【特集記事】意外と知らない投資信託のホント①:「投信は初心者向け」は嘘?

こんにちは、インテク事務局です。

3月の特集記事では、全6回にわたって「意外と知らない投資信託のホント」について解説します。

意外と知らない投資信託のホント①:「投信は初心者向け」は嘘?

意外と知らない投資信託のホント②:手数料の罠

意外と知らない投資信託のホント③:元本割れの罠

意外と知らない投資信託のホント④:分配型の罠

意外と知らない投資信託のホント⑤:ファンド・オブ・ファンズの罠

意外と知らない投資信託のホント⑥:投信の人気ランキングの罠

「初心者向け」などと謳われ、ハードルの低さがアピールされることも多い投資信託。

しかしフタを開けてみると、その中身は意外と複雑です。

初心者が十分な理解のないまま手を出すと、大きな損失を被ってしまうこともあるので注意が必要です。

全6回の特集記事を通して、証券会社の営業マンなどの甘い言葉に惑わされずに本質を見抜ける力を養っていきましょう。

第1回となる今回は、テレビや雑誌などで聞かれることがある「投資信託は初心者向け」という言葉は本当なのか、検証していきます。

(1)「投資信託は初心者向け」と言われる理由

まず、なぜ「投資信託は初心者向け」と言われることがあるのか確認していきましょう。

よく言われる理由として、下記の3点が挙げられます。

①手間がかからない

投資信託は「毎日1千円」「毎月1万円」など定額を積立することが可能です。

初めに積立手続きをしておけば、あとは自動で積立が行われる「ほったらかし投資」ができるので、「手間がかからない」点が魅力だとされています。

そのため「投資経験のない初心者も手軽に始められる」と言われることがあります。

②少額から投資できる

投資信託は少額からの投資が可能です。

最低金額は投資信託を販売する金融機関によって異なりますが、ネット証券などでは100円から購入可能な場合もあります。

そのため「投資資金の少ない初心者も手軽に始められる」と言われることがあります。

③簡単に分散投資できる

投資の世界には「タマゴは1つのカゴに盛るな」という有名な格言があります。

投資をする際に特定の商品だけに投資するのではなく、複数の商品に投資することでリスクを分散させた方が良いという考え方です。

投資信託は、世界中に分散投資したり様々な業界に分散投資することが可能なため、「簡単に分散投資できる」と点が魅力だとされています。

そのため「分散投資のやり方がよく分からない初心者も手軽に始められる」と言われることがあります。

(2) 初心者が投資信託で失敗する理由

まず初めに、投資信託が初心者向けと言われる理由について見てきました。

「なんだか手軽に始められそう」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際に投資信託を始めて、失敗してしまう初心者は少なくありません。

なぜ初心者が投資信託で失敗してしまうのか、その理由を見ていきましょう。

①薦められるままに買ってしまう

「手間がかからない」ということは、プロに任せているから、つまり「他人任せ」とも言えます。

商品の内容を十分に理解せず、営業マンから勧められるままに投資信託商品を買ってしまい、結果的に損をしてしまうことが少なくありません。

投資信託を販売する証券会社は、主に投資信託を購入する顧客が支払う手数料から利益を得ています。

営業マンによっては、残念ながら顧客の利益よりも、より手数料の高い商品を勧めてくる人もいるのが事実です。

手数料の高い商品の代表は「アクティブ型ファンド」です。

一部のアクティブ型ファンドは、「有名なファンドマネージャーが手掛けている」、「信頼できる会社が運営している」など、アピールしやすい要素が揃っています。

そのため知識と経験の浅い初心者は、「なんだかすごく良さそう」とイメージで期待してしまうことが少なくありません。

しかし実は他の投資信託商品に比べて手数料が割高である場合も多く、手数料は証券会社の利益となり、自分の利益は目減りしてしまうというケースがあるのです。

手数料には、購入時に支払う「販売手数料」や、保有中にずっと支払い続ける「信託報酬」などあがります。

知識が不足している人は、そのように高い手数料を取られているということにすら気づけません。

②人気ランキング上位の銘柄を購入してしまう

投資信託には人気ランキングというものがあります。

販売金額、販売件数などさまざな切り口からのランキングが存在します。

自分で銘柄を選ぶ力が不足している初心者は、人気ランキング上位の銘柄を購入してしまいがちです。

「みんな買っているなら安心だろう」
「人気だからいい商品なんだろう」

そう考えて、商品の中身をよく確認せず購入してしまう初心者は少なくありません。

しかし人気ランキング上位だから儲かる商品だとは決して言えません。

上述したように、手数料の高い商品を営業マンが薦めてくることがあるため、人気ランキング上位の銘柄には手数料の高い商品がランクインしていることも多いのです。

さらに、商品の人気が高まることで、運用成績に悪影響が生じることもあります。

人気が急速に高まった商品の場合、ブームが過ぎて人気が低迷すると解約が増えることがあります。

すると運用側は、投資している資金を現金化しなくてはならなくなり、本来売却すべきではないタイミングで売却してしまい運用成績が悪化してしまうことがあるのです。

知識と経験の少ない初心者は、このような人気ランキングに潜む危険性を見抜くことは難しいでしょう。

結果的に、人気ランキング上位の銘柄を安易に購入して失敗してしまうことがあるのです。

③流行りの商品を購入してしまう

初心者が飛びついてしまいがちな投資信託の商品に「テーマ型」ファンドがあります。

テーマ型ファンドとは、特定のテーマに絞った投資を行う投資信託のことです。

時代の最先端を行く業界や業種に投資するファンドが多く、最近ではビッグデータ、AI、フィンテック、ロボット、IoTなどが挙げられます。

いわゆる「流行り」に乗った商品なので、雑誌などで取り上げられることや、営業マンが勧めてくることも多いので、魅力的に見えてつい初心者が購入してしまうことが少なくありません。

しかしテーマ型ファンドは、期待が先行し、すでに価格が割高になっているケースが多くあります。

初心者は割高な時期に購入してしまう「高値掴み」になりがちで、購入後ブームが過ぎて価格が下がり、損をしてしまうというケースが少なくないのです。

まとめ

投資信託は、「プロに任せられて手間がかからない」、「少額から投資できる」、「簡単に分散投資できる」といった理由で、初心者向けと言われることがあります。

しかし実際には、投資信託は手数料などの仕組みが複雑で、手数料の高いアクティブ型ファンドなど、初心者が気軽に手を出すのが危険な商品も少なくありません。

個別の商品を見極める力が不足している初心者は、人気ランキング上位の商品や流行の商品を購入してしまいがちです。

そのような場合、ブームが過ぎてから価格が低下し、損失を抱えてしまうこともあります。

十分な知識がないままに初心者が投資信託に手を出すと、思わぬ損失を被ることもあるので注意が必要です。

次回から、投資信託の注意点についてさらに詳しく解説していきます。

くれぐれも、郵便局や銀行、証券会社などで「初心者の方にもおすすめですよ!」などと勧められた投資信託商品に、安易に貯金をつぎ込むようなことはしないようにしましょう。

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