借金2000万円から資産1億5000万円へ。察知能力の高さは魚釣りや飲み会に現れる?!

高沢健太氏

「勝つよりも負けないことが大事」

──借金2000万円を抱えながら、40歳で株式投資を始め、1億5000万円の資産を築いた高沢健太さん。

株、FX、CFD、オプションまで指導するスクールを運営し、多くの初心者を成功へ導いてきた“たかざわ式”の極意を語ります。

高沢健太氏高沢健太氏

プロフィール
1976年6月25日生まれ、AB型。埼玉県春日部市出身。個人投資家およびファイナンシャルプランナー。多額の借金を返済していくなかで労働収入の限界を感じ、未経験、40歳で株式投資をはじめる。「シンプル」を追求し編み出した独自の手法は、「たかざわ式」と銘打たれ、経験・知識を問わない、再現性が高い投資手法として注目される。周囲からの評価に背中を押され、2018年にスクールを開講。従来の「単純に銘柄を指し示すセミナーや情報商材」とは一線を画す。累計5000人以上(2024年1月時点)の生徒に教えるなかで、その独自の手法を応用し、株式投資だけでなくFX、CFD、日経225オプションまで指導範囲を拡大している。著書に『1億円稼ぐ空売りの極意』(ベストセラーズ)、『初心者でもザクザク儲かる!CFDかんたんトレード』(秀和システム)などがある。

目次

投資開始1年半、独学で1億5000万円に

−まずは簡単に自己紹介をお願いします。

高沢 2016年に40歳で株式投資を始め、投資9年目となります。現在はスクールで株式投資、FX、CFD、日経225オプションを教えています。

お金

−投資を始めたきっかけは何でしたか。

高沢 30歳までサラリーマンをしていたのですが、いつか会社の社長になりたいなと思っていた時にベンチャー投資の話が来て、副業でお小遣いが稼げれば良いなと思って投資をしました。しかしそれが結果的に詐欺であることが分かり、2000万円ほどの借金を抱えることになりました。
サラリーマンの給料だけでは払えない額なので、車屋や保険屋など出来高制の仕事をしながらアルバイトを掛け持ちするようになりました。約10年間、返済に追われる生活をしました。働き詰めで睡眠時間もほとんどなく、40歳近くなると身体がしんどいと感じるようになりました。
子どもが高校受験を迎えるタイミングだったこともあり、このままでは駄目だと、スマホやパソコンで稼げる方法を探し、株に行き着きました。

−株を始めてすぐに成果に繋がりましたか。

高沢 最初は投資のスクールに入ったのですが、仕手株を教えるスクールに入ってしまい、教えている内容も再現性のないものでした。独学でやるしかないと思い、3ヶ月ほどで自分のやり方を見つけて勝てるようになりました。2016年10月に100万円で投資を始めて、1年後には3500万円、2018年3月には1億5000万円ほどになりました。

−なぜすぐに勝ち方を見つけられたと思われますか。

高沢 基本的に何事もコツを見つけるのが好きなんです。仕事でも、時間内にいかに効率よく仕事ができるかということを考えるのが昔から好きでした。投資ではテクニカルオンリーで、どういう形になったら上がって、どういう形になったら下がるかを徹底的に研究しました。

−投資を行う中で一番大切にされていることは何でしょうか。

高沢 勝つことより、負けないことに重点を置いています。投資においてチャンスは結構たくさんあるんですけれど、いざチャンスのときに勝負できない人が多いんです。大暴落している時というのはみんな含み損を抱えている一方で、絶好のチャンス。そこで買えるようになるためにも、負けずにチャンスをひたすら待つことが大事なのかなと思っています。

−現在のポートフォリオを教えてください。

高沢 不動産投資が70%、残りの30%で株式投資、FX、CFD、日経225オプションを行っています。

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チャートを読み解くためには株ノートが必須

−投資初心者に最初に教えられていることは何ですか。

高沢 FXのスワップ投資をお伝えしています。初めて投資をやる人は、100%投資の世界を信用している人よりも、半信半疑な人の方が多いと思います。しかも1日何十万何百万ものお金が動くということを、想像できない人が多いです。ちゃんとお金が入ってきて出金できるということを体験してもらうために、FXのスワップ投資を教えています。投資の流れを把握するのにも良いと思いますし、大きく損をすることも少ないので初心者におすすめしています。

