優先株式とは? 普通株式との違いや種類を解説します

こんにちは、インテク事務局です。

みなさんは「優先株式」という言葉をご存知でしょうか?

優先株式は、みなさんが普段取引している株式とは少し違った特徴を持つ株式のことです。

もし優先株式を保有する場合は、その性質についてはもちろん通常の株式との違いをしっかりと理解しておく必要がありますよね。

そこで本記事では優先株式について解説していきますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

この記事でわかること

  • 優先株式とは何か
  • 優先株式の種類
  • 優先株式と普通株式の違い

企業が発行する株式は2種類ある

優先株式についてご説明する前に、企業が発行する株式について補足説明をしておきます。

実は企業が発行する株式には「普通株式」と「種類株式」の2種類があり、一般的に「株式」というと普通株式を指すことがほとんどです。

普通株式と種類株式の違いは、株式を購入した株主が有することのできる権利内容にあります。

普通株式が有するものと違いを持たせられる権利は全部で9つあり、種類株式ならそれぞれの権利が重複して付与されたり、ある権利が制限もしくは剥奪されたりといったことが考えられます。

この種類株式の1つが、本記事で紹介する「優先株式」です。

下記で詳しく見ていきましょう。

優先株式とは

上記でも触れたとおり優先株式は種類株式の1つで、普通株式とは権利内容が異なります。

厳密には、配当金や剰余金を優先的に受け取ることができる権利が付加されている株式のことです。

トレーダーにとってはとてもうれしい権利内容のひとつと言えるのではないでしょうか。

これらの権利を与えることは企業にとっては資金の流出につながるため、代わりに優先株式の株価は高めに設定されているという特徴があります。

優先株式は全部で3種類

優先株式は、さらに3種類に分けることができます。どの種類の優先株式の株主になるかによってインカムゲインが変動するので、きちんと確認しておきましょう。

完全参加型優先株式

まず1つめは、「完全参加型」優先株式です。完全参加型優先株式の株主になると、まずは優先株式に付加されている優先的な配当金を受け取ったのちに、さらに普通株式の株主と同じ配当金を受け取ることができます。

わかりやすくいうと、優先株式の株主であり、普通株式の株主でもあるというような感じです。

また、もっともインカムゲインが多いのが、この完全参加型優先株式です。

非参加型優先株式

2つめは、「非参加型」優先株式です。

こちらは、優先株式に付加されている優先的な配当金を受け取ることはできますが、普通株式の株主と同じ配当金を受け取ることはできません。

つまり、優先株式の株主としての権利だけ有していることになります。

インカムゲイン目的での投資をするなら、場合によっては優先株式から普通株式に切り替えることも視野にいれた方がよいかもしれません。

制限参加型優先株式

最後に3つめは、「制限参加型優先株式」です。こちらは、上記でご紹介した完全参加型優先株式と非参加型優先株式の中間といった感じです。

というのも、優先株式に付加されている優先的な配当金を受け取ったのちに、普通株式に付加されている配当金を受け取ることができるのですが、この配当が一定割合に定められています。非参加型優先株式よりも、インカムゲインが多くなります。

配当金以外にも?優先株式と普通株式の違い

優先株式と普通株式の違いは、配当金の支払いの面以外にも存在します。

こちらを理解したうえで、優先株式を保有するかどうか考えてみましょう。

議決権が制限されている

1つめの違いは、議決権が制限されているという点です。

優先株式は普通株式の株主よりも優先的に配当金を受け取ることができる代わりに、議決権が制限されています。

企業の立場からすると、優先株式を発行することには優先的な配当金を支払うというコストがつきまといます。

それに加えて優先株式の株主に議決権を与えて経営に口出しされるということを避けたいのが、企業の本音だと考えらるでしょう。

上場していないことが多い

2つめは、上場していないことが多いという点です。

普通株式の場合は基本的に、上場している株式を取引することがほとんどかと思います。

しかし優先株式は上場している銘柄もあるものの、多くはマーケットで不特定多数に取引されるといったことはなく、まずは大手金融機関に割り当てることがほとんどです。

また、上記でも少し触れましたが、優先株式は普通株式よりも株価が高くなっています。

そのため、企業が経営不振となって資金調達に困ったときに、政府から公的資金を注入してもらう目的で優先株式を発行することもあります。

企業にとって配当金コストがかかる反面メリットも享受できるのが、優先株式です。

まとめ

  • 企業が発行する株式は、普通株式と優先株式の2種類
  • 優先株式では、普通株式と比べて配当金を優先的に受け取ることができる
  • 完全参加型優先株式・非参加型優先株式・制限参加型優先株式の3種類があり、普通株式の配当金を(どれくらい)受け取れるかが異なる
  • 優先株は議決権が制限されていて、上場していないことがほとんど

いかがでしたでしょうか?

本記事では、優先株式について解説してきました。

配当金を優先的に受け取ることができるため株主にとってはうれしい反面、議決権が制限されているため株主としての権利をフルに行使できない点が少しネックに感じる方もいらっしゃるかもしれません。

とはいえ、トレーダーにとって非常に重要な知識なので、ぜひ覚えておきましょう。

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