お金の勉強のために資格を取ろうとしていませんか?
お金の勉強をしようと思ったとき、まず「どの資格を取ればいいのだろう?」と考える方は少なくありません。
FPや簿記など有名な資格は多い一方で、時間もお金もかかるため「本当に意味があるのか」が気になるところです。
本記事では、お金の勉強と資格の関係を整理しながら、目的別に「資格が必要なケース・不要なケース」を解説します。
そのうえで、FPを中心としたおすすめ資格と、資格に頼らない学び方の道筋もあわせてご紹介します。
お金の勉強が目的なら資格取得はオススメしない
結論、お金の勉強が目的なら資格取得はオススメしません。
オススメしない理由としては、「資格がなくてもお金に詳しい人はいる」からです。
もしもあなたがお金の専門家になって稼いでいきたい、というのであれば資格を取って信頼度を上げることができるでしょう。
しかし個人的にお金を増やしたい・節約したい・知らないと損することを把握しておきたい、というのであれば資格を取る必要はありません。
お金の勉強は、資格取得以外でもできます。
資格が不要なケース
まず、お金の勉強の目的が「家計管理を整えたい」「投資の基礎を知りたい」というレベルであれば、多くの場合は資格取得は必須ではありません。
理由は、家計簿のつけ方・保険の見直し・投資信託の基本などは、入門書や信頼できるWebメディアを通じて十分に学べる内容だからです。
たとえば、固定費の削減や貯蓄の仕組みづくりは、シンプルなルールを理解して実行することが中心で、資格試験で問われるような細かな制度知識まで把握しなくても行動に移せます。
また、投資の入門段階では、値動きの仕組みやリスクの考え方を押さえることが大切であり、ここでも資格で出題される専門的な計算や条文の暗記はあまり登場しません。
このようなケースでは、まず入門書や動画講座で全体像をつかみ、実際の家計や資産運用に少しずつ反映していく方が、資格取得よりもコストパフォーマンスが高くなりやすいと考えられます。
株のプロである私も資格取得の予定はない
実際、累計受講者数40万人を突破している「株塾」を運営している私たちも、特に資格取得の予定はありません。
お金の勉強は、資格を取らなくても学ぶことができるからです。
もちろん塾生の方々に資格を取ったほうがいいかと聞かれても、必要ないと答えます。
体系的に勉強するならアリ
どこから勉強していいかわからないときのきっかけとして、体系的に勉強するなら資格取得もアリです。
参考書も探しやすいですし、問題集などで知識が身についたか振り返ることができるのはメリットですね。
とはいえ、やはり資格でなければならない理由はありません。
お金について広く学べる書籍はたくさんありますし、ネット上のサイトでもお金に関する知識は十分学べます。
お金の勉強を資格で進めていくのは、そこまで優先すべき勉強方法ではないのです。
お金の勉強につながる資格一覧
お金の勉強につながる資格をまとめました。
| 名称 | 学べるお金の知識 |
|---|---|
| FP(ファイナンシャル・プランニング技能検定) | 税金・保険・年金など多岐にわたる |
| 日商簿記 | 会社の経営状況の見方 |
| 年金アドバイザー | 年金 |
| 相続アドバイザー | 相続 |
| マネーマネジメント検定 | 生活に密着したお金の知識 |
| 投資診断士 | 投資 |
| 社会保険労務士 | 雇用・社会保険・公的年金など |
| 中小企業診断士 | 中小企業の経営・経済など |
| DCプランナー(企業年金総合プランナー) | 企業年金・退職金など |
| 税理士 | 税金 |
| 公認会計士 | 会計・税金・法律など |
| 証券アナリスト | 企業財務・経済など |
| 宅地建物取引士(宅建) | 不動産 |
かなり難易度が高く、専門性も高い資格も多いです。
「お金の勉強のために」という目的であれば、あまりオススメできない資格ばかりですから、本当に必要かどうかは検討しておきたいところ。
例えば、家計管理のためにお金について勉強しようと「簿記」を選択するとしたらどうでしょうか。
簿記はあくまでも企業の経理を記録するものであり、個人レベルの場合必要のない知識が多いです。
そのため、家計管理にはあまり役に立たないといえます。
本当にお金の勉強に役立つ資格なのかどうか、参考書を購入する前によく考えてみてくださいね。
