悪材料とは? 株初心者にもわかりすく解説します

こんにちは、インテク事務局です。

「悪材料」とは、株式市場や各銘柄に悪影響を及ぼす原因になる出来事のことをいいます。

株価が下落の一因ともなり得る悪材料について理解しておくことは、株式投資をする上で大切です。

さっそく、株式投資における悪材料の意味や具体例、そしてテクニカル分析での生かし方について見ていきましょう。

テクニカル分析については、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析とは? それぞれのメリット・デメリットを解説しますの記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。

この記事でわかること

  • 悪材料の意味
  • 悪材料となるニュースの文言例
  • 悪材料出現時のテクニカル分析におけるメリット

株式投資における悪材料って?

まずは株式投資における「悪材料」が具体的にどういうものを表しているのかについて、ご説明していきます。

悪材料とは株式投資においていうと、株式市場に悪い影響を及ぼす可能性があるニュースや指標のことをいいます。

「弱材料」、「売り材料」と呼ばれることもあるので覚えておきましょう。

また、悪材料がすべて出尽くして株価が反騰し始めることを「悪材料出尽くし」と表現したりもします。

株価の下落がすべて悪材料によるものというわけではありませんが、あくまでも一因として悪材料は株価に影響を及ぼしているといえます。

その影響は、好景気が続いている場合にでも一時的に株価を下落させることがあるなど、決して小さいものではありません。

また、悪材料は悪い影響を与えるだけではありません。

たとえばある銘柄にとって決定的な悪材料が出たのに株価にまったく悪影響がなく、もはや上昇傾向が続いている場合はどうでしょうか?

この場合は悪影響うんぬんよりもその銘柄の株価上昇の強さを再確認することができるため、投資対象としての人気が高まりそれがさらなる株価上昇を呼ぶでしょう。

ほかにも代表的な材料となりうるものの1つに「経済指標」があります。

経済指標とは国の公的機関が発表する経済状況を構成する物価・金利・景気・貿易などを数値化したもので、現状はもちろん過去からの変化を把握するために利用されます。

経済指標とは突発的に発表されるニュースなどとは違い発表日時があらかじめわかっているため、予想値が出回っていたとしても「本当の数値が発表されるまで待ってから売買判断をしよう」と待つトレーダーも多いです。

そのため、そのような経済指標が発表される直前には相場の変動が小さくなることもあります。

経済指標が発表されるまで売買の動きを止めるトレーダーが多いということはその分発表された直後の反動が大きくなるので、悪材料となる経済指標が発表された場合には大きく株価が下落する可能性があるのです。

このように、トレーダーは売買判断における重要な材料の1つとして悪材料には耳を傾けています。

悪材料になりやすいニュースにはどんなものがある?

では、具体的に悪材料とはどのようなものがあるのでしょうか?

ここでは悪材料として捉えられやすいニュースの例をご紹介します。

ただし、“悪材料ではあるけれど思ったよりは悪くなかった”という場合には例外として逆に株価上昇の要因となることもあります。ご注意ください。

  • ○月期の最終利益を△%下方修正
  • ○月期の最終損益を△万円の黒字との予想→×円の赤字に下方修正
  • ○月の経常利益は△%減益
  • ○月の計上を赤字拡大に修正
  • ○月期に債務超過となり、上場廃止にかかわる猶予期間入り銘柄に
  • ○○の自主回収を発表
  • ○年間の売上高水増しが発覚
  • 不適切な会計処理があったことが発覚し、財務諸表を訂正
  • 売上高が○%減
  • ○○(製品)に不具合があることが発覚
  • ○○(製品)の売れ行きが不振
  • ○○との契約を解除した
  • ○○(代表取締役や役員など)が△罪で逮捕
  • 販売台数が予想を大きく下回った
  • ○○(事業・試験・計画など)を中止した
  • 大株主が株を手放すことを発表

上記のいずれかが発表されたら必ず株価が下落すると言い切れるわけではありませんが、悪材料の例としてぜひ参考にしてみてください。

悪材料出現時におけるテクニカル分析のメリット

悪材料と聞くと、ニュースや経済指標が対象となるのでテクニカル分析をメインとしている方にとっては関係のないことと思うかもしれません。

たしかにニュースや経済指標は、どちらかというとファンダメンタルズ分析に活かすべき要素というイメージが強いですよね。

ただし、テクニカル分析をメインとしている方でも悪材料は決して無視していい要素ではありません。

実は悪材料が出現したときにこそ感じられる、テクニカル分析のメリットがあります。

以下で1つずつご紹介していきますね。

  • テクニカル分析は短期的な予測に強い

テクニカル分析の大きなメリットは、短期的なマーケット予測に力を発揮しやすいという点です。

ファンダメンタルズ分析は、企業の実際の実力を把握したうえで財務諸表を読み込んだり経営指標を参考にしたりして割安感・割高感を判断するため、少し時間を要する分析手法であるといえます。

一方でテクニカル分析は、トレーダーの心理が反映されるチャートを見て分析をおこなうため、ほとんどリアルタイムでのマーケット分析が可能になります。

そのため、もしある銘柄の悪材料が出たときには「悪材料が出たから多くのトレーダーが売りに出している。安値になったこのタイミングで買っておけば、楽観的なトレーダーが買いに入ることによってまた株価が戻るだろう。」とチャートを見て分析をすることができます。

トレーダーの心理が目で見てわかるのはテクニカル分析のいいところですよね。

  • プロのトレーダーと並んで戦える

テクニカル分析の2つめのメリットは、ファンダメンタルズ分析のようにプロのトレーダーと個人トレーダーに情報格差がなく、ある程度平等という点があります。

ファンダメンタルズ分析は企業の財務諸表や経営指標を分析対象としますが、プロのトレーダーのなかには個人のトレーダーが手に入れることができないようなデータを利用して分析をしている方もいます。

そのため、ファンダメンタル分析は状況下によっては不平等になってしまいます。

一方でテクニカル分析は知識さえつけていれば、プロのトレーダーとほぼ同等で戦うことが可能です。

情報格差があったとしても、全員がその悪材料が反映された同じチャートを同時に見て分析をするので、大きく不利ということはありません。

プロのトレーダーとほとんど同じ鮮度で分析をできるのが、テクニカル分析のメリットといえます。

ただし、テクニカル分析もしっかりとした技術をもとに練習を積まないと使いこなせるようにはならないので、初心者の方がトレードをする際は気をつけましょう。

まとめ

  • 悪材料とは、株価が下落する要因となる事実や出来事のこと
  • 経済指標の発表直前は、マーケットの動きが止まりやすい
  • 悪材料はファンダメンタルズ分析の要素が強いと思われるが、テクニカル分析にも非常に役立つ

いかがでしたでしょうか?

本記事では、株式投資における悪材料の意味や具体例、テクニカル分析での活かし方をご紹介しました。

悪材料が株価に必ず悪影響を及ぼすというわけではありませんが、素直に株価に反映されることももちろんあります。

そのため本記事を参考に悪材料についての知識を身に着けて、ニュースはもちろん経済指標の数値にも目を配るようにしておきましょう。

インテク監修 株式投資歴36年以上のプロトレーダー 相場師朗の最新情報をお届け!

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