相場格言「玄人の大曲がり、素人の大当たり」とは? 株初心者にもわかりやすく解説します

こんにちは、インテク事務局です。

あなたは「ビギナーズラック」という言葉を耳にしたことはありますか?

これは、ゲームやギャンブル、スポーツの試合など幅広い分野で使われる言葉で“初心者であるゆえの幸運”を意味します。

株式投資においてもビギナーズラックが存在していて、それを示したのが本記事で紹介する相場格言「玄人の大曲がり、素人の大当たり」です。

この相場格言には、株式投資初心者の方だけでなく、ある程度投資経験のあるトレーダーの方にとっても教訓にすべき部分が含まれています。

本記事では相場格言「玄人の大曲がり、素人の大当たり」の意味や教訓、生かすべきシチュエーションについてわかりやすく解説していきます。

この記事でわかること

  • 「玄人の大曲がり、素人の大当たり」の意味と教訓
  • 格言を生かすシチュエーション

相場格言の出典

相場格言「玄人の大曲がり、素人の大当たり」の出典は、残念ながら判明していません。

ただし相場格言は、江戸時代の米相場のときを中心として生まれた株式投資における重要な言葉です。

本記事で紹介する「玄人の大曲がり、素人の大当たり」も、江戸時代に生まれ現在まで語り継がれてきた重要な心得なのでしょう。

格言の意味とその教訓

次に、相場格言「玄人の大曲がり、素人の大当たり」の気になる意味とその教訓についてご説明していきます。

ここでの「玄人」とはベテランの株式トレーダーのようなもので、長年株式投資をおこなって培ってきた豊富な知識や経験を持っている人物を表しています。

一方で「素人」とは、まだ株式投資を始めたばかりで知識が浅く投資についてはまだ勉強中といった人物を表しています。

みなさんは、株式投資において大きな利益を出すことができて有利なのは、玄人と素人どちらだと思いますか?

多くの方が「玄人」と答えるのではないでしょうか。

たしかに株式投資に関する知識があるのとまったくないのとでは、知識があった方がもちろん有利です。

しかし、実際のトレードに関してはこの限りではなく、玄人の場合経験豊富であるゆえの「先入観」によって売買の判断に支障をきたしてしまう場合もあるのです(大曲がり)。

知識や経験による先入観の有無が結果に影響を与えることがあり、とくに玄人は先入観を持ってチャートを見てしまうことが多いと考えられます。

逆に素人の場合は知識や経験が乏しいため、そういった思惑がなくても自然と型破りな行動をとってしまうことがありますが、これが返って大当たり(利益)を呼び寄せることがあります。

また、素人は知識量といった面では不安があるかもしれませんが、それが返って先入観を持たずにチャートの動きを素直に分析することに繋がります。つまり素人は、玄人が感じるであろう不安や懸念などがない分、時として幸運を手にすることができるのです。

つまり相場格言「玄人の大曲がり、素人の大当たり」は簡単に言うと、初心者(素人)に幸運が舞い込んでくることをいうビギナーズラックのたとえということになります。

また、株式投資においての素人の大当たり(ビギナーズラック)は上記のものだけではありません。

たとえば、玄人はトレードの回数を多く重ねてきただけあって、自分のトレードスタイルやルールをある程度確立できているかと思います。

ただしそのトレードスタイルが、この先ずっと通用するとは限りませんよね。

つまり、いつかは自分で確立してきたトレードスタイルを修正しなくてはならないときが来るかもしれません。

こんなとき、素人だったらどうでしょうか?

経験が浅いため初めてのことが多く、トレードスタイルを修正するというよりは、その都度学習して次に繋げていくといったシチュエーションの方が多いと考えられますよね。

玄人のように経験豊富で知識をたくさん持つことは非常にいいことなのですが、先入観や過去の経験から即座に投資判断をするのではなく、素人のような気持ちで経験だけに頼らずに状況判断をしていくことも時として大切です。

このように相場格言「玄人の大曲がり、素人の大当たり」では、素人のように先入観を持たずに本質を見ることの大切さを説いています。

格言を生かすべきシチュエーション

では、実際にこの相場格言を生かすべきシチュエーションを紹介します。

  • 確証バイアス

みなさんは「確証バイアス」という言葉をご存知でしょうか?

確証バイアスは心理学の用語なのですが、自分の考えや分析が正しいかを知ろうとするときに、その考えを優位にしたり証明となったりするようなソースばかりを集めてその逆の意見に注目できなくなることをいいます。

株式投資において生まれる確証バイアスは、知識や経験がある玄人だからこそ陥ってしまうバイアスなのではないでしょうか?

具体例としては以下のようなものがあります。

  • 買いで玉を建てているとき

考え:日経平均株価は今後上昇していくだろう

理由:中国の著しい経済成長が世界経済を支えてくれており、かつアメリカの金融緩和政策によってお金が余り景気の先行きが楽観されるようになることで、トレーダーのリスク選好が高まるから

  • 売りで玉を建てているとき

考え:日経平均株価は今後下落していくだろう

理由;アメリカの金融緩和政策によってお金が余り、リスクマネーが新興国に流れ込んでいる。中国ではインフレを懸念して金融引き締めの動きも出ているから。

いかがでしょうか?

買い・売りどちらも日経平均株価の動向を判断する材料はほとんど同じなのに、解釈がまったく異なっていることがお分かりいただけたかと思います。

このように機械的にマーケットを判断してしまうのは、株式投資に慣れている玄人だからこそですよね。

どんなときも素人のような気持ちを忘れずに、株価の動向は本質を基に判断するようにしていきましょう。

まとめ

  • 相場格言「玄人の大曲がり、素人の大当たり」の出典に関しては不明
  • 知識や経験が豊富なトレーダー(玄人)は、経験があるが故に返って損失を生むこともある
  • 株式投資を始めたばかりのトレーダー(素人)は経験が少ない分、返って幸運(利益)に繋がることもある

いかがでしょうか。

本記事では相場格言「玄人の大曲がり、素人の大当たり」の意味や教訓、活かすべきシチュエーションについてご紹介してきました。

簡単にいうと、株式投資においてもビギナーズラックが存在するということを示している相場格言です。

どれだけ株式投資に慣れて経験を積んでいったとしても、先入観だけで判断せずに挑むことで、利益に繋がることもあるということを覚えておきましょう。

インテク監修 株式投資歴36年以上のプロトレーダー 相場師朗の最新情報をお届け!

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