株式投資に必要な証券口座の種類とは? それぞれの口座について徹底解説します。

こんにちは、インテク事務局です。

 

株式投資を始める際に、証券口座の開設が必要になります。

しかし、証券口座にはいくつか種類があり、口座開設をする前にそれぞれの特徴を把握しておくことが大切です。

証券口座の種類によって税務処理などの手続きも異なってくるので、できるだけ自分にメリットのある口座を開設をしたいですよね。

そこで今回は、証券口座の種類についてわかりやすく、かつメリットを最大に享受できるように徹底解説していきます。


この記事でわかること
 

  • 証券口座の種類(一般口座・特定口座など)や特徴
  • 各口座におけるメリット・デメリット
  • 投資初心者の方へのおすすめの証券口座

証券口座の種類

証券口座の種類は、大まかに分けて3種類あります。

一般口座、特定口座、信用取引口座の3種類です。それぞれの特徴を見ていく前に、現在利用されている証券口座の割合は、それぞれどのくらいになるかのか、楽天証券のデータをもとに見ていきましょう。


証券口座の割合(楽天証券)

(表1 楽天証券HPより当サイトにて作成)

表1は楽天証券において開設された証券口座の種類の割合を示しています。

表1によると「特定口座 源泉徴収あり」を選択している人が80%を超えているという結果になっています。

このことから特定口座の源泉徴収ありの証券口座が好まれていることが分かります。

では、なぜ特定口座(源泉徴収あり)が好まれて使われているのでしょうか?

以下、それぞれの口座の特徴を見ていきましょう。

一般口座とは

一般口座は、投資家自身で年間取引報告書を作成し、それに基づいて投資家自身で確定申告を行う必要があるものになります。

証券口座内における利益が年間で20万円以下の場合納税をしなくてもよく、税務署に行くという手間もいりません。

さらに、これから説明する特定口座では取り扱っていない商品もあります。

つまり、年間20万円以下の利益しか出さず、かつより幅広い金融商品を売買したい投資家が利用している傾向があるようです。

しかし、メリットよりもデメリットである手間の部分が大きいため、一般投資家に使われている割合が低いというデータも納得のものでしょう。


特定口座(源泉徴収なし)とは

源泉徴収なしの特定口座は、一般口座とは違い投資家自身で年間取引報告書を作成する必要はありません。

証券会社が投資家の代わりに年間損益を計算し、特定口座における年間取引報告書を交付してくれるからです。

確定申告は、それに基づいて投資家自身で行う必要があります。

したがって確定申告はご自身で行わなければなりませんが、年間取引報告書を自分で作成しなくてよい点がメリットです。

特定口座(源泉徴収なし)のメリットは、いくつかの口座でトレードをしている際に発揮されます。

たとえば、A証券でのトレードでは+30万円の利益が出ているけど、B証券では-60万円の損失が出ていたとします。

この場合、実質利益は出ておらず、30万円の損失が出ていることがわかると思います。

しかし、A証券の口座が厳選徴収ありだと、自動的に税金が徴収されるため、30万円の利益のうち約20%ほどが税金として徴収されてしまいます。

トータルでは利益が出ていないのに、税金が徴収されるという部分ではトレーダーにとっては無駄な支出となってしまう可能性があります。

このことから、複数口座で利益や損失を計算する際は、特定口座(源泉徴収なし)を使うメリットが出てきますが、一つの口座でのみ取引をする際は、あまりメリットには感じられないかもしれません。

そのほか、証券口座内における年間の利益が20万円以下であれば確定申告をする必要がない点は一般口座と同じです。

特定口座(源泉徴収あり)とは

源泉徴収ありの特定口座は、投資家自身で年間取引報告書を作成する必要はなく、さらに投資家自身で確定申告を行う必要がないものになります。

つまり、何もしなくても税務処理まで全て証券会社が行ってくれるということです。

さらに譲渡所得(配当は含まない)について証券取引以外での所得と合算されないので、国民健康保険料や扶養控除や配偶者控除を受けている人などはその課税所得額を超えなくて済みます。

しかし、証券口座内における年間の利益が20万円以下でも自動的に納税してしまうという部分は、利益が少ないトレーダーにはデメリットとなるでしょう。

特定口座(源泉徴収あり)は、株トレーダーの中でも一番使われている口座だというのは上図のデータでも見ましたが、これは確定申告などの煩わしい手続きをしなくて良い点が大きいでしょう。
また、確定申告により扶養から外れてしまうという心配もないため、主婦の方が株トレードをする際にもよく使われている口座種類になります。

20万円以上の年間利益が出るトレーダーや主婦の方であれば、特定口座(源泉徴収あり)以外の口座を開設するメリットが少ないため、最も多く口座開設をされているという理由もおわかりいただけるでしょう。

信用取引口座とは

信用取引口座は今まで見てきた口座とは異なり、信用取引のために使う口座です。

信用取引とは、現金などを担保として証券会社から担保の約3.3倍(楽天証券の場合)までのお金を借りて証券取引をすることです。

信用取引を行えることで、株トレードの幅が広げることができます。

信用取引の詳細については信用取引とは? リスクを抑えた上手な活用方法もご紹介の記事をご覧ください。

 

特定口座の源泉徴収あり・なしは変更可能(楽天証券の場合)

特定口座の源泉徴収のあり・なしは、後から変更が可能です。

株トレードで利益を上げていく際に、20万円以上の利益を得ているトレーダーは、手間を減らすために特定口座の源泉徴収ありの口座を選んでいる人がほとんどです。

後で変更も可能なので、特定口座の源泉徴収ありで口座開設をして株トレードをしていけば、余計な手間を考えずにトレードに専念しやすいと言えるでしょう。


まとめ

  • 特定口座の源泉徴収ありが多く利用されている(楽天証券の場合)
  • 源泉徴収あり・なしの違いは税務処理の手間と不必要な納税の有無
  • 特定口座は源泉徴収あり・なしは後から変更可能

いかがでしょうか?

株式投資をする上で必要な、証券口座の種類について見てきました。

株式投資で利益を上げていきたいと考えている人は、のちのちのことを考えれば、特定口座の源泉徴収ありで口座を開設することが望ましいでしょう。

ご自身の状況に応じて、適切な証券口座で株式投資が行えるようにしましょう。

インテク監修 株式投資歴36年以上のプロトレーダー 相場師朗の最新情報をお届け!