【特集記事】クラウドファンディング②ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)とは

こんにちは、インテク事務局です。

1月の特集記事では、全6回にわたって「クラウドファンディング」について解説します。

【特集記事】クラウドファンディング①クラウドファンディングって何?
【特集記事】クラウドファンディング②ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)とは
【特集記事】クラウドファンディング③株式投資型クラウドファンディングとは
【特集記事】クラウドファンディング④ファンド型クラウドファンディングとは
【特集記事】クラウドファンディング⑤詐欺はないの?クラウドファンディングのリスクとは
【特集記事】クラウドファンディング⑥株式投資との違いとは?長期的に資産を形成する方法

前回はクラウドファンディングの種類についてご紹介しました。

なかでも融資型のクラウドファンディングは「ソーシャルレンディング」という名称で、近年注目が高まっています。

「ソーシャルレンディングっていったい何?」
「どんなメリットやデメリットがあるの?」

2019年にソーシャルレンディング専門メディア「ソーシャルレンディング・ラボ」が実施した調査で、ソーシャルレンディングについて「見たことも、聞いたこともない」と答えた人が8割にのぼるなど、日本ではソーシャルレンディングはまだあまり知られていないようです。

しかし株式会社矢野経済研究所の調査によれば、日本国内の2017年度のソーシャルレンディングの市場規模は1,700億円と推計されています。

そして金額では、クラウドファンディング全体のなんと9割以上を占めているのです。

今回は注目が高まるソーシャルレンディングとはどのような投資なのか、そのメリットとデメリットについても詳しく解説します。

ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)とは

ソーシャルレンディングは、インターネットを介して、お金を借りたい企業や個人と、お金を投資したい投資家を結びつけるサービスです。

そもそも金融とは何でしょうか。

文字通り「お金を融通すること」です。

つまり、ソーシャルレンディング事業者(第三者)がプラットフォーム上で投資家からお金を集め、お金を借りたい企業や個人に貸し付けをします。

お金に余裕がある人が、お金を必要とする人に貸す(融通する)こと、まさに金融の文字通りのサービスがソーシャルレンディングとも言えるのです。

仕組みとしては、借りた企業や個人は決められた期間に一定の利息を付して返済し、返済された元本と利息が投資家に分配されるようになっています。

ソーシャルレンディング自体の歴史はまだ日が浅く、2002年にイギリスで始まった、知人間で個人間融資ができる「VirGinMoney」というサービスが原型と言われています。

2005年には、知らない人同士でも融資ができるソーシャルレンディングをイギリスのZopaが開始し、2006年以降にはアメリカで「Prosper」や「LendingClub」などのサービスが続々と展開されていきました。

日本では2008年に「Maneo」が日本初のソーシャルレンディングサービスを立ち上げたのを皮切りに、2009年からLendingClubと連携する「AQUSH」、2011年からSBIグループの「SBIソーシャルレンディング」、2013年から「クラウドバンク」など続々とサービスが介しされました。

そして現在日本国内には、20社以上のソーシャルレンディング事業者がサービスを展開しています。

ソーシャルレンディングのメリット

ソーシャルレンディングにはどのようなメリットがあるのか、大きく3つご紹介します。

1 魅力的な利回り

ソーシャルレンディングの魅力として、まずその利回りの高さが挙げられます。

日本国内のソーシャルレンディングサービスのファンドでは、低くても年率3%前後、高い場合で年率10%前後の期待利回りが提示されています。

定期預金(※)や国債などに比べるとはるかに高い利回りのため、魅力を感じる投資家が少なくないのです。

(※2021年1月現在、定期預金の利回りは0.01%~0.3%と言われている。)

2 少額から投資できる

ソーシャルレンディングは個人からお金を集めるため、投資の敷居が低く設定されています。

ほとんどのソーシャルレンディングサービスでは、1万円程度の少額から投資することができます。

なかには1円から投資できるソーシャルレンディングサービスもあるほどです。

3 投資にかかる手間が少ない

ソーシャルレンディングはオンライン上で簡単な手続きだけで始めることができ、投資にかかる手間が少なくてすみます。

いったん投資すれば、投資期間が終了するまで待つだけで、難しい専門知識は必要とされません。

もちろんリスクを避けるためには相応の知識や経験が必要ですが、忙しい人でも始めやすく続けやすい投資であるといえるでしょう。

ソーシャルレンディングのデメリット

ソーシャルレンディングのメリットについてご紹介しましたが、デメリットもあるので注意が必要です。

ここでは主なデメリットを2つご紹介します。

1 貸し倒れや元本割れのリスクがある

ソーシャルレンディングは元本保証の金融商品ではないため、元本割れのリスクがあります。

特に懸念されるリスクは、融資先の貸し倒れによって投資資金が戻ってこなくなることです。

ソーシャルレンディングのメリットとして利回りの高さを挙げましたが、それはつまり借りる側はわざわざ高い金利を払ってソーシャルレンディングを利用しているということです。

なぜ低金利の銀行ではなく、高金利のソーシャルレンディングを利用するのでしょうか。

それは何らかの理由で銀行から借りられない、または銀行からの融資だけでは必要な資金がまかなえないといった事情があるからです。

銀行から融資を断られるようなハイリスクな案件では、貸し倒れのリスクも高まるため注意が必要です。

2 途中解約ができない

ソーシャルレンディングでは、投資する案件によって3カ月程度から2~3年など、運用期間が定められています。

運用期間中は解約ができず、満期まで待たなくてはならないので、途中で現金化することはできません。

運用期間中にお金が足りなくなって困るようなことがないよう、生活資金を投入するのは避け、あくまで余裕資金で投資するなど注意が必要です。

まとめ

今回はソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)とは何か、そのメリットとデメリットについてご紹介しました。

日本ではまだ認知度の低いソーシャルレンディングですが、欧米では普及が進んでおり、国内での市場規模も急成長しています。

高い利回りに加えて、オンライン上で簡単に投資でき、ほったらかしで運用できる手軽さが人気を集めています。

ただし高金利な分、銀行が融資しないようなハイリスクな案件が扱われている可能性もあるので注意が必要です。

次回は「株式投資型クラウドファンディング」について詳しく解説します。

 

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