FXが「怖い」と感じるのは正解!初心者が大損を避けるための3つの鉄則と安全な始め方

FXは本当に怖い?初心者が知っておくべきリスクと対策

FXと聞くと「借金を背負いそう」「破産した人がいる」といった怖いイメージを持つ方も多いでしょう。

確かにFXはハイリスクな側面がありますが、その怖さの正体は「仕組みへの無知」と「感情的なトレード」にあります。

本記事では、FXが怖いと言われる理由を深掘りし、初心者が大きな損失を避け、安全に資産運用を始めるための具体的な対策を徹底解説します。

結論から言えば、リスク管理さえ徹底すればFXは決して「ギャンブル」ではありません。

FXって何?FXの基礎知識

   
目次

FXのリスク

FXのリスクには、どのようなものがあるのか見ていきましょう。

値動きの予測が困難

FXは高いレバレッジをかけることができるため、利益が出る場合は大きく稼げる「ハイリターン」ですが、損失が出る場合は大きく資産を失う可能性がある「ハイリスク」な投資です。

FXで資金を失ってしまう投資家は少なくありませんが、その大きな理由にFXの値動きを予測することがとても難しいことが挙げられるでしょう。

為替の動きは、その通貨を発行する国の経済などの状況によって動きます。

景気が良かったり経済が強い国の通貨は高くなり、景気が悪かったり政情不安を抱える国の通貨は安くなる傾向があります。

為替を変動させる経済的要素は数多くあり、それらが複雑に組み合わさって動くため、初心者が為替の動きを予測するのは非常に難しいといえるでしょう。

為替動向や金利などを分析して為替の値動きを予測する方法を「ファンダメンタルズ分析」と呼びますが、その分析には多大な時間がかかるうえ、期待する結果に結びつかないことも少なくありません。

さらにFXには世界中から様々な投資家が参加しており、様々な人間心理や思惑もチャートを動かしています。

長年のベテランを含むプロのトレーダーが多く参加するFXで、初心者がいきなり利益を上げるのは非常に難しいといえるでしょう。

FX会社の破綻リスク

FX会社は、絶対に破綻しないという保証はありません。

まれなケースではありますが、実際にFX会社が破綻したケースも過去に存在します。

2015年にスイスフランが約40%も急騰するという「スイスフランショック」が起きた時、顧客の損失をカバーしきれなくなったイギリスのFX会社が破綻しました。

もしもの場合に備えて、FX会社が破綻する可能性もあるというリスクをきちんと理解しておくことが重要です。

FX会社が投資家から預かった証拠金は、契約先の信託銀行などで管理する「信託保全」が義務付けられています。

FX会社が破綻すると、証拠金は信託管理人を通じて投資家に返還されますが、返還手続きには時間がかかる場合もあります。

証拠金だけでなくポジション中の損益や、未決済のスワップポイントなども信託保全の対象となりますが、元本を保証するものではありません。

FX会社が信託保全していないと、証拠金が保全されないことがあるので注意が必要です。

日本のFX会社は信託保全が義務付けられていますが、海外FX会社は義務付けられていないので特に注意しましょう。

初心者は株式投資・FX・不動産投資のどれをはじめるべき?

