こんにちは、インテク事務局です。
「仮想通貨って最近話題になっているけれど、どんなものなのだろう?」
「仮想通貨で大儲けした人がいるみたいだけど、自分も仮想通貨で稼げるかな?」
「株と仮想通貨だったらどっちがいいんだろう?」
近年ニュースを騒がせている仮想通貨について、こんな風に思ったことはないでしょうか?
仮想通貨はここ数年で日本でも有名になりましたが、はたしてそれが一体どのようなものなのか、詳しく理解している人は少ないのではないでしょうか。
今回は、仮想通貨とは何か、その特徴や他の投資ジャンルと比較するとどうなのかを解説いたします。
この記事でわかること
- 仮想通貨とは何か
- 仮想通貨のメリットとデメリット
- 仮想通貨は株と比べてどうなのか
仮想通貨とは何か
仮想通貨とは、その名の通り「仮想」の「通貨」で、お札や硬貨のような実物はありません。
インターネット上にデータの形で存在し、販売所や取引所で売買ができ、円やドル、サービスなどと交換できます。
仮想通貨が使えるお店はまだ日本では少数ですが、Amazonやビックカメラなど、仮想通貨で支払いができる店は増えてきています。
仮想通貨が誕生したきっかけは、2008年にナカモトサトシと名乗る人物がインターネット上で発表した論文でした。
この論文では、仮想通貨のベースとなる「ブロックチェーン」という技術について記されていました。
日本人のような名前ですが、その正体は明らかになっていません。
この論文をきっかけに、最初の仮想通貨である「ビットコイン」が開発されました。
ビットコインが開発されてから1年後の2010年には、初めての取引所が誕生し、仮想通貨をインターネット上で売買できるようになりました。
仮想通貨のメリット・デメリット
仮想通貨を活用する際のメリット・デメリットはどのようなものがあるでしょうか?
それぞれ、見ていきましょう。
仮想通貨のメリット
通貨の違いがない
1つ目のメリットは、通貨の違いがないということです。
ドルや円やユーロ・・・世界にはたくさんの通貨があり、両替や送金には時間もお金もかかります。
しかし、仮想通貨であれば、どこの国でも両替なしで使用できるという利便性の高さがあります。
24時間365日取引可能
2つ目のメリットは、24時間365日、取引が可能であるということです。
銀行は平日の昼間しか営業していなくて不便だと感じたことはありませんか?
仮想通貨はインターネット上で、時間に関係なく送金などの取引が可能です。
投資で儲けられる可能性がある
3つ目のメリットは、投資で儲けられる可能性があることです。
仮想通貨は値動きが大きく、タイミングよく売買できれば、大きな利益を得られる可能性があります。
仮想通貨のデメリット
ハイリスク
1つ目のデメリットは、ハイリスクであるという点です。
値動きが大きい分、ハイリターンも狙えますが、その分値下がりする危険性も高く、ハイリスクな投資方法になっています。
値動きによっては、1日で数十万円価値が下がることもあり、安定した取引には向いていないと言えるでしょう。
セキュリティ面
2つ目のデメリットは、ハッキングなどセキュリティ面のリスクです。
取引所へのハッキングによって仮想通貨が盗まれたり、取引所が倒産したりといったリスクがあります。
大量のビットコインが消失したマウントゴックス社の事件や、約580億円分ものNEMという仮想通貨が盗難されたコインチェック事件などは大きく報道されました。
株式投資などであれば証券取引所によって管理されているため、安心して取引ができるでしょう。
気の休まる時間がない
三つ目のデメリットは、24時間365日取引が行われているため、投資目的で所有していると、気の休まる暇がありません。
所有している仮想通貨の価値が、寝ている間に暴落する、というリスクもあるので、常に価格変動を気にすることになってしまいます。
常に取引ができるというのは、メリットでもありますがデメリットにもなりうるということです。
仮想通貨は株と比べてどうなのか
ここまで仮想通貨のメリットとデメリットを見てきました。
仮想通貨も気になる一方で、古くから取引されている投資ジャンルでいうと株式投資があります。
仮想通貨は株と比較した場合、どうなのでしょうか。
見ていきましょう。
仮想通貨はギャンブラー向き
仮想通貨は、その値動きの激しさから株式投資よりもギャンブル性が高く、短期向きの投資といえます。
仮想通貨も株式投資も、自己資金よりも大きな金額で取引をする「レバレッジ取引」が可能です。
株式投資の場合、自己資金の最大3.3倍の金額で取引が可能です。
仮想通貨の場合、日本国内の取引所では最大25倍、海外の取引所では最大100倍もの金額で取引することができます。
仮想通貨は、そのレバレッジの大きさからギャンブラー向きの投資であるといえるでしょう。
仮想通貨は精神的に疲弊する
株式投資では、一日で株価が値動きできる上限と下限(値幅制限)が決められていますが、仮想通貨には値幅制限がありません。
また、株式投資は平日の9時から15時が取引時間と決まっていますが、仮想通貨は24時間365日取引が行われています。
寝ている間にジェットコースターのように大暴落する可能性もあるので、仮想通貨のトレーダーの中には、寝ている間に暴落したらアラームで目を覚ますように取引システム上に工夫をしている人もいます。
このような生活をずっと続けていると、精神的に疲弊してしまうでしょう。
株式投資であれば、仮想通貨よりも緩やかな値動きで、長期的に投資を続けていくことができます。
夜も取引がないので、翌日の戦略を立てた上でぐっすりと眠ることができます。
まとめ
- 仮想通貨は、世界中で使える利便性の高さがある一方、値動きが大きくハイリスク
- 仮想通貨は、24時間365日、値動きの大きな取引が行われているため、株式投資に比べギャンブラー向きで、精神的に疲弊する
いかがだったでしょうか?
仮想通貨は便利な面がある一方で、さまざまなリスクがあり、精神力も試される投資方法です。
株式投資であれば、大きな利益を狙える可能性がありながら、値幅制限や限られた取引時間のおかげで、より心穏やかに長期的に投資を続けていくことができます。
歴史を見ても株式投資の方が遥かに長く、安定している市場であると言えるでしょう。
しかし、どちらの投資にもリスクがあることはしっかりと覚えておく必要があります。
株式投資では、再現性のある「プロの技」を身に付けることにより、勝てるポイントが見つけられやすくなります。
株式投資の勉強に興味がある方は、初心者向け 株式投資の勉強の「正しい」やり方の記事をご覧ください。