−「負けない」ために気をつけるべきことは何でしょうか。

高沢 自分で決めたルールを破らないということだと思います。それができればそんなに大きく負けることはないのかなと思います。

チャート

−日々のニュースや政治情勢、SNSなど様々な情報に惑わされてしまうことも多いと思います。どのように情報と向き合えば良いでしょうか。

高沢 基本的には見なくて良いとお伝えしています。ただ例えば下がった時に、何が原因で下がったかを知るために情報を見ることは必要ですよね。未来は誰にも分かりませんが、チャートは少しだけ早く動いてくれる気がするので、買う前に情報を見て参考にするのではなく、買った後に上がった・下がった要因は何なのか、どういうことが起きたのかを分析し、今後の対策に活かすために情報を使うべきだと思います。

−米国株・日本株はどちらがおすすめでしょうか。

高沢 身近な日本株から始めるのが良いと思います。どんなにアメリカの経済成長が著しいと言っても雇用統計が下方修正されたように、これからどうなるかは分かりません。日本は人口減少が指摘されていますが、日本国内に滞在する人は増えていくのではないかと思います。そうなった時に無くならない企業、自分の生活において無くなると困る企業を選ぶのが大事だと思います。

−銘柄の選び方のポイントを教えてください。

高沢 プライム市場で、出来高が100〜300万株以上のものを選ぶようにお伝えしています。

−銘柄の数はどのくらい持っておくのが良いでしょうか。

高沢 ウォッチしておく銘柄はいくつあっても良いと思うのですが、実際にトレードするのは2つか3つまでと言っています。僕でも10個20個持つことはまずないです。人は手が2つしかないので、2つ以上持つなと言っています。たくさん持っていると、慌ててしまって余計なトレードしか出来ないですし、10個持っていて、10個上がるということはまずありません。であれば、2つ持っていて、どちらかが下がってもプラマイゼロにできればそれで良いと思います。

−自分のルールを見つけるために、記録をつけることも大事でしょうか。

高沢 僕は初心者の方に必ず株ノートを付けてもらうように教えています。それがしっかりとできている人は勝てています。値動きはある一定の法則に則っていて、それは各銘柄ごとに違います。それが把握できれば、そんなに勝つことは難しくないということが分かると思います。チャートにはダブルトップや逆三尊というようなチャートパターンがあるのですが、普通は見分けがつきません。僕も見えてくるようになるまで半年くらいかかりました。株ノートを付けていると段々と値動きのパターンが読めてくるようになるので、僕が勝てるようになった理由も株ノートを付けたことが大きいと思います。

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勝つためのルーティンはトイレ掃除?!「感情」ではなく「勘定」を見よ

−成果を出せる人となかなか出せない人の違いは何だと思われますか。

高沢 投資の時に、投資の自分を演じられるかどうかというのは大事だと思います。トレーダーになれるかどうか。気持ちの「感情」ではなくお金の「勘定」でチャートを見れる人が成果を出せると思います。一番分かりやすいのは、チャートを見た瞬間に上がるか下がるかを判断できるかどうか。どちらか分からない時には「上がってほしい」という感情が入りやすいです。僕はYouTubeでは基本的に一発撮りなのですが、そこで見た瞬間に答えられない銘柄や指数ではトレードしません。直感力を鍛えるというのが必要だと思います。

−損切りできない人にはどうアドバイスされますか。

高沢 明日は上がるかもと思っているのは、株を持っている人の中であなたしかいないよ、と言います。今の損が一番少ない損であって、マイナス1万円の含み損であれば、明日はマイナス5万円になっていると、自分を脅かすしかないと思います。
損切りできない人は、往々にして自分の間違いを認めたくない傾向があります。自分のエントリーポイントは間違っていないという要らないプライドや自信があるだけだと思うので、素直に間違いを認めて損切りした方が良いと思います。

−メンタルコントロールの秘訣はありますか。

高沢 何を求めて投資をしているのかを明らかにした方が良いと思います。刺激なのか、利益なのか、どちらが欲しいのか。利益が欲しかったのに、いつの間にか刺激を追い求めてしまう人も多いです。もし利益を求めているのであれば、例えばそれが仕事だったら、刺激を求めずに上司に怒られる前に損切りすると思います。夢や目標があって投資をしているはずなので、それを確認するべきだと思います。