初心者が陥りやすい「大損」のパターンと回避策

FXで大損をする人には共通のパターンがあります。

それは「根拠のない自信」と「損切りの遅れ」です。投資初心者が特に注意すべきは、感情に任せたトレード、いわゆる「お祈り投資」になってしまうことです。

多くの初心者は、含み損が出たときに「いつか価格が戻るはずだ」という希望的観測でポジションを持ち続けてしまいます。

これを放置した結果、証拠金維持率が低下し、FX会社による強制ロスカット(強制決済)が発動して資産の大半を失うのです。

これを防ぐためには、「損切りルール」の徹底が不可欠です。

「資産の2%を失ったら決済する」といった明確な基準を設け、感情を排除して機械的に取引を行う必要があります。

また、最初から大金を投じるのではなく、1,000通貨以下の少額単位から練習を積み、市場の感覚を掴むことが重要です。

  • 感情のコントロール:負けを取り戻そうと無理な取引をしない

  • 損切り予約(逆指値)の活用:注文と同時に損切り設定を行い、強制ロスカットを防ぐ

  • 少額からのスタート:最初はデモトレードや低レバレッジで経験を積む

FXは「勝つこと」よりも「生き残ること」が難しい世界です。

初心者が損をする最大のポイントは、「自分の許容できる損失額を把握していないこと」にあります。

まずは、最悪の事態が起きたときにいくら失うのかを計算する癖をつけましょう。

FX会社の安全性と「信託保全」の重要性

意外と見落とされがちなのが、取引を行う「FX会社そのもの」のリスクです。

万が一、利用している会社が経営破綻した場合、預けているお金はどうなるのでしょうか。

過去には「スイスフランショック」のように、短時間で為替が暴騰・暴落した際、顧客の損失をカバーしきれなくなった海外の業者が破綻した例があります。

こうしたリスクから資産を守る仕組みが「信託保全」です。

信託保全とは、FX会社が顧客から預かった資産を自社の資産とは別に、信託銀行などで管理する仕組みのことです。

日本の金融庁に登録されているFX会社は、この信託保全が義務付けられており、万が一会社が倒産しても、預けていた証拠金は原則として返還されます。

  • 国内FX会社

    • 金融庁の認可を受けており、全額信託保全が義務付けられているため安全性が高い

  • 海外FX会社

    • 高いレバレッジが魅力だが、信託保全が不透明なケースが多く、出金拒否のリスクも懸念される

  • 業者の財務状況

    • 定期的に公開される自己資本規制比率を確認することも有効な手段

「レバレッジ数百倍」といった甘い言葉に誘われて、実態の不明な海外業者を利用するのは非常に危険です。

特に初心者は、信頼と実績があり、万全のサポート体制が整った国内大手FX会社を選ぶことが、リスク管理の第一歩となります。

FXのリスクをコントロールする「テクニカル分析」の活用

FXで勝ち続けるためには、運任せではなく、過去の値動きから将来を予測する技術が必要です。

その代表的な手法が、チャート(グラフ)を読み解く「テクニカル分析」です。

経済ニュースを追うファンダメンタルズ分析は、情報量が多く初心者にはハードルが高いですが、テクニカル分析は視覚的に「買い時・売り時」を判断できます。

移動平均線やボリンジャーバンドといった指標を学ぶことで、現在の相場が上昇傾向(トレンド)なのか、停滞(レンジ)しているのかを客観的に判断できるようになります。

いきなりFXでこの技術を磨くのが怖いと感じる方は、「株式投資」から入るのも一つの手です。

株式投資は、FXに比べて値動きが比較的緩やかであり、企業の業績という目に見える指標があります。

株式投資でテクニカル分析の基礎を学び、利益を出す感覚を掴んでから、そのスキルをFXに応用するというステップアップは非常に合理的です。

  • チャート分析の習得:感覚ではなく、過去のデータに基づいた根拠を持つ

  • まずは株で練習:投資の基本を学び、テクニカル分析の有効性を確認する

  • マルチタイムフレーム分析:短い時間の動きだけでなく、長いスパンのトレンドを把握する

投資のスキルは一生ものです。

最初は「FXは怖い」と感じていても、分析手法を学び、自分の勝ちパターンを確立できれば、それは「コントロール可能なリスク」へと変わっていきます。

FX初心者のためのQ&A

Q1. FXで借金を背負うことはありますか?

A. 原則として、証拠金以上の損失が出ないよう「ロスカット」という仕組みがありますが、相場の急変時にはロスカットが間に合わず、預けた金額以上の損失(追証)が発生する可能性がゼロではありません。

これを防ぐには、低レバレッジで運用することが最も有効です。

Q2. 初心者はいくらから始めるのが理想ですか?

A. 最近では数百円から取引できるFX会社もありますが、余裕を持って練習するなら「5万円〜10万円」程度から、最小単位(1,000通貨以下)で始めるのがおすすめです。

生活費には絶対に手をつけないようにしましょう。

Q3. デモトレードは意味がありますか?

A. ツールの操作方法を覚えるのには最適です。

ただし、自分のお金が動かないため「緊張感」が欠け、無茶な取引をしがちになります。

操作に慣れたら、少額でいいので本番環境での取引に移行し、メンタル面を鍛えるのが上達への近道です。

まとめ

FXの主なリスクについてご紹介しました。

FXは高いレバレッジをかけられるため、損失を出してしまった場合に大きく資金を失ってしまう可能性があるハイリスクな投資方法です。

為替の動きは様々な経済的要因が複雑に絡み合い、初心者が予測するのは非常に困難です。

ただし為替の水準を時系列であらわしたチャートを活用して値動きを予測する「テクニカル分析」を習得すれば、FXで利益を上げられるようになる可能性があります。

テクニカル分析は株式投資でも使われるもので、より初心者向きである株式投資でテクニカル分析を練習するのもひとつの方法です。

また世界的に大きな事件などがあると為替が非常に大きく変動し、最悪の場合はFX会社が破綻してしまうこともあります。

いざという場合に備えて、FX会社の破綻リスクも頭に入れておく必要があるでしょう。

特に、日本のFX会社には義務付けられている信託保全が、一部のトレーダーから人気を集める「海外FX」の会社には義務付けられていないため注意が必要です。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

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この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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