こんにちは、インテク事務局です。
12月の特集記事では、全5回にわたって「不動産投資」について解説します。
【特集記事】不動産投資②不動産投資のメリットとデメリット
【特集記事】不動産投資③REITって何?
【特集記事】不動産投資④不動産投資のリスクとは
【特集記事】不動産投資⑤株式投資との違いとは?長期的に資産を形成する方法
不動産投資は「株式投資」「FX」と並び、一般的な投資としてよく知られています。
FXなどハイリスク・ハイリターンな金融商品に比べて、不動産投資はミドルリスク・ミドルリターンな資産運用としても注目を集めています。
投資に興味を持たれている方の中には、不動産投資が気になっているという方も多いのではないでしょうか。
「不動産投資は他の投資とどう違うの?」
「知人が不動産投資で儲かったらしいけど、リスクはないの?」
「投資を始めるなら株式投資と不動産投資、どちらの方がいいんだろう?」
そこで今月の特集記事では、不動産投資とはどのような投資なのか、どんなメリット・デメリットやリスクがあるのか、株式投資とどちらがいいのかといった疑問をひとつずつ解消していきます。
第1回となる今回の記事では、そもそも不動産投資とは何なのか解説します。
不動産投資とは
不動産投資というと、マンションや一軒家などの不動産を購入し、それを人に貸して家賃収入を得るというイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
「大家さん」として家賃収入だけで生活する、悠々自適な暮らしに憧れを持っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし不動産投資は賃貸収入目的に限らず、将来値上がりしそうな物件を購入して、価格高騰後に売却して利益を得るといった方法もあるのです。
さらに不動産投資の投資対象は、アパートやマンション、ビル、土地のほか、店舗や駐車場など多岐にわたります。
またマンションといっても丸ごと1棟投資する場合もあれば、ワンルームマンション1部屋だけに投資するような場合もあります。
最近ロードサイドなどで目にすることが増えた「トランクルーム」や「倉庫」、「コインランドリー」そして「太陽光発電施設」なども、広い意味での不動産投資といえますね。
不動産投資とひとくちで言っても、その投資方法や投資対象となる不動産は、意外と幅広いということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
不動産投資で儲ける仕組み
続いて、不動産投資でどのように収益を上げるのか考えてみましょう。
「普通のサラリーマンが、不動産投資で億万長者になった!」というようなサクセスストーリーを目にしたことがある方もいらっしゃると思います。
不動産投資は始めれば誰でも儲かるというわけではありませんが、実際に大きく利益を上げている投資家もいます。
ではどうやって不動産投資で儲けているのでしょうか。
実は大きく分けると2つの方法があります。
それは「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」です。
まずインカムゲインとは、投資対象の資産を保有している間に得ることができる収益のことです。
一般的にイメージされるような、所有している不動産を貸し出して得られる賃貸収入がこれにあたります。
入居者がいれば、長期的に安定した定期収入を得ることができます。
一方キャピタルゲインとは、保有していた資産を売却することによって得られる売却差益のことです。
例えば1,000万円で購入した不動産を、1,500万円で売却することができれば、500万円のキャピタルゲインを得られることになります(諸費用は考慮せず)。
不動産の値上がりを予測するのはプロでも困難であるため、初心者が簡単に稼げる方法とはいえないでしょう。
ただし上手くいけば、短期間で大きな利益を上げられる場合があります。
一般的に不動産投資では、定期的に収入を得られるインカムゲインが重視される傾向があります。
長期的に安定して収入を得たいと考える投資家が多いことに加え、不動産購入にあたり金融機関からの融資に頼る場合は、ローンの返済のためインカムゲインを重視せざるを得ないという事情もあるでしょう。
まとめ
今回は不動産投資とは何か、不動産投資で儲ける仕組みについてお伝えしました。
不動産投資の投資対象は、マンションやアパートのほか、駐車場やトランクルーム、太陽光発電施設など多岐にわたります。
不動産投資で得られる収益は、主に定期的に賃貸収入を得る「インカムゲイン」と、資産の売却によって利益を得る「キャピタルゲイン」の2つがあります。
一般的に不動産投資では、長期的に安定収入を得られるインカムゲインが重視される傾向が強いです。
「サラリーマンでも不動産投資で不労収入を得られる」といった謳い文句を目にした方も多いのではないでしょうか。
不労収入を魅力に感じる方は多いと思いますが、十分な知識がないまま目先の利益に飛びついて、取り返しのつかない借金を背負ってしまう不動産投資家は少なくありません。
そのような事態を避けるためにも、不動産投資のメリットだけでなくデメリットについてもしっかりと理解しておく必要があります。
次回は不動産投資のメリットとデメリットについて詳しく解説します。