ゲーマーこそ株に強い!?ゲームと株式投資の意外な共通点を解説

【ゲーマーは株に向いているのか?】ゲームと過分関係を徹底分析

近年、家庭用の据え置き型ゲーム機だけではなく、スマートフォンでも気軽にアプリやオンラインゲームを楽しめるようになり、ゲームを日頃から楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。

株式投資も、しばしば「マネーゲーム」と呼ばれることがあります。

ゲーマーの方が、いざ株式投資を始めようという時に、

「マネーゲームとも言われるからには、ゲームと株は何か共通点があるのかな?」
「ゲーマーは株に向いているのかな?」

とふと疑問に思われた方もいるかもしれません。

はたして、ゲーマーは株に向いていると言えるのでしょうか?

今回は、ゲームと株の共通項を探りつつ、本当にゲーマーは株に向いているのか考察します。

この記事でわかること

  • ゲーマーが株に向いている理由
  • ゲームのように株を楽しむ方法

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目次

ゲーマーが株に向いている理由

優れたゲーマーが持っているいくつかのスキルは、株式投資で活かすことができます。

その共通するスキルについて詳しく見ていきましょう。

ルールをしっかり理解する

ゲームと株式投資に共通するスキルの1つ目は、ルールをしっかりと理解するスキルです。

株式投資では、証券取引所のあいている平日のみ取引ができる、購入できる株の単位は100株から、など様々なルールがあります。

また、ルールとして明示されていなくとも、暗黙となっているパターンも数多くあります。

例えば、決算発表の直後はその内容によって株価が大きく上がったり、逆に下がったりすることがあるため、トレードする際は注意が必要です。

こういったルールを知らないと、なんとなく思いついたタイミングで株を買ってしまい、大きな損失を出してしまうこともあります。

ゲームにおいても、たとえばポーカーならばポーカーの「役」などのルールを熟知していないと勝つことは難しいでしょう。

ルールを理解することが重要という点は、ゲームも株式投資も同じです。

その点から、ゲーマーがルールを理解する力に長けていれば、株式投資でも成功できる確率はより高くなると考えられます。

心理的な戦略、分析に長けている

ゲームと株式投資に共通するスキルの2つ目は、心理的な戦略に長けているということです。

アメリカの著名な経済学者、ケインズは「株式投資とは美人コンテストである」という名言を残しました。

株価は、単純に業績が良ければ上がるというものではなく、株式市場の中で様々な思惑を巻き込みながら、株価の上げ下げを繰り返しています。

例えば、決算発表で前年を大きく上回る好業績が発表されたとしても、それが投資家の間で事前に予想されていた業績よりも悪ければ、投資家達は失望し株価が下がることもあります。

自分の好みだけではなく、株式市場を先回りして読むことが大切なのです。

また、優れたゲーマーは分析力にも長けています。

そのスキルは株式投資における「テクニカル分析」でも活かすことができます。

株価の動きを予測するために見る「チャート」の動きを、ゲーマーであれば楽しみながら分析することができるでしょう。

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ゲームのように株を楽しむ方法

ゲームが好きな人は、ぜひ株式投資もゲームを攻略するようなイメージで楽しみましょう。

ゲームを始める前には、ルールの説明が必ずあります。

株式投資でも同じように、まずは株のルールをしっかりと学びましょう。

おなじみのRPG「ドラゴンクエスト」では、ゲームのキャラクターがヨロイや盾、魔法など、さまざまな武器を身につけて戦闘力や防御力を高め、レベルアップしていきますね。

株式投資でも同じように、株に関する知識を身につけていくことで、着実にレベルアップしていくことができるでしょう。

値上がりしそうな株を他の投資家よりも先に見抜き、ゲームの先制攻撃のようにいち早く株を買うことができれば、大きな利益を上げられる可能性があります。

インテクのサイトでも、さまざまな株に関する解説の記事をご用意しておりますので、ぜひお役に立てていただければと思います。

ゲームでは、心理的な駆け引きも面白い要素のひとつです。

一時期大きなブームとなり、今も根強いファンが多いゲーム「人狼」はまさに心理ゲームです。

心理的な戦略というと、持って生まれた才能がないとダメなのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、近年投資家心理を説明できる「行動ファイナンス」という理論が注目を集めています。

2002年に経済学賞を受賞したプリンストン大学の教授「ダニエル・カーネマン氏」がこの理論の草分けとして有名ですが、

これまで「人間はつねに合理的に行動する」、「利益を最大化する選択をする」と考えられてきました。

しかし実際にはその時の感情によって、合理的な判断をできないこともあります。

人間の心理を軸として、人間の経済活動や投資活動を考えていく理論というのが、「行動ファイナンス」です。

たとえば、映画館に映画を観に行って、開始10分で、「この映画はものすごくつまらない」と思ったとします。

つまらない映画を最後まで見ることは時間の無駄です。

しかし、人は「映画代1800円も払ったのだから最後まで観ないともったいない」と思ってしまうことがあります。

これは行動ファイナンスでは「サンクコスト効果」と言われます。

サンクコストとは日本語では埋没費用といい、戻ってこない費用のことです。

上の例でも、すでに支払ってしまった費用や時間のことを考えると、その後の意思決定を合理的に行えない心理効果がおわかりいただけると思います。

これは株式投資においてもみられる効果です。

購入した株がどんどん下がっていくのを見て、早めに売却して損失を最小限に食い止める方が合理的なのに、売却(損切り)ができないということはよくあります。

その株を購入するための費用や、分析のために費やした時間が無駄になってしまうと思うと後に引けなくなってしまうのです。

そうならないためには、ゲーマーのスキルを活用して、事前にしっかりとレベルアップしてから株式投資をすることで、利益を上げていくことができるようになるでしょう。

株式投資の実際の勉強方法については、下記記事をご覧ください。

株の勉強は絶対にやるべき!オススメ勉強ステップや失敗しないためのコツ

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まとめ

  • 優れたゲーマーは、ルールを理解する力や、心理的な戦略に長けており、株でもそのスキルを活かすことができる。
  • ゲームを攻略するように株について学ぶことで、楽しんで株式投資ができる。

いかがだったでしょうか?

優れたゲーマーは、ルールを理解する力や、心理的な戦略に長けているといったスキルを、株式投資に活かすことができます。

株式投資を始めるにあたっては、株のルールをしっかりと理解し、また、正しい知識をもとに技術を磨き、レベルアップしていくことが大事です。

ゲームを攻略するように株式投資について学び、楽しみながら株の技術を身に付けていきましょう。

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この記事の監修者

監修者プロフィール

トレード歴40年の株職人。“株匠” を目指している。
20歳で株の売買を始めてから20年間、
「日本郵船」1銘柄のみの「売り」「買い」に集中、大きな利益を重ねる。
その後、宮本武蔵が洞窟に籠もるかの如く、チャートと建玉の研究に没頭する。

現在も、チャートと建玉の操作のトレード手法をさらに極めるべく精進を重ねており、
日本株、米国株、イタリア指数、イギリス指数、ユーロ指数、金、原油、コーン、FXなど、
どの市場でも大きな利益を生み出している。

ラジオNIKKEI「相場師朗の株は技術だ!」でキャスターを務める。
東京証券取引所北浜投資塾講師、日本経済新聞社お金の学校講師。

この記事を書いた人

著者プロフィール
根本 卓(株塾・インテク運営責任者)
1年間勉強・練習後に2013年から株式投資を運用資金30万円から開始。

地道に続け、7年後に月500万円の利益を出せるように。

その経験を活かし、株塾サービスに反映・インテク記事を書いています。

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