みにすることがいかに危険か」、とてもわかりやすいです。
マンガがある分、やや情報量は少ないため、あくまでも株についての前提知識を学びたい人にオススメ。
より実践的な内容については、ほかの書籍も併用していきましょう。
株勉強アプリおすすめ9選!本当に必要なアプリを厳選してご紹介
2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの 株トレ 世界一楽しい「一問一答」株の教科書
著者:窪田真之
参考価格:1,540円(税込)
ページ数:184ページ
出版社:ダイヤモンド社
クイズを解いていくことで、株で勝つための技術が身につきます。
ただ解説されるだけでなく、自分でクイズにチャレンジしながら勉強できるため、楽しく読み進められますよ。
デイトレード・スイングトレードをしたい方にとっての入門書といえる本となっています。
この本の概要
チャートを基に、儲かるのはどっちなのか一問一答が全60問収録されています。
クイズを解いた後に解説が都度挟まれているため、「勝つためのチャートの読み方」を学べます。
全6章構成になっており、売買高・移動平均線・ローソク足・チャートの節・ボリンジャーバンド・トレンド/ボックスがそれぞれメインテーマです。
損切りは速く、利益確定は遅くという教訓が繰り返し出てくるため、勝つために必要なスタンスも身につきます。
用語については必要最低限の解説しかないため、ほかの入門書で前提知識を身につけたうえで読んでいきましょう。
おすすめポイント
- 自分の理解度がわかる
- 数字が苦手でもわかりやすい
- プロのノウハウが凝縮
本で勉強するときに注意しなければならないのが、「勉強した気になる」ことです。
本書であれば、クイズ形式で読み進められますから、自分が理解できているかどうか確認できます。
チャートの形をもとに基本解説があるため、数字が苦手な方でも理解しやすいところも本書の魅力。
何回も繰り返し読むことで、チャートを読み取る力が身についていきますよ。
36年連戦連勝 伝説の株職人が教える! 株チャート図鑑
著者:相場師朗
参考価格:1,540円(税込)
ページ数:160ページ
出版社:SBクリエイティブ
株式投資を始めてみたものの、思ったより成果が出ない…。
そんな方にオススメな1冊です。
本書には、テクニカル分析をするうえで覚えておきたい、買い時・売り時のシグナルがまとめられています。
高校生向けの教材で、古典をダジャレで覚えたりことわざと絡めて覚えたりする本を思い出してみてください。
本書はそれに近いものであり、チャートの動きを覚える手助けとなる教材です。
著者はトレード歴40年の株職人である、相場師朗氏。
実際に結果を出してきたシグナルだけがまとめられているため、チャートを見てもなかなか勝ち筋が見えてこない方に特にオススメです。
この本の概要
本書では、株価の売買シグナルをわかりやすくまとめたチャート図鑑と、酒田五法の検証結果について学べます。
その一方で、著者は「何よりも練習が大事」と明言しており、ただシグナルを覚えればいいわけではないことにも気づかされます。
前半部分では酒田五法について検証しており、現代に通ずるトレンド予測の重要性が説かれていきます。
後半の株チャート図鑑では、23個もの売買シグナルが一つ一つ丁寧にイメージ図と実際のチャートとともに収録。
ローソク足のシグナル・移動平均線のシグナル・天井圏と底値圏を知るシグナルの3種類に分けて紹介されています。
著者のラジオを聞いてみると、株チャート図鑑に載っているオリジナル用語が頻繁に出てきます。
実際に著者が普段から活用している内容が、本書には書かれているのです。
著者曰く、「トレンド予測に関し、精度の高さではほかに類を見ない」。
私自身、チャートと向かい合うのがあまり楽しくなかったのですが、本書のおかげでどこに注目すればいいのかがわかり、チャートを見るのが楽しくなりました。
投資で利益を出すために本腰を入れていくのであれば、ぜひ手に取ってみてください。
おすすめポイント
- 儲かる売買シグナルがわかる
- チャートを分析する際の参考書になる
- 初心者へのアドバイスが豊富
初心者からすると「チャートは難しそう」というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし本書は初心者でも覚えやすいように、売買シグナルがかみ砕いて解説されています。
例えば上昇トレンドを示す「PPP(パンパカパーン)」。
移動平均線の並びが、上から5日・20日・60日・100日・300日線が家から順に並んでいる状態のことを指します。
航空自衛隊のブルーインパルスが並んで飛び立っているイメージで名づけられたシグナルであり、「パンパカパーン」というファンファーレが響いてきそうな幸先の良いシグナルとして解説されます。
「チャートからロウソク足を消して、移動平均線だけの設定にしておくと見つけやすい」というアドバイスがあるのも、初心者には嬉しいポイント。
こういった解説が23個分もあるため、本書を片手にチャート分析の練習をしていけば、トレード力が磨かれていきます。
楽しみながら儲けていきたい、そんな方にもオススメできるユーモアある本ですよ。
株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書
著者:足立武志
参考価格:1,870円(税込)
ページ数:264ページ
出版社:ダイヤモンド社
株の前提知識が身につき、ファンダメンタルについて学びたいときにオススメの一冊です。
プロの投資家が実践するような分析手法ではなく、知識の浅い初心者でも実践できる内容がまとめられています。
「銘柄を選んで」「購入して」「売る」までの流れをサポートしてくれますから、これさえあればファンダメンタル分析の基礎が学べます。
実際の企業それぞれの事例も多く、その四季報ページ・決算書も掲載されているため、初心者でも理解しやすいです。
四季報を読めるようになりたい方にもオススメですよ。
この本の概要
本書の構成は下記のとおりです。
- 会社四季報の読み方
- 決算短信の読み方
- 決算書の読み方
- 成長株の見つけ方
- 大失敗しないための買い方・売り方
銘柄を選ぶために必要な知識を重点的に解説し、その後実際に売買するときの注意点やタイミングの見極め方をまとめています。
会社四季報からスタートするため、四季報を片手に読み進めていくのがオススメ。
決算書の見方をまとめた入門書は多いですが、買い方・売り方にまで言及しているところが本書の特長です。
各PBR1倍を割ると割安であるという点についても、なぜ1割を割ると割安なのかまで解説してくれるため、本質を理解できます。
ただ数字を覚えるのと、本質を理解するのとでは、身につき方は大きく違いますよ。
おすすめポイント
- これ一冊で銘柄選びから売買までわかる
- 四季報や決算書の実例が掲載
- 銘柄選びに自信が持てる
ファンダメンタルの基本から、株の売買についてまで網羅されているため、この一冊で初心者は必要最低限の知識が学べます。
特に銘柄選びに自信が持てない人は、本書を読めば、何を基準に・どこに注意して選べばいいのかがわかります。
四季報は難しそう…と感じている方にもオススメできる、ファンダメンタル分析の入門書ですよ。
株初心者におすすめのYoutubeチャンネル・動画!本当に役立つ動画を厳選
まとめ
株式投資で成功するためには、毎日勉強することが重要です。
勉強のためにも、自分に合った本を見つけましょう。
今回紹介した6冊は、どれも初心者の役に立つものばかりです。
とはいえ、これを読めば誰でも株で利益を出せるようになるわけではありません。
この本たちをきっかけに、勉強や練習を積み重ねて、投資のスキルを磨いていってくださいね。
【投資のプロ厳選】ウォーレン・バフェットを知るおすすめ本9選!
著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。