株式投資を始めたばかりの頃は、「買った翌日に下がる」「含み益が出たらすぐ利確して伸びない」「気づけば連敗」…こんな状態になりがちです。
でも多くの場合、負けが続く理由はシンプルで、“株の勝ち方(勝てる型)”を持たずに売買していることです。
勝てたとしても偶然なら再現できず、経験値として積み上がりません。
本記事では、株で勝つための重要ポイントや株で負ける人が陥りやすい原因などを徹底解説します。
株式投資の勝ち方とは?
株式投資は、たまたま「なんとなく買ったら上がった」という勝ち方もあります。
でも、勝ち続けるためには「次も同じように判断できるやり方(=再現できるルール)」が必要です。
もしカンや雰囲気で勝てたとしても、「なぜ勝てたのか」が分からないままだと、次に同じ場面が来ても再現できず、負けが続きやすくなります。
そこで初心者がまず学ぶべきなのが、テクニカル分析です。
テクニカル分析を使いこなす
株式投資で勝つために一番重要なポイントがテクニカル分析です。
テクニカル分析は、過去の株価の値動きを株価チャートによって分析し、将来の株価の変動を予想するものです。
株価チャートは、全てのトレーダーが閲覧することが可能で、分析の精度を上げていけば株価の値動きの判断がしやすくなります。
テクニカル分析を使わずに「なんとなく」や「誰かの助言」などで売買判断をしていると、株価の値動きを予測することは難しく、勝てない要因となってしまうのです。
例えば、株価のチャートで現在株価が上昇を続けているのか、下落を続けているのかを確認します。
単にローソク足の並びが右肩上がりであれば上昇を続けていると確認できますが、本当に上昇をしているのかという確証はありません。
チャートの確認をしている期間によって、1ヵ月続いている下落の中で起きる一時的な上昇の可能性もあるのです。
そこでテクニカル分析を使うことによって、本当に上昇を続けているのかを確認できます。
テクニカル分析の中でよく使われる「移動平均線」という、ある期間の終値を線で結んだものをチャート上に表示すると、確認しやすくなります。
移動平均線については、「株価チャートはどうやって見ればいい?テクニカル分析の基本とは」の記事をご覧ください。
このように、チャートにおける上昇や下落をテクニカル分析において確認をすることによって、売買の方向性を決めてトレードをするのが「株式投資の勝ち方」の基本と言えるでしょう。
何度も検証と練習を繰り返す
テクニカル分析を使ってトレードをする上で、「何度も検証と練習を繰り返すこと」も勝つために必要なことです。
昨日覚えたテクニカル分析をいきなり使い始めたとしても、使い慣れていない分析のため判断ミスが起きてしまうかもしれません。
同じテクニカル分析を、過去のチャートで検証し、デモトレードや実際のトレードにおいてまずは100株程度で練習し、何度も使ってみることにより身に付けていくことが大切です。
一定期間の価格を平均して線として表示をする移動平均線ですが、くちばしや逆くちばしといったシグナル、移動平均線の向きや傾き、株価との位置関係なども分析をすることができるのです。
一つのテクニカル分析によって様々な使い方があり、瞬時に分析できるようになることが株式投資で技術を磨くことになります。
そのため、まずはテクニカル分析について勉強をし、検証と練習を繰り返し、技術を身に付けていくことも重要なポイントです。
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初心者におすすめの練習方法
いきなり大きな金額でトレードするのではなく、次の順番がおすすめです。
-
過去チャートで練習する(検証)
→ 「この形なら上がりやすい?」を何回も確認する -
少額で試す(小ロット・単元未満など)
→ 実際の値動きの怖さ・迷いを体験しながら慣れる -
記録をつける(なぜ買ったか/なぜ売ったか)
→ 勝ち負けの理由が言葉にできるほど上達が早くなる
株式投資で負けてしまう要因を考える
株式投資で勝つためには、勝ち方と同時に負けてしまう要因も考える必要があります。
すでに株式投資で何度もトレードをして、経験がある人なら自分の負けてしまう要因を考えることもできます。
しかし初心者だと、そもそも自分が負けてしまう要因を見つけられるほどの経験がなかったり、意識してトレードをしていないため見つけることができません。
そこで、ここからは株式投資で負けてしまう要因を紹介します。
ファンダメンタルズ分析やカンに頼っていないか
株式投資で負けてしまう要因には、ファンダメンタルズ分析やカンによるトレードに頼りすぎている場合があります。
ファンダメンタルズ分析は、経済の状況や企業の業績などから株価の上昇を予測する分析です。
