株式市場の種類とは?投資初心者が知っておくべきポイントを解説

【初心者向け】投資初心者が押さえておくべきポイント

株式投資を始めるにあたり、株式市場の種類や各市場の違いについて理解することも必要な知識のひとつです。

株式市場には株式を発行する「発行市場」と、発行された株式を取引する「流通市場」の2種類があり、一般的に株式市場と呼ばれているのは流通市場の方です。
流通市場は東証一部・二部やジャスダックなどいくつかの種類があり、上場している企業の規模や種類などに特徴があります。

今回は、一般的に株式市場と呼ばれている流通市場の種類や各市場の違いについて、詳しく解説します。

この記事でわかること

  • 株式市場の種類と特徴
  • 株のトレードをしやすい市場

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目次

国内にある4つの証券取引所

日本国内における証券取引所4つあります。

東京証券取引所、札幌証券取引所、名古屋証券取引所、福岡証券取引所の4種類です。大阪証券取引所は2013年に東京証券取引所へ統合され、現在は大阪取引所となりました。

その中でも、もっともメジャーな取引所は東京証券取引所です。

東京証券取引所には第一部、第二部、マザーズ、JASDAQ(ジャスダック)のほか、TOKYO PRO Marketがあります。

TOKYO PRO Marketは、一般の投資家が関わるケースは少ないため、ここでは割愛させていただきます。

以下、東京証券取引所の主な株式市場の4つについて、ご説明しましょう。

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東証一部の特徴

東証一部にはいわゆる大企業が上場しています。そのため、値動きが比較的安定しており、出来高も多いことが最大の特徴といえます。

ニュースなどでよく見る「日経平均株価」は、東証一部上場銘柄のうち、225銘柄の平均株価をもとにした株価指標です。

東証二部と比べると東証一部は上場するための審査基準が厳しく、年間の上場料も高額です。しかし、企業にとっては、東証一部に上場することで企業の知名度・信用力が高まり、資金調達力の増加が期待できます。

2019年4月現在、東証一部に上場している企業は約2,100社です。

東証一部の審査基準 ※一部

・株主数=2,200人以上
・流通株式数=2万単位以上
・流通株式数(比率)=上場株券等の35%以上
・時価総額=250億円以上
・純資産額=10億円以上

東証二部の特徴

東証二部には業界でよく知られた中堅企業が多く上場しており、東証一部より値動きがあります。また、最初は東証二部に上場し、その後一部へ昇格する企業もあることから、成長企業を見つけて投資する投資家もいます。

2019年4月現在、東証二部に上場している企業は約500社です。

東証二部の審査基準 ※一部

・株主数=800人以上
・流通株式数=4,000単位以上
・流通株式数(比率)=上場株券等の30%以上
・時価総額=20億円以上
・純資産額=10億円以上

ジャスダック(JASDAQ)の特徴

ジャスダックはベンチャー企業向けの株式市場であり、「新興市場」と呼ばれます。
「ジャスダック・スタンダード」「ジャスダック・グロース」の2種類があります。

スタンダードとグロースの違いは、スタンダードが健全な事業経営がされていることが前提となるのに対し、グロースは成長の可能性を有していること重視される、という点です。

2019年4月現在、ジャスダックに上場している企業は約700社です。

ジャスダックの審査基準 ※一部

・株券等の分布状況=200人以上
・流通株式数=公募または売出し株式数が1,000単位以上、または上場株式数の10%いずれか多い株式数以上
・時価総額=5億円以上
・純資産額=2億円以上

マザーズの特徴

ジャスダック同様、マザーズも新興市場です。
マザーズに上場してから10年経過すると、そのままジャスダックへ上場するか東証二部へ上場を変更するか選択することが可能です。

そのため、将来的に東証一部・二部へ上場を見込む企業が上場している場合もあります。

2019年4月現在、マザーズに上場している企業は約300社です。

マザーズの審査基準 ※一部

・株券等の分布状況=200人以上
・流通株式数=2,000単位以上
・流通株式数(比率)=上場株券等の25%以上
・時価総額=10億円以上

株初心者が株トレードをしやすい市場

株式投資を始める際、初心者でも株トレードをしやすい市場としては、東証一部の市場がおすすめです。

なぜなら、値動きが比較的安定しており出来高も多い銘柄が多いので、初心者でも動きがわかりやすい銘柄が多いからです。

実際のトレードには練習を行い「株の技術」を磨くことが必要ですが、東証一部に上場している企業の中から銘柄を選択することで、リスクコントロールを行いながら株取引を行うことができるようになるでしょう。

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まとめ

  • 国内には、4つの証券取引所がある
  • 値動きが安定していて、出来高が多い銘柄で取引をする

株式市場には、それぞれ特徴があることを見てきました。
その中でも、株式投資で安定した利益を狙うのであれば、東証一部の銘柄がおすすめです。

銘柄の選定方法について詳しくは、「初心者におすすめの株の買い方とは?プロも活用する3つの基本ポイントを押さえよう」の記事をご確認ください。

投資で安定して稼いでいくためには、株価が暴騰・暴落しにくい銘柄で慎重にトレードをしていく必要があります。
まずは、過去のチャートの値動きなどで学習してから、本番に挑むことを

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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