玄関掃除

−メンタルを整えるためにやられていることはありますか。

高沢 トイレ掃除と玄関の掃除です。トイレ掃除は素手で、出張先のホテルや旅館でもやります。なかなかできないと思う人が多いかもしれませんが、なぜできないかと言うと、いらないプライドがみんなあるんですよね。でも一番プライドを押し殺してくれているのはトイレだと思います。要らなくなったものを処理してくれていると考えると、愛おしく感じてくると思いますよ。トイレ掃除をして初めて気づくことが多いと思います。また、トイレ掃除もトレードも習慣化が大事です。習慣になっていると、やらないと違和感があります。上がる形でエントリーしないと違和感があるのと同じですよね。違和感を察知する能力はもしかしたら、トイレ掃除にあるのかもしれません。

−勝てる人の共通点は何だと思われますか。

高沢 学ぶことを怠らないことや、察知能力の高さだと思います。トレードが上手な人は、釣りが上手という自論があります。タナと言われる、魚がいる場所にちゃんと餌を落とすことができる人が多いんです。他にも、会社の飲み会で幹事をやりがちな人も、トレードが上手い傾向にありますね。誰かのお酒が空いていたり、食べ物がきていなかったりすることに気付ける人です。株もみんながどう思っているかというのが重要なので、察知能力の高さは必要だと思います。

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利確や損切りが苦手な人にもオプションがおすすめ

−今注目している業界や投資手法はありますか。

高沢 宇宙関連に注目しています。半導体関連もトレンドになっていましたが、業績と伴っていないと感じてあまり手を出さない方が良いと言っていました。宇宙は今後現実的になっていくんじゃないかなと思います。
投資手法で言うと、もっとみんなオプションをやった方が良いと思います。オプションを始めると日経平均の値動きが分かるようになりますし、多角的に株価を見れるようになります。僕のスクールでもオプションを強化してお伝えするようにしています。

−オプション投資は怖いというイメージを持たれている人もいると思いますが、どんな人におすすめでしょうか。

高沢 オプションは買いでも売りでも取引できるのですが、買いの場合はかけた金額しかマイナスになりません。銘柄を買うのに5万円必要だったら、利益が出れば10万円にも20万円にもなりますし、最悪でも5万円のマイナスで済みます。でも個別株では失敗するとどんどん金額が減ってしまいますよね。日本にはまだあまりありませんが、海外では個別の銘柄もオプションで買うことができます。120万円出さないと買えない銘柄がオプションだと2万円3万円で買えるわけです。であれば、2万円3万円しかマイナスになりません。
また、オプションは毎月締め切りがあるので、そこで自動的にストップできるというのもメリットです。それがデメリットになることもありますが、利確や損切りが苦手な人もオプションは便利だと思います。

−今後の目標について教えてください。

高沢 コミュニティとして投資以外のことをやっていけたら良いなと思います。今、僕は静岡県に住んでいるのですが、農業をやっていて、チャート以上に難しいなと感じています。経験値が必要になってくるのと、どういうものを混ぜたらいい土になるのかみたいな土のファンダメンタルズに日々格闘しています。

高沢健太氏

−個人投資家へのメッセージをお願いします。

高沢 一発逆転がある世界ではないというのをお伝えしたいです。今はNISAで長期積立投資しておけば老後も安心と書かれていることが多いですが、本質をもうちょっと見た方がいいのかなと思っています。推奨しないわけではないんですけれど、僕はNISAは「利益確定させてなんぼ」だと思っているので、利益が出たら利確していいものだと思っています。
NISAで持っていて、本当にお金が必要な時に投資した金額以上に手元に入ってこなかったら意味ないわけじゃないですか。今は、生活費を極端に抑えてまでNISAで積み立てする人もいると聞いたので、そうではなく、視点を変えてNISAを活用した方が良いかなと思います。
一発逆転ではなく、コツコツやっていくのが最終的に利益が残ると思っているので、欲張らず楽しみながら、投資をしてほしいなと思います。

高沢健太氏のYoutubeチャンネル「ざわけん / 高沢社長の学びTV」はコチラ

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