こんにちは、インテク事務局です。
株式投資初心者のギモンとして、株初心者は証券アナリストや銀行の窓口などで聞いた話をもとに投資をした方が良いのではと考える人もいるのではないでしょうか。
雑誌やテレビで活躍している有名アナリストがおすすめしていた銘柄なら上がりそうな気がしますし、銀行員が進める投資信託や金融商品なら利益が得られそうに思えますよね。
しかし、アナリストや銀行員の話を参考にしてトレードを行った場合、本当にトレードで勝つことができるのでしょうか?
今回は株式投資初心者がアナリストや銀行員の話を参考にしてトレードをすべきなのかを考察していきます。
この記事でわかること
- アナリストや銀行員を参考に投資をすべきか
- アナリストや銀行員は株価を予測することができるのか?
- 株初心者が参考にすべき技術について
株初心者はアナリストや銀行員の意見を参考にトレードをした方が良い?
株式投資を始めたきっかけが「雑誌に掲載されていたアナリストの話を読んだから」「銀行で投資のパンフレットを見て、銀行員から投資を勧められた」という話を聞きます。
しかし、本当にアナリストや銀行員の意見を参考にして株のトレードで勝つことはできるのでしょうか?
基本的にトレードの参考にすべきではない
さっそくとなりますが、株初心者は雑誌やテレビに出ているアナリストや銀行員の意見を参考にしてトレードをすべきではありません。
何故なら、誰かの意見をもとにトレードを行うことは、他人の判断に任せて自分の大切な資金を投資している状態となるからです。
例えば、証券アナリストから「A株は1年以内に株価が1.5倍に上昇する」という話を聞いたとしましょう。
株を始めたばかりの初心者だと、どのような判断基準で株を買うのかを明確に決めていないため、アナリストの意見を鵜呑みにしてA株を買ってしまうかもしれません。
これはつまり、自分の判断ではなく他人の意見でトレードを行っており、投資では一番やってはいけないことなのです。
もし1年後に、このA株の株価が半減していたら、アナリストを信じて株を購入した初心者の方はどう思うでしょうか。
きっと株価が半減し資金も半減している状態を見て、アナリストの意見を参考にしたことを後悔するでしょう。
そのため、投資は必ず自己責任で行う必要があり、アナリストや銀行員の話を鵜呑みにしてトレードをするのは得策とは言えません。
銀行は自社の利益を求め、アナリストはトレードのプロではない
もう一つ、銀行員やアナリストの話をもとにトレードをしてはいけない理由があります。
それは、銀行員やアナリストはトレードのプロではないからです。
銀行員が投資を勧めてくるのは、初心者に投資で勝って利益を得てもらいたいからではなく、自社の投資商品や自社経由で投資を行ってもらうことで発生する手数料などで会社の利益を上げるためなのです。
中には本当に顧客(投資家)の利益を望む銀行員もいるかもしれませんが、大半の銀行員は投資商品販売のノルマなどがあり、多くは手数料が高く投資家に利益が出ない商品を勧めてくることがあるので気を付けましょう。
そしてアナリストの多くは、プロトレーダーではなく株価の予想を行う専門家の場合が多いです。
自分でトレードを行い利益を上げているのではなく、あくまでもアナリストとして雑誌やメディアに登場して、株価の予測を発言しているだけの人をよく見かけます。
実際にアナリストの意見を参考に投資をしてみると、予測がはずれて株価が逆に動いたり、日経平均が30,000円を超えてくるなど、少し無茶な予測を立てる人が見受けられました。
一般論として、1年後や2年後の株価を予測するのは非常に難しいと言われています。
短期中期的には予測を立てられるかもしれません。
しかし1年後の世界中で何が起きるのかも予測が難しいのに、ましてや株価の予測など当たり前のように難しいのはもうお分かりでしょう。
よって、銀行員やアナリストの1年後の予測などは当たらないと言えるのです。
株初心者は個別の売買を参考にするのではなくトレード方法を参考にしたほうが良い
銀行員やアナリストの話を参考にトレードをしてはダメなのであれば、初心者はどのようにして株のトレードを行えば良いのかと思う人もいるでしょう。
そこで初心者がトレードを行う方法の一つとして、自分の判断でトレードを行えるように、自分自身のトレード技術を学び磨くことをおすすめします。
チャートの見方やテクニカル分析を学びトレードの技術を覚える
銀行員やアナリストの多くは基本的にファンダメンタルズ要因で分析を行うことが多く、日本や世界の情勢が変わった時には簡単に予測が外れます。
ファンダメンタルズ要因では株価の予測を行うことが非常に難しく、少ない情報から株価変動の予測を立てているため、当たる確率が低くなっているのです。
そこで、投資家心理や情報がすでに織り込まれているチャートを分析するテクニカル分析が必要となります。
テクニカル分析を行うことができれば、現在までの株価の動きを分析できるようになり、現在市場全体が上昇と下降どちらに向かっているのかを確認しながら勝率の高いトレードを行えるようになります。
何よりも投資の全てはチャートに織り込まれていると言われており、そのチャートの見方を覚えて分析を行うので初心者でも株で勝てる可能性を手に入れることができるのです。
始めにも紹介しましたが、アナリストなどの意見を参考にしてトレードを行うことは、他人の意見でトレードをしていることになります。
目指すのは、自分でテクニカル分析が出来るようになり、自分の意見や判断でトレードすることです。
株式投資で勝ち続けるためには、単に個別の銘柄で株価が上がるのか下がるのかを知ることではなく、自分で銘柄を分析し株価が上がるのか下がるのかを知ることが大切なのです。
株のトレードを学ぶのであれば実戦しているプロトレーダーから学ぶべき
上記でお伝えしてきましたが、株のトレードで勝ち続けるためには自分でテクニカル分析を行えるようになる必要があります。
そのためには銀行員やアナリストの話を参考にするのではなく、実際にトレードを行い実践の中で稼いでいるプロトレーダーから学ぶのが一番と言えます。
株式市場は常に状況が変わり続ける世界でもあるため、その世界で実際に稼いでいる人が成功者であり勝者となるのです。
プロトレーダーから学ぶことができれば、直接勝つために必要な技術を学ぶことができ、自分の勝率にも直結をしてくるのでおすすめです。
当サイトは、38年以上株式投資の現場で稼ぎ続けているプロトレーダー相場師朗先生の監修のもと運営をしているため、掲載している記事を読み始めることだけでも勉強になります。
初心者にもわかりやすい内容で解説をしているので「【株技術】プロトレーダー直伝! 移動平均線を使いこなそう」から、まずは参考にするのをおすすめします。
まとめ
- アナリストや銀行員を参考にすべきではない
- 1年後の株価を予測することは非常に難しい
- 株初心者はプロトレーダーから学ぶべき
いかがでしたでしょうか。
初心者が株で上達をするためには、銀行員やアナリストの意見を参考にするのではなく、実際にトレードで稼いでいるプロトレーダーから学ぶのがおすすめです。
魚を与えてくれる人よりも、魚の釣り方を教えてくれる人から学んだ方が自分のためにもなり、株式投資では釣り方を教えてくれるのは実戦しているプロトレーダーとなるのです。
与えられた魚は一度しか食べることができませんが、釣り方を覚えればいくらでも魚を手に入れることができますよね。
株式投資では、A単に株価が上がるのか下がるのかを知る事ではなく、自分で株価が上がるのか下がるのかを分析できるようになることが大切なのです。