例えば、企業の決算報告や新商品の開発などがありますが、大抵の情報は世間に発表された段階ではすでに株価に織り込まれていることが多いのです。
つまり、企業から投資家が情報を得た段階ではすでに株価は上昇や下落した後である可能性が高いので、そこから建玉をしたとしても勝てる可能性が高いというわけではないのです。
逆に「噂で買って事実で売る」という格言がある通り、情報を得た段階では事実となっているため高値で買ってしまい、その後株価が下がり負けてしまう要因となるのです。
それと、カンによるトレードを行ってしまうのも負けてしまう要因です。
先週から株価が下がり続けて、最安値を更新しそうなので、反発を予測して買い注文を入れる。
よくある場面のように見えますが、これは何の根拠もない単なるカンによるトレードです。
テクニカル分析によって反発のシグナルが出ていれば別ですが、最安値を更新しそうなので反発するというのはカンでしかありません。
株価の下落が続いているという事は、大きな下落の局面であり、最安値を更新する可能性は十分あります。
そのため、下落が続いている、最安値を更新しそう、というカンではなく、テクニカル分析によってきちんと反発やトレンド継続などを確認してからの取引が重要なのです。
手法が未完成の状態でトレードをしていないか
株式投資の勝ち方で、何度も検証と練習を繰り返すことが重要と紹介しましたが、結果的には「できる状態になる」ことを目指すものです。
何度も練習をすることで、株の技術を学び、トレードに生かしていくことが大切なのですが、ただ単に「知っている」だけではダメなのです。
当サイトの監修者である株歴43年のプロトレーダー「相場師朗(あいばしろう)」先生のお言葉の中で、「知っていることとできることは違う」というものがあります。
知識として学習することももちろん大事ですが、実際に自分の技術としてできるようになるには「練習」をすることがどうしても必要になるのです。
例えば、移動平均線でくちばしが確認でき、さらに相場先生の売買シグナルの「下半身」が出たとします。
しかし、長期の移動平均線は下向きのままだった場合、どう判断すればよいでしょうか?
もしこのような場面で判断が難しいとしたら、それはまだ手法が確立されていないと判断できますね。
上級トレーダーであれば、このような場面でも複数のプランを描いており、次にこのように動いたらこう建玉する、リスクヘッジをするなどストーリーを考えながらトレードをしています。
初心者の方がいきなり上級トレーダーのように複数のトレードパターンを思い描きながらトレードをするのは難しいかもしれないので、まずは自分のトレードを振り返ってみるとよいでしょう。
実際にトレードをしている時には気づきにくいことが、後から見返してみると意外とわかるものです。
「なぜここで買い玉を建ててしまったんだろう」「手仕舞いのタイミングを間違えた」
など、後から振り返ることによる気づきがあるはずです。
また、トレードの技術を磨きたいという人は、相場先生が主催する『株塾』で勉強することも検討してみてはいかがでしょうか?
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よくある質問Q&A
Q1. 株の勝ち方で一番大事なことは何ですか?
A. 再現性のあるルール(型)を作り、検証して使える状態にすることです。
運や勘に頼ると、勝っても再現できず成長しません。
Q2. 初心者はテクニカルとファンダ、どちらを優先すべき?
A. まずはテクニカルを優先してOKです。
売買のタイミングをルール化しやすく、検証・改善がしやすいからです。
ファンダは中長期の銘柄選びで活きます。
Q3. 株で勝てない人の共通点は?
A. 損切りが遅い、根拠が曖昧、手法をコロコロ変える、の3つが多いです。
特に「損切りルールなし」は連敗の原因になりやすいです。
まとめ
株の勝ち方は、特別な才能や勘ではなく「再現できる型」を作れるかどうかで決まります。
まずはテクニカル分析を軸に、トレンドの方向や買い手・売り手の勢いをチャートで確認し、エントリー前に損切りラインと許容損失を決めておきましょう。
加えて、過去チャートでの検証と小ロットでの練習を繰り返し、判断を迷わないレベルまで落とし込むことが重要です。
ニュースや噂、なんとなくの逆張りに頼らず、記録と改善を積み重ねれば、負けが続く状態から抜け出しやすくなります。
株でなかなか勝てない方は、株で勝てないのってなんで?勝てない理由と勝つための方法とはの記事でも勝てない理由についても紹介をしているので、この記事とセットで参考にしてください。

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。