あえて資格でお金の勉強をするならFP
資格取得ではなく、お金について勉強するためなら「FP」を検討しましょう。
「FP」であれば、人生に関わるお金の知識を広く学べます。
学べるお金の知識は以下の通り。
- ライフプランニングと資金計画
- 保険制度全般
- 金融資産運用
- 税金関連
- 不動産
- 相続・事業承継
幅広いお金の知識が学べますね。
ライフプラン形成に役立つ
FPで必要になる知識があれば、人生のライフプラン形成に役立ちます。
適切な家計管理方法や資産運用の知識が得られますし、節税に関する知識も身につくからです。
年金や保険といった公的制度についても学べますから、人生に関わるお金の大部分について押さえられますよ。
個人レベルならFP3級を検討しよう
お金についての勉強をするなら、FP3級が適しています。
3級までは個人レベルのお金の知識がメインであり、2級からは中小企業に関わる内容が含まれます。
まずFP3級から勉強を始めれば、お金の知識の土台を学んでいけますよ。
内容をしっかり理解するのであれば、勉強時間は100時間程度必要です。
1日2時間勉強したとすれば、1か月半は最低でもかかると思っておきましょう。
FPを取らずに同じ内容を学ぶ方法
FPの学習内容そのものは、資格取得を目指さなくても学ぶことができます。
市販のFP3級向けテキストは、試験対策でなくとも「お金の教科書」として読み物として使える構成になっているものが多く、章ごとに興味のあるテーマだけを拾い読みすることも可能です。
また、FPで扱うテーマは、一般向けのマネー本やオンライン講座でも頻繁に取り上げられています。
たとえば、「老後資金」「保険の見直し」「住宅購入のタイミング」といったキーワードで書籍や動画を探すと、FPの範囲と重なる内容が数多く見つかります。
資格を取らずに学ぶ場合は、「FPの出題分野一覧」を参考にしながら、自分に必要なテーマをチェックリスト化し、書籍や記事で一つずつ埋めていく方法が有効です。
こうしたやり方であれば、試験勉強のプレッシャーを感じずに、自分のペースでお金の知識を増やしていくことができます。
よくある質問Q&A
Q1. お金の勉強を始めるなら、まず資格より先に何をすべきですか?
まず取り組みたいのは、「自分がどの場面でお金に困っているのか」を整理することです。
家計が赤字になりやすいのか、将来の資金計画を立てたいのか、投資を始めるために基礎を知りたいのかを明確にすると、必要な知識の範囲が自然と定まります。
テーマが定まれば、資格を取らなくても本や動画、信頼できるWeb記事などで十分に学べる内容が多いことに気づくはずです。
目的に合わせて段階的に情報を取り入れていくことが、もっとも効率的な最初の一歩になります。
Q2. FP・簿記・投資関連資格のどれを選べばいいのでしょうか?
資格にこだわらない場合は、まず入門書などで基礎をまとめて押さえ、次にアプリや動画を使って実生活に近い形で理解を深める流れが効果的です。
たとえば、書籍で得た知識を家計簿アプリで試してみたり、気になったテーマを動画で補足したりすると、知識と実践が結びつきやすくなります。
さらに、保険・税金・住宅ローンなど必要なテーマだけを少しずつ深掘りすると、自分のペースで無理なく知識を広げられます。資格より柔軟で継続しやすい方法です。
まとめ
お金の勉強と資格取得の関係は、一言で「必要」「不要」と割り切れるものではありません。家計管理や投資の基礎を身につけたいだけであれば、資格に挑戦しなくても、書籍や記事、動画などで十分に学べる内容が多くあります。
一方で、体系的に学びたい、学習のペースメーカーがほしい、将来は仕事にも活かしたい、といった目的がある場合には、FPをはじめとした資格取得が有効な選択肢になり得ます。
大切なのは、「なぜ勉強したいのか」「どんな場面でその知識を使いたいのか」をはっきりさせたうえで、資格を含めた学び方を選ぶことです。
本記事の内容を参考に、ご自身の目的に合った勉強法や資格を見極めていただければと思います。
今日からできる一歩として、まずは気になるテーマを一つ選び、短い記事や動画から触れてみることから始めてみてはいかがでしょうか。

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。







