株式投資をする際に、「日経平均株価」を確認していますか?
「日経平均株価はなんとなく見ている」
「あまり意識して見てはいない」
「見てるけど、個別の株にも影響するのかな」
など、株初心者の方にはわかりにくい部分もあるかと思います。
しかし、日経平均株価を確認しておくことはトレードをする上で重要な作業です。
なぜなら、日経平均株価は多くのトレーダーが意識している指標の一つだからです。
日経平均株価を見ておくことはなぜ重要なのか、どういったことを意識しながら見ておけばいいのか、詳しく見ていきましょう。
この記事でわかること
- 日経平均と個別銘柄の動きの比較
- 個別の銘柄で勝負するときに日経平均って見たほうがいいの?
- 日経平均株価を個別銘柄で生かす際の方法
日経平均と個別銘柄の動きの比較
まず最初に、日経平均株価と個別銘柄の動きを確認してみましょう。
こちらは、2020年1月30日13時頃の日経平均株価です。
ローソク足の一番右側を見ていただくと、大きく下落していることがおわかりいただけるかと思います。
つまり、日経平均株価は大きく下げている状態ですね。
それでは、個別の銘柄はどうでしょうか?
こちらは、同時刻帯の東証一部の繊維業の株価推移です。
前日比の部分を見ていただくと、半分くらいの企業では前日よりも値上がりしている状況です。
特に、20%以上と大きく値上がりしている企業もあります。
このように、必ずしも日経平均株価が下げているから個別銘柄も下げるのかというと、そうではありません。
各銘柄の現在の状況に応じて、値上がりするものもあれば、日経平均株価と同様に下落する銘柄もあるということです。
では、個別銘柄の株価には日経平均株価は全く関係ないのでしょうか。
個別の銘柄で勝負するときに日経平均って見たほうがいいの?
結論から言うと、日経平均株価はチェックしておいた方が良いでしょう。
なぜなら、日経平均株価は全体のマーケット状況を把握する上で役に立つものだからです。
特定の業種だけ著しく下がっているケースもあれば、全体的に満遍なく下がっているケースなど様々なパターンがあります。
上記の図の繊維関連銘柄のように、そこまで影響を受けていない銘柄もありますが、ある業種では全銘柄下げているなど、何かしらのデータが見えてきます。
そうした全体感を把握した上で個別銘柄を見ていくのと、個別銘柄だけで売買戦略を立てるのでは、戦略は大きく変わってくるでしょう。
個別銘柄で強い動きをしていても、少なからず日経平均株価の影響を受ける可能性はあります。
日経平均株価のデータを活用して、今のマーケットがどのような状況にあるのかを知るための一つの道具として、使えるようにしておきましょう。
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日経平均株価を個別銘柄で生かす際の方法
日経平均株価を個別銘柄で生かす際の方法には、どのようなものがあるでしょうか。
それは、日経平均株価のトレンドと個別銘柄のトレンドを見比べてみることです。
日経平均株価が下がっているのに個別銘柄で上昇していたり下落幅が少ないような銘柄は、比較的株価上昇の勢いが強い銘柄と考えることができます。
もちろん、それだけで「この銘柄は強いから買いだ」と建玉をしてしまうのは危険ですが、様々な売買シグナルと合わせてトレードをすれば、建玉の精度を上げることができるでしょう。
当サイトの監修者である株歴37年以上のプロトレーダー「相場師朗(あいばしろう)」先生の売買シグナルなどは、かなり有効なものになります。
最も初歩的な売買シグナルとして「下半身・逆下半身」というものがあります。
詳しくは、【相場流株技術用語】下半身・逆下半身とは? 株初心者にもわかりやすく解説しますの記事をご確認ください。
こうした様々な指標を組み合わせながらトレードをしていくことにより、建玉の精度を高めていくことができます。
もし、個別銘柄の戦略で迷ってしまった際は、日経平均株価の動きも参考にしてみると、次の戦略が見えてくるかもしれませんね。
まとめ
- 日経平均株価と個別銘柄の動きは必ずしも一致しない
- 日経平均株価を確認するとマーケット全体の動きを把握しやすい
- 個別銘柄と日経平均株価両方をチェックして、売買戦略を立てる
いかがでしょうか。
今回は、日経平均株価と個別銘柄の株価がどのように動くのかや関連性についてみてきました。
日経平均株価は、あくまで日経225に採用されている企業の株価が平均的に上がったか下がったかを見るための指標です。
個別銘柄でトレードをしている人の中にはあまり意識的に見ていないという方もいらっしゃるかもしれませんが、マーケットに大きな影響を与えている日経平均株価は一つの指標として常にチェックしておくようにしましょう。
ネット証券などを活用しているようであれば、スマホアプリなどからも簡単にチェックすることができます。
大まかか株価全体の動きはどうなっているのか、その中で自分が勝負しようとしている銘柄はどのような動きをしているのかを確認していくようにしましょう。
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著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。
地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。
